大ヒット上映中のディズニー映画「アナと雪の女王」の有名すぎる主題歌だ。
全世界で興行収入11、4億ドルを達成したと言われており、現在もなお上映が続いていることから、最終的な収益予想はさらに上を行きそうだ。
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アナと雪の女王とは?
もともとはアンデルセンの「雪の女王」という寓話がベースとなっており、今回はディズニーが内容を大幅に変えてのアニメ化となった。
またディズニー長編映画史上初の女性監督(ジェニファー・リー:下の写真)ということでも有名で、女性賛歌ともいえる映画の内容と、女性らしさを余すところなく表現した(顔の表情やドレスの陰影など)繊細な描写は、女性ならではの感性を生かしたものだと思われる。
また長らく不可能といわれていた氷の表現が今作で実現したことも、作品の成功に大きく寄与したともいえるだろう。(実際に映像は素晴らしかった!特に影の描写が!)
などと!
もっともらしい映画レビューをちんたら書いてきましたが、あいにくと今日の記事は映画レビューではありませぬ。
あくまで主題歌のレビューということで。
映画の成功を思い切り支えるというか半分以上は歌の力が大きいじゃねえか!と思わせる”let it go"の威力は、「みんなで歌おう!」と映画館で主題歌を歌う上映会があるということからも十分に推察することができる。
日本での大ヒットの陰には、日本版let it goを歌う松たか子の力も大きいだろう。
25か国で歌われる各国語バージョンの中でもとくに「かわいい!」「なにを言ってるか分からないけど、歌にしっくりくる」とyoutubeで世界中のレビュアーから絶賛された彼女の明瞭な日本語は、さすがにミュージカルで鍛えた声量と歌唱力によるものと、同じ日本人として何気に嬉しい(なんだか日本語を認めてもらったという感覚がする)
原曲はやはりミュージカル出身の女優イディナ・メンゼル。
アメリカ生まれ、71年生まれのベテラン中堅女優で、数々のブロードウェイミュージカルで活躍し、今作では主題歌とともに、雪の女王エルサの声も担当した。
主題歌の力は相当に映画の内容に大きな影響を与えたらしく、オリジナルでは悪役だったエルサを物語の主役の一人として描くように監督を動かしたのは、この"let it go"によるものだったというから驚きだ。
イディナ・メンゼルのほかにデミ・ロベートが主題歌を担当していて、曲を作ったアンダーソン・ロペスは「彼女の過去がエルサと似ていると思った。暗い過去を克服し、本当の自分を認めて前に進もうとする力、エルサとデミに共通しているはそこなんだ」。
まとめ
本当の自分を認めて、輝かしい未来に生きようとする女性を称えた"let it go"。
映画の内容が主題歌の持つパワーに突き動かされて方向が定まったというのは、とても面白いと感じる。
実際に歌を聞いて耳に残ったし、登場人物の豊かな表情と身の動きが歌の豊かさと重なって、すごく印象深く感じるのだ。
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