アマゾンの音声ブックサービス「Audible」の映画スターバージョンの紹介です。
ハリウッド映画スターの「自伝本」は世の中に数あれど、スター本人の声で人生を語っている本はそうはありません。
以前に紹介した海外ミュージシャンのオーディオブックと同じように「リアルな生声」で濃密で深い人生を滔々と語ってくれますよ。
全て英語で語っているのでリスニングの勉強にぴったり!
イヤホンやスピーカーで楽しく英語耳を鍛えることができますよ?
では早速ハリウッドスター本人語りの「英語自伝本」を紹介していきましょう!
ハリウッドスターが自ら語る英語の自伝オーディオブック8選
1:アーノルド・シュワルズネッガー
ターミネーターやコマンドーで世界的大スターになったシュワルズネッガー氏の自伝本オーディオブックです。
著者である本人とステファン・ラングというナレーターの共同で声入れをしています。
オーストリアから移民してきたシュワルズネッガー氏の波乱万丈な人生をあの低い男前な声で語ってくれるので、それだけでコナン以来の往年のファンはしびれてしまいますよ。
個人的にはターミネーターのシュワちゃんが最高に切れていると思うので、ぜひ今度はターミネーターに絞った裏話本や暴露本をオーディオブックで出してほしいですね。
そのときはもちろんT-100の声で!
⇒Total Recall: My Unbelievably True Life Story
-
ターミネーター「ニューフェイト」鑑賞!シュワちゃん復活に心震えた!
続きを見る
2:マイケル・J・フォックス
バック・トゥ・ザ・フューチャーの主人公マーティ役で大ブレイクしたカナダ出身の映画俳優の自伝オーディオブックです。
生い立ちから始まり、1990年代後半から兆候があったパーキンソン病のことまで語っています。
2007年に出版された本は国際的にベストセラーになっており、2020年の最新版では二度目の引退を宣言しています(記憶力の低下などが原因としている)
2007年度版では「バック~」で親しんだあの独特の少し巻き舌気味で若々しい声を思う存分聴くことができますが、最新版は病気が進行しているせいか、少し聞き取りずらい話し方になっていますね。
それでも自分の思いを伝えようと懸命に語っている様子には熱いものを感じますし、これからもぜひ頑張ってほしいと応援したくなります。
彼のファンの方にはもちろん、人生で前向きに進みたいと感じている人への推進力としてぜひともおすすめな一冊ですよ。
⇒No Time Like the Future: An Optimist Considers Mortality
-
バック・トゥ・ザ・フューチャーで初恋と郷愁感を味わった思い出ストーリー
続きを見る
3:デミ・ムーア
「ゴースト/ニューヨークの幻」でスターの仲間入りをした大物女優の自伝オーディオブックです。
その知的な顔つきと肉感的なボディラインのギャップが人気を呼んで様々なジャンルの作品で出演しますが、私生活ではいくつもの結婚・破局を繰り返してきています。
自伝ではそんな彼女の母親との葛藤や、スターでいること、子育ての苦悩など、赤裸々に思うことを語ってくれています。
個人的にはブルース・ウィルスとの結婚と破局が最も印象的ですが、二人の間には3人の娘さんができていて、そのうちの一人が両親と同じく俳優になっているということで、なぜか分からないですが「良かったね」と思いました(2人とも俳優として好きなので、応援的な意味で)
英語もスムーズで聞き取りやすいので、リスニングにも「ながら作業」にも最適な内容になっています。
-
【G・I ジェーン】デミ・ムーアのスキンヘッドとD・H ロレンスに感動した!
続きを見る
4:サイモン・ペッグ
イギリスのコメディ俳優による自伝オーディオブックです。
コメディ系ゾンビ映画「ショーン・オブ・ザ・デッド」で、この人の存在を初めて知ったのですが、そのときの印象が「とぼけているけどシリアスな演技も出来て面白い」ということ。
その後、なぜかトム・クルーズ主演の大ヒットシリーズ「ミッション・インポッシブル」にレギュラー出演するようになり「大物になったなあ」となぜか親心のようなホッコリ感を感じておりまする(笑)
オーディオブックとしての出来は「まずまず」。
まず英語の発音が個人的に好きなので、そこは80点以上を付けられます。
イギリス人なので聞き取りやすいんですよね。
内容は微妙で、商品レビューにもあるように、変なジョークが多すぎて時々「ふーむ」という気分になるときがあります
とはいえ、全体的にはサイモン独特の軽いタッチで過去が語られているので、色々と興味深い部分が多かったです。
サイモンファンにはおすすめの一冊ですね。
-
【MI:フォールアウト感想】アクションシーンが最高に切れていた良作!
続きを見る
5:リース・ウェザースプーン
アメリカ南部の出身と伝統を誇りとするハリウッド女優です。
2001年の「キューティー・ブロンド」で一躍人気スターとなり、同系統の作品に多く出演して「ラブコメの女王」との異名をとるようになっています。
その後、しばらくの低迷期が続いた後「ゴーン・ガール」(2014年)では自身の制作会社でプロデュースを行い、作品も高評価を得ています。
他にも女性や子供の支援を行う活動に積極的に活動するなど、俳優としてだけでなく社会活動家としても熱い人でもありますね。
自伝ではそういった自身の過去について語っているほか、パーティーや家具、料理についてのレシピなど自伝以外の部分も多くあり、聞いてるだけでセレブリティな気分を味わえます。
そういった描写が好きでない読者は低評価を与えていますので、そこは個人的な評価が分かれる内容になるでしょうね。
ナレーションとしては早過ぎも遅すぎもなく、癖がなくてミドルロウな声で語ってくれているので、聞き取りやすさはgood!です。
6:ガブリエル・バーン
ハリウッドを代表する苦労人俳優の一人です。
アイルランドはダブリンの出身で、教師の仕事をしながら演技を勉強するようになったということで(始めたのが29歳)、かなり遅咲きの俳優さんであることが分かります。
その後は地元ダブリンのテレビや舞台で活躍した後、映画「エクスカリバー」でデビューし、ハリウッドデビューを果たします。
個人的にはシュワちゃん主演の「エンド・オブ・デイズ」(1999年)で演じたサタンの役の印象が強烈で、それ以来この俳優さんを見るたびに「悪魔」のイメージが自分の中で離れられなくなっています(失礼な話ですが苦笑)
自伝オーディオブックとしての魅力はなんといっても「声」。
内容もさることながら、なにはともあれ低くて渋い「声」に魅了されますね。
95年度版は若々しくも魅力的なローボイスに、2021年度版は少し柔らかくなりつつ、話し方に韻を踏んでいて、まるで質の良い英詩を聴いているような気分になります。
英語も癖がないので聞き取りやすいことおびただし。
静かに語られるので、寝る前のスリープリスニングにぴったりですよ。
⇒Walking with Ghosts: A Memoir
-
【ヘレディタリー感想】心霊カルト?色んな意味でヤバい映画だった!
続きを見る
7:シャーリー・マクレーン
アメリカを代表する大女優の自伝オーディオブックです。
本のタイトル「What if...」(もし~だったら)にあるように、色んな仮定を彼女なりに興味深い解釈で解き明かしている部分も面白いです。
出版は2013年なので、すでに80歳近い年齢のときの自伝になりますが、それだけに長いキャリアの豊富な業界体験を聴けるのも魅力的ですね。
英語のオーディオブックとしては、高齢の方の語りなので「ゆっくり」と聞きやすいです。
癖もなく、明瞭な発音で語られているので、初心者の英語リスナーでも比較的に耳馴染みしやすいと思います。
まとめ
ハリウッドスターの洋書オーディオブックを紹介させてもらいました。
スターの前半生がスター自らのナレーションでじっくり耳で感じ取れるのが、英語オーディオブックの魅力というもの。
そんな自伝オーディオブックは、アマゾンが運営する「Audible」で利用できます。
非会員でも利用は出来ますが、会員になると様々な特典が得られます。
無料お試し期間で内容を確かめることができますので、ぜひ一度お試しあれ。
-
アマゾンのオーディオブック「Audible」体験レビュー
続きを見る