音楽と切り離せないミュージシャンのアイコンの一つ「ファッション」。
その中でも特徴的なスタイルを醸し出すのが「帽子」というやつでしょう。
今回は「一目見ればわかる」ロックスターの分身ともいえる帽子を種類別に紹介していきましょうぞ!
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海外ロックミュージシャンが愛用する帽子【8選】
トップハット
19世紀初頭の英国で上流階級の男性に流行した帽子です。
円筒形で高さがあり、フォーマルな装いに使用されたり、燕尾服やモーニングに合わせる正礼装用としての利用が正式な使い方。
ロックスタイルとしては長髪とブラックカラー、鋲をつば周りに打つことでハードなモードを演出。
ロゴ入りのバッチを付けたりするだけで雰囲気はかなり「ロック」になりますよ。
この帽子を愛用するミュージシャンはスラッシュ、ミックマーズ、ステーィヴィーニックス、アリスクーパーが有名。
なかでもスラッシュは「ザ・ロック・オブ・トップハット」といえる存在。
表情が見えない不気味さと革ジャン革パンツなアグレッシブなスタイルと、ロックスタイルにアレンジされたトップハットの取り合わせは唯一無二の存在感がありますね!
カウボーイハット
19世紀のアメリカのカウボーイが被ったことで有名な帽子です。
広いつばと高いクラウンが日差しや雨を防ぐ実用的なデザインで、ウェスタンブーツやデニムと合わせたアメリカンカジュアルが定番。
近年は音楽フェスやアウトドアファッションのアクセントとして人気。
音楽ファッションとの相性も良く、あちらのカントリー歌手は定番スタイルですね。
ロックスターだと、ニッキーシックス、キッドロック、アクセルローズ、ZZtopが有名。
とくにキッドロックはラフなカジュアルファッションとの組み合わせがなんともワイルドで、いかにも「ザ・無頼オブアメリカン」な雰囲気があって好きですね~
ニュースボーイハット
20世紀初頭、新聞売りの少年たちが被っていた帽子が由来。
丸みのあるクラウンと短いつばが特徴です。
ツイードやウール素材が主流で、秋冬ファッションと相性良好。
ジャケットやシャツと合わせた英国調やトラッド系のスタイルにマッチします。
ロックセレブでいえばAC/DCのブライアン・ジョンソンが代表格。
遊び心溢れたお洒落な大人の帽子、という感じがいいですね!
スクールボーイハット
名前の通り、英国の伝統的な学生帽がルーツ。
平らなクラウンと硬めの素材が特徴で、制服スタイルと共に使用されてきました。
レトロ感のあるカジュアルファッションや、モッズファッションと好相性。
中性的で知的な印象を演出できる小物として人気です。
この帽子をつけるロックミュージシャンといえば、AC/DCのアンガス・ヤング以外には見当たらないでしょう。
ベースボールキャップ
19世紀末、アメリカの野球選手用に登場した定番のスタイルです。
スポーツ以外でも定番のカジュアルアイテムですし、Tシャツやパーカー、デニムなどストリート系やアスレジャーにも相性が良く、年代問わず使いやすいのが魅力。
オン・オフ関わらず、身に着けていないロックスターはいないのではないか?というくらいにカジュアル。
なので、あえて絞るのが難しいですが、そこをあえて絞る込むとすれば、ガンズのアクセルローズが筆頭に挙げられるでしょう。
パラダイスシティやlive and let dieのビデオでも垣間見れますよ。
ベレー帽
フランスやスペインの軍用・労働帽が起源。
柔らかく丸いフォルムで、男女問わずファッションアイテムとして定着。
アート系やフレンチシックなスタイルと好相性です。
シンプルな服装に合わせるだけで個性と上品さを加えられる便利な帽子。
このスタイルで思いつくのは、サバイバーの初代ボーカリスト、デイブ・ピッカー。
アイ・オブ・ザ・タイガーのMVでも見られる「ストイックでシャープなスタイル」がベレー帽とよく合っていましたね。
ニット帽
防寒用として古くから世界各地で使用されてきた帽子です。
ウールやアクリルなどの柔らかい素材で、頭にぴったりフィット。
冬の定番アイテムで、ダウンやコート、パーカーとの相性が抜群。
カジュアルからストリートまで幅広く対応しています。
多くのミュージシャンがオン・オフで広く愛用していますが、なかでもカッコいいなと思うのが、UFOやスコーピオンズ出身のギター神マイケル・シェンカー。
ドイツ人らしい鋭い風貌とフライングVを縦横無尽に演奏しながらのニット帽姿は、なんともクール。
普段使いにも使えそうなデザインが、ファンならずとも欲しくなりますね。
バケットハット
元は漁師や兵士の帽子として使われていたワーク系ハットです。
丸いクラウンと下向きのつばが特徴で、雨除けにも最適。
90年代のストリートファッションで人気に火がつき、Tシャツやワイドパンツと合わせたラフなコーデにも最適です。
そんなストリート色が強いバケットハットを身に着けるロックミュージシャンといえば・・・・
バケットヘッド!
ケンタッキーフライドチキンのバケットボックスを頭からかぶり、操り人形のような無機質な動きでギターをかき鳴らすその姿はチキンの呪いすら感じるほど・・・
とまあ、冗談はさておき(一応、同じバケット型ですが笑)、リアルなバケットハットの愛用者で思い出すのは、ジャミロクワイのボーカル、ジェイ・ケイでしょう。
1996年にリリースされた「ヴァーチャル・インサニティー」では独創的なMVでダンスするジェイケイの頭に「ボアを施したフカフカの特大バケットハット」が確認できます。
ロックミュージシャンというよりも、ファンク系ミュージシャンですが、ここは一つ同じ「海外ミュージシャン」ということで広い心で受け取ってくださいませ。
まとめ
海外ミュージシャンが愛用する帽子特集をお送りしました。
それぞれのミュージシャンの個性を引き立てる帽子の数々。
こうやって見れば、クラシカルな歴史をもった帽子が大半ということが分かります。
そしてそれをロック風にアレンジしたミュージシャンたちの創意と工夫はまさに「温故知新」ですね。
どれか一つでも気に入った方は、ぜひともご自分のファッションスタイルに取り入れてくださればと思いますよ。

