ザ・ポリス時代から現在までシーンの第一線で活躍し続けている稀代のシンガー、スティングのマイベストソング紹介です。
スティング関連は過去記事が2009年になるので、およそ14年ぶりです。
そこまでファンというわけではなかったこともあり、それ以来取り上げることはなかったのですが、年を取るにつれてその魅力というか、曲の奥深さに感じることが多くなってきたこともあり、さらには来日公演を迎えるということもあり、久しぶりに取り上げようとなりました。
ライブの情報はツイートで取り上げていますので、こちらで確認ください。
スティング来日情報です
3/8 広島サンプラザホール
3/9 大阪城ホール
3/11・12 有明アリーナ
3/14 日本ガイシホールhttps://t.co/ZIGFx1Q0xc#スティング #スティング来日公演 #洋楽— マンダロン (@izy170) March 1, 2023
まずはスティングとの出会いと最も印象に残った楽曲について取り上げ、続けて良いなと思う楽曲を紹介していきたいと思います。
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スティングとの出会い
スティングはポリス時代にMVで見たのが初めての出会いでした。
当時は小学生で、マドンナやカルチャークラブ、マイケル・ジャクソン、デュランデュランなど、耳馴染みしやすい洋楽ポップロックにハマっていたのですが、ポリスの「シンクロニシティ」を聴いて「おお!なんだかよく分からないけど、すごい曲だ!」と意味不明ながら不思議に感銘を受けた覚えがあります(聞いたことがないタイプの歌だったので)
【ザ・ポリス】シンクロニシティで初めて知ったレゲエ風味の英国ロック
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ちょうどその頃に話題の有った映画「ブレードランナー」の影響も、MVのビジュアルとして色濃くあったのかもしれません。
それからたびたびヒットチャートで取り上げられるポリスや、ソロ活動のスティングの曲を耳にして「大人の歌だなあ」という印象を受けていました。
そんなスティングに再び感銘を受けたのが、映画「レオン」のテーマソング「シェイプ・オブ・マイ・ハート」を聴いた時。
映画がかなり衝撃的だったのと、エンディングのもの悲しいシーンに合わせて流れていたこともあって、この曲はかなりズシリと私の心に残り続けました。
哀しきレオンの最後・・・
マチルダとの永遠の別れ・・・
一瞬でも希望が見えただけに、それが打ち砕かれたときの辛さ。
でもどことなく分かっていた、レオンの宿命。
そしてあの瞬間、あの曲・・・
哀し過ぎましたね。
まだ20代前半の瑞々しい感性の時期だっただけに、このラストはガーン!ときました。
なんだか映画レオンの感想みたいになってきましたが(笑)、とにかくスティングの印象は私の中ではこのときに「良いシンガー、良い曲を書く人だ」となりました。
それからちょくちょくCDを聴いたり、ストリーミングで聞き流しをしたりして、彼の曲の「耳心地の良さ」に感銘を受けるようになりました。
ベーシストということもあって、シンプルなリズムを刻む曲が多いのも気に入った理由の一つですね。
ということで、スティングは私の中で「大人のロック&ポップを聴かせてくれる渋いシンガー」という立ち位置になっています。
スティングのマイベストソング
1・シェイプ・オブ・マイ・ハート
映画「レオン」の挿入歌です。
映画の衝撃的なラストから流れるこの歌の「もの悲しさ」に心奪われた人は多いはず。
カードゲームの「トランプ」をなぞった歌詞になっていて、様々な解釈がとれる内容になっています。
「分かっているよ、スペードは兵士の剣で、クラブは闘うための武器だってことは。ダイヤはこの見事な腕前に対する報酬なんだろ?でもな、違うんだよ。俺のハートの形とは・・」
主人公レオンが、マチルダとの出会いで変わっていった心境を想像しますよね。
スティングの少しドライな哀愁溢れるボーカルに合わせて流れるこの歌は、レオンの生涯と最期に対する鎮魂歌のようなものに思えて仕方ありません。
2・イングリッシュマン・イン・ニューヨーク
ジャジーな大人のポップソングです。
タイトルが「ニューヨークにいる英国人」とあるように、歌詞の内容も英国人がニューヨークに来て文化の違いを感じている、となっています。
実際にNYに渡った人物のことを歌詞にしたようで「よそ者」という単語が何回も出てくるところをみると、けっこう苦労したような雰囲気も出ていますね。
ジャズバーに出も流れてくるような渋い響きになっているのが素敵ですね。
BGMとして作業中に流しておきたい曲の一つです。
3・エブリ・ブレス・ユー・テイク
爽やかなメロディとハスキーなスティングのボーカルに合わせて奏でられるラブソングです。
ポリス時代の大ヒット曲で、1983年にリリースされて英米で長きにわたってチャート1位を獲得し続けています。
曲だけ聞くと「ああ、いい感じのラブソングだな。ライトなロックで爽やかなバラードになっていて、実に耳に馴染むよ」と絶賛したくなるのですが、それも歌詞を知るまで。
実はこの曲の歌詞はかなりな「ストーカーソング」になっています。
「君がつくどんな息も、行動も、約束も、歩みも逃さず、僕は見つめてる」
どうです?
かなり怖いでしょう?
実際にリリース当時はファンの間からも「ストーカーソング」と評されていたようで、けっこう不気味な意味になってますよね。
スティング自体はこの歌を歌詞そのままで作ったようで、その当時の別居中の奥さんに向かって歌ったともいわれています。
あくまで推測でどこまでがどうなのかは分からないのですが、曲に関してはすごく良いので、歌詞はスルーの方向でお願いしますす。
4・シンクロニシティ
SF的なノリのテクノ風ポップです。
小学生だった私がMTVで初めてポリスを知った曲です。
当時のスティングの風貌や、流行っていたSF映画とイメージが重なって、なんだか不思議な印象をもった記憶があります。
「シンクロ」と言っているので、何かと被っているのかなとか思ったのですが、後で歌詞を調べても「はっきりいって意味不明」です。
一部を挙げるなら「統合の原理」「知覚されない」「科学は感知せず」「因果的な結合」などなど・・(ううむ)
まあ曲は明るくていいんですよ。
これぞポリスという感じで。
でも後で出た「エブリ・ブレス・ユー・テイク」と比べるとえらい雰囲気が違うなあと。
それだけ才能の幅が広いバンドだったということですね。
5・ロクサーヌ
ポリス初期のラブソングです。
ロックバラードとまではいかないけれども、ロックのリズムで熱く「ロクサーヌへの愛」を歌い上げています。
オリジナル音源も70年代という感じで、味わい深いレトロ感を感じますね。
後に出る「シンクロニシティ」とは真逆のストレートなロックバラードで、こういうのはすごく好きです。
スティングまとめ
スティングとの出会いやポリス時代からのスティングのマイベストソング5選を紹介させてもらいました。
スティングは今や大御所になっていますが、ポリス時代は実験的な曲も多く作っていて、音楽に対する飽くなき探求心が初期のシンクロニシティからも感じとることができます。
とかなんとかいいながら「やっぱりシェイプ・オブ・マイハートが一番やで!」とのたまうミーハーな私ですので、真のファンの皆さんはご容赦くだされ。
来日公演の成功はもちろん、ライブのDVD発売も強く期待しておりますよ!
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