洋楽・映画の鑑賞、海外旅行、ビジネスで役立たせるための英語学習法のまとめ紹介です。
英語歴「外国語大学の英語学部卒・TOEICスコア725・観光英検2級・工業英検2級」の私が実践してきた学習法になります。
想定する読者は、
- 時間を有効に使いたい大人世代or社会人
- 学校英語は対応できるが、それ以上の「中級レベル」段階に進むための具体的な方法を知りたい
- 独学である程度のレベルまで頑張りたい
になります。
英語を学ぶ際の基本的な流れとしては、
①英語の基本的知識を身につける(中学・高校英語)
②実践的な英語表現を身につける
③外国人と話す
の3つが挙げられます。
①に関しては別記事で紹介していますので、今回は②以降の流れをメインに紹介していきたいと思います。
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実践的な読解力を短期間で身につける方法
まずは英語学習の基本になる「読む力」の学習法です。
文章を読む力は「頭の中で言葉を咀嚼して理解する力」になるだけでなく、「話す言葉」の貯金にもつながります。
とくに大人になってから外国語として英語を学ぶ際には、ネイティブスピーカーに比べて圧倒的に生の英語に接する時間が少なくなるため、短時間で効率良く「ボギャブラリーや表現力」を身に付けることができる「時短」な手段でもあります。
具体的なメリットとしては、洋楽・洋画を日本語字幕なしで理解できるベースになりますし、英語を使う仕事に就いたり部署に配属されることになれば、日々の業務の英文メールやビジネス文書の読解、ネットでの情報収集に大きく役立たせることができます。
英語を読む力は話す力よりも「趣味や仕事」で役立つ範囲が広いといえますね。
学校英語をマスターしていれば、英文を読み解く基礎力は備わっています。
その際の基本が「主語と動詞の位置関係を掴む」になります(以下の記事で詳細を解説しています)
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長文の英文読解には読み下しが最強!【スラスラ読める】
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そうした素地ができた上で、よりビジネスレベルの英語読解力を身に付けたい場合は、英米ニュースサイトのCNNやFOX,、BBCを活用することをおすすめします。
時事英語を読むことでビジネスパーソンとしての教養を身に付けることができ、なおかつ仕事に役立つ時事情勢も得られるので一石二鳥です。
金融や経済ニュースであれば、ブルームバーグやCNBCなどの金融専門ニュースサイトも良いでしょう。
より日常的な英語やエンタメよりの英語の読む力を身に付けたい場合は、洋書リーディングもおすすめですし、
難しい本が苦手であれば、英語のコミックでもOK。
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Kindle英語マンガおすすめ13選
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洋楽や洋画で気になるセリフやフレーズをチェックしている記事を書いていますので、それらを読んでもらうのも良いと思います。
これらの素材で英語を読み解いていくことで、ネイティブ環境にいることなく、効率よく語彙や表現を身に付けることが可能になる、という流れですね。
ちなみに書籍の洋書や英語ドキュメントを読む時には、ペン字型の辞書があると便利です。
英和辞典が内蔵されているペンで、ペン先で単語をなぞるだけで訳語が出てくる優れものです。
電子辞書などと合わせて以下の記事で紹介していますので、こちらも良ければチェックしてみてください。
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英語学習のサポートグッズおすすめ3選
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実践的なリスニング力・スピーキング力を短時間で向上させる方法
中学・高校レベルの英単語や英文法を身につけると、基本的な英語の知識は理解できるようになります。
ただその段階では外国人との会話にまだまだ耐えるものではありません。
あくまで「学校英語」にすぎないので、それをより実践的なものに変えていく必要があるからです。
本当はここでいきなり留学や外国人との会話に進んでも良いのですが、それだとまだまだ不完全な英語力のままなので、現地や現場で苦労することが目に見えています。
なのでもうしばらくは「独学」を続けて学校英語を「実戦英語」にチェンジしていくプロセスを頑張りましょう。
以下はそのための実践的な「リスニング」「スピーキング」練習法です。
有効なツールとして「海外の映画やドラマ、ニュースのDVD、youtube」があります。
使用する素材では「日本語字幕」「英語字幕」がついていることが必須です。
流れとしては、
①日本語字幕で映画やドラマ、ニュース動画をみる(音声は英語)
②英語字幕で再び見る(音声は英語)
③字幕なしでもう一度見る(音声は英語)
④発音を真似て口に出す
の4つになります。
これを繰り返します。
ポイントは②の「英語字幕で見る」と④の「発音を真似る」です。
英語字幕の良いところは、日本語と照らし合わせて意味が分からなかったり、気になった単語やフレーズをメモできる点です。
こうすることで「生の英語のボギャブラリー」が増えていくことになります。
学校英語では学べなかった「リアルな英語の表現集」というやつですね。
それで知識を増やしつつ、発音を真似て口に出すことで、ネイティブ話者の英語を学ぶことができます。
英語の基本的な構造は学校英語でマスターしているので、理解は早いはずですよ。
また動画の良いところは、それを使うシチュエーションを話者の表情や身振り手振りで理解できるところです。
英語表現と同時に使うべき状況・ボディランゲージも学べるので、一石三鳥です。
- 見て頭で覚える
- 真似して体で覚える
の流れですね。
この勉強法のより詳しい内容は、以下の記事でまとめています。
リスニング
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英語のリスニング力を上げる確実な方法
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シャドーイング
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「シャドーイング」で英会話の筋肉を鍛えよう!
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これ以外にも「オーディオブック」を使った練習法もあります。
オーディオブックとは、音声で聞く本のことです。
本の内容をナレーターが読んだものを「聞く」ので、字を読むのが苦手な人や、通勤や通学などの移動中、仕事や家事、運動をしながら本を読みたい人にとって「聞ける読書」として人気があります。
英語学習として利用する場合は、この洋書オーディオブックも「おすすしたい教材」の一つになります。
英語ネイティブの発音なので、リスニングとスピーキングの練習に役立つからです。
ただこちらは映像がないので「イメージしにくい」、テキストや字幕がないので「元の意味が分からない」というデメリットもあります。
なので、もとの内容を日本語であらかじめ理解しているか、聞いていても分かるレベルの英語力が必要になるかもしれません。
私は自分の好きな洋楽ミュージシャンの自伝本や、映画関連のものをよく聴いています。
これらだと好きなジャンルなので飽きずに続けられますし、内容もだいたい推測できるものがあったり、できなくても「聞き取りたい」という熱意が入るので、洋楽や洋画が好きな人にはおすすめです。(以下にそれぞれを紹介しておきます)
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洋楽ミュージシャンの自伝オーディオブック7選
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映画の洋書オーディオブック10選
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ハリウッドスターの自伝オーディオブック8選
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スターウォーズの洋書オーディオブック8選k
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シャーロック・ホームズの洋書オーディオブックレビュー
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実践的なライティング力を短期間で身につける方法
英語の4技能「読む・聞く・話す・書く」の中で最も難易度が高い英語能力になります。
この技能を身につけることで得られるメリットは「チャットやメール、文書作成をスキルが上がる」です。
これに関しては「聞く・話す」以上に正確な語彙の習得や文法の理解が必要です。
聞いたり話したりするのは相手がいることなので、その場のノリや話の流れで刻一刻と変わっていきますが、書くというのは「記録として残る」ことになるので、自分の書いた英文がずっと誰かの目にさらされ続ける可能性を意味します。
なので、これまで以上に中学・高校の文法・単語知識が問われる形になります。
そういった基礎的な部分がしっかりしていれば、あとは練習を詰めば一定のレベルまでは登れます。
その最も効果的な練習方法は「写経」。
論文でもビジネス文書でもなんでもいいです。
お手本とするテキストや誰かの英文を徹底的に真似ることです。
そしてそれを自分の手で書くか、キーボードを通じてパコパコ打ち込むかです。
何度も繰り返しているうちに、自然と文章が上達しているのが分かるはずです。
これはスピーキングの練習と同じです。
手と脳に正しい英文を叩きこむ。
その意気込みです。
最初は誰かのお手本を移すだけで良いですが、慣れてきたらそれを自分のオリジナル文章に代えていきましょう。
その際に添削してくれる人が周りにいたらラッキーです。
同僚や先輩、上司がいたら、時間のあるときにお願いしましょう。
自宅に持ち帰って、英語の得意な友人や恋人、通っている英会話スクールの先生に見てもらうのも良いです。
真似る→自分で書く→第3者にチェックしてもらう
この繰り返しで自然と上達します。
ぜひ試してみてください。
ライティングに関しては、以下の記事でも写経論とおすすめサービスをまとめています。
-
英文ライティングの勉強法とおすすめ教材【人生の質を上げてくれる】
続きを見る
英語学習アプリと英会話スクールで効率的に学ぶ方法
おすすめの英語学習アプリ
以上は「独学」での英語学習法でしたが、以下のような理由で苦手な人がいるかもしれません。
・忙しくて勉強する時間が持てない
・自分でテキスト探しをするのが面倒(苦手)
・3日坊主で続かない
逆にいうと、
・忙しくて勉強する時間がない
⇒「~ながら」だと勉強できる(例:「電車に乗りながら」「歩きながら」「家事をしながら」)
・テキスト探しが面倒
⇒用意されている
・3日坊主で続かない
⇒ストーリー仕立ての題材で引き付けられる
という流れであれば「継続は可能」ということになります。
こられを可能にするのが、リクルート社が運営する「スタディサプリENGLISH」です。
スマホやタブレットにインストールするだけで(PCでも可能)、英会話の上達に必要な単語・文法・言い回し・スピーキング・リスニング・ライティングが学べるシステムになっています。
あれこれ悩むことなく楽しく学ぶことが可能。
24時間いつでもどこで聞いて見て学べること、自然とフレーズや知識が増えていくのが良いなと感じました。
中学・高校レベルの基礎力と、実践に使える「生きた英語表現」が同時に学べるのもメリットだなと思います。
「7日間の無料体験」がついていますので、それでサービスの雰囲気や講義・テキストのレベルや内容を検討するのも良いですね。
以下に私自身が使ってみたレビューまとめ記事を貼りつけておきますので、利用を検討している人はぜひ参考にしてみてください。
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リクルートの英語学習アプリ「スタディサプリENGLISH」比較まとめ
続きを見る
AI英語学習で効率アップ!
スマホで学べる英会話アプリはあくまで独学なので、発音や会話学習は自分一人の作業になります。
かといって、いきなり人と話すのは気が引ける・・でも話す練習をしたい・・・
そんな人におすすめなのがAI英会話です。
膨大な英会話データを集積したAIが、あなたの会話練習の相手になってくれるサービス。
具体的なメリットを言うと、
- AI相手なのでマイペースに学習を進めることができる
- 人相手ではないので、同じ箇所を繰り返したり、回答を間違っても気に留める必要はない
というところに尽きます。
遠慮する必要もなく、間違いを気にすることもなく、実際の英会話のシチュエーションに限りなく近い状況で学べるのが魅力でしょう。
「アプリ学習で会話の基本になる知識は学んだ、次は人との会話だけど、まだ自信がない」
という人への橋渡しになるサービスだと思いますよ。
以下にサービス情報を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
-
AIで効率的に英語力アップ!オンライン英会話サービス5選
続きを見る
英会話スクールで学びながらスピーキング力を鍛える
スクールレッスンで英語力を上げる方法です。
語学学習では月並みな方法ですが、独学で学ぶのが苦手な人には、「安全・確実」な方法だといえます。
カリキュラムも決まっていますし、テキストや指導法も確立されているので、本気で学べばかなりのレベルアップを望むことができます。
とはいえ英会話スクールであれば、どこでも良いか?というと、そこは選ぶべきポイントがあります。
とくに当ブログのメイン読者層であるアラフィフ世代ともなれば、仕事に多忙な人が多く、スクーリングに使えるお金があっても、なかなか時間が持てないという方が多いかと思います。
出張などで各地を移動したり赴任するケースもあるでしょう。
となれば、少ない時間で効果の高い学習をしたい、というのが本音のはず。
お金に関しても無限ではありませんから、合わないスクールに通って無駄にしたくないというのもあると思います。
なので、私が考える「スクールを選ぶコツ」としては
- 無料体験がある
- 老舗である
- 全国に支店がある
がベストかなと考えています。
それぞれの理由としては、
- 高いお金を払う前にスクールの雰囲気や指導法を掴むことができる
- ユーザーに長く支持されているので間違いが少ない
- 出張や引っ越しで場所が変わっても通い直せる
が挙げられます。
時間を無駄にしたくない「社会人」のスクール選びには、かなり大きなポイントかなと思いますね。
そこでそれら3つをクリアしていると私が考える「有名スクール2校」をまとめてみましたので、選ぶ際の参考にしてください。
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英会話スクール「ベルリッツ」「ECC外語学院」比較まとめ
続きを見る
外国人とのリアルな英会話で実力をアップ!
いよいよ最終段階です。
ここまでくれば、かなり英語力が上がっているはずです。
すでに初級は脱して初級の上級、中級レベルになっているかと思います。
知識は十分なので、リアルな会話のスピードや間の取り方などを学ぶ段階です。
実際に外国人と会話(スピーキング)することで、総合的な英語力を確認してみましょう。
練習相手として外国人を探す方法
日本に住んでいる外国人との英会話になります。
ある程度、日本語が理解できる人が良いでしょう。
お互いに語学を学び合うのもおすすめです。
全国に支部のある国際協力センターなら、日本語を教える語学ボランティアの登録制度もありますし、利用者同士のフリー語学交換もあるので、こちらも良いかと思いますね(私も何度か利用したことがあります)
ほかにも、地域の語学の交流イベントや留学生、会社の同僚の外国人、近所に住んでいる外国人、行きつけのバーなどの外国人、趣味サークル等の外国人など、その気になれば今は外国人が身の回りに多くいるので、色々とサーチしてみるのも面白いかも知れません。
日本に観光に来ている外国人と積極的に会話する方法
観光客に英語で話しかけて、できれば日本を案内してあげる語学の勉強法です。
昔からある世界共通の語学練習法です。
相手が日本語を話せない場合も多いので、ぶっつけ本番の度胸試しにもおすすめです。
私は自分からはないのですが、、街中で何度か道を聞かれたことがあって「これは本格的に続けたら、かなりリアルな英会話力のアップにつながるな」と実感しました。
かなり効果的で「王道」の語学鍛錬法だと思います。
英語を使う仕事でスピーキング力を磨く方法
初歩的な英語力が身についているのであれば、実践的に学べる良い方法です。
仕事で使う英語はアルバイト程度であれば、だいたい決まったセリフ・応答になるので、慣れればそこまで苦労せずに会話の実戦練習を果たすことができますよ。
コンビニや量販店のアルバイト、観光地の土産屋さんでも良いですし、外国人が良く来るバーやレストランなどの接客もおすすめです。
英語に自信があれば通訳や翻訳の副業もおすすめです。
ビジネス分野で英語力を高めるのも手ですね。
以下に英語を活かせる仕事と必要な英語力の指標、あとは少しばかり英語環境で働く友人知人の体験談をまとめていますので、こちらもぜひ参考にしてください。
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英語を活かせる仕事と資格学習法おすすめ
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忙しいアラフィフ世代でもできる効果的な英語学習法を実践しよう!
英語を実践的なレベルに高めていくには、ネイティブレベルの素材や対人会話を繰り返すこと。
すでに学校英語レベルや初級レベルの英語をマスターしている読者さんなら、英語のベースができていますから、その先のレベルアップはそこまで難しくないと思います。
今回はそんな読者さんを想定した英語学習法を私自身の経験をベースに紹介させてもらいました。
最後になりますが、英語学習のモチベーションが爆上がりする動画をXで見つけましたので、とくに洋楽ロック好きの方はぜひともご覧ください!(引用元の投稿主が削除しない限りは残しておきます)
この動画はすごい。権利ビジネスの全てが詰まっている。さすがはジーン。ロック界の生きる伝説。発言も態度も全てがビッグだ。そして商標登録の教えを受けたシェフが広末のお相手というのもポイントが非常に高い。 #ジーンシモンズ https://t.co/PsLRbRw3jS
— イジール (@izy170) June 16, 2024
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