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インド航空大手による米欧航空機470機購入ニュースから英語学習

2023年2月16日

インドの大手航空会社「エア・インディア」が、ヨーロッパとアメリカの航空会社から470機の航空機を購入したことに関する英文ニュースの紹介と英語学習です。

2月14日に合意された購入時案は総額10兆円に上ると見られ、過去における民間航空会社による売買で最大のものになるということです。

エア・インディアは創業家のタタ・グループが2022年に政府から経営権を取り戻したばかりで、今回の売買が伸びる国内の航空需要や不振にあいできたナショナル・フラッグを救う一撃になるかどうか注目されています。

今回は英文ニュースから英語表現を取り上げていきます。

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エアインディアの航空機購入と課題に関する英語表現

Air India's record deal for 470 planes from Airbus and Boeing has happened at a time when the carrier plans to become "a world-class proposition", in the words of N Chandrasekaran, chairman of Tata group, which owns the airline.

エア・インディアは、エアバス社とボーイング社から470機の航空機を受注するという記録的な取引を行いました。

全体を大きく分けてみます。

Air India's record deal for 470 planes from Airbus and Boeing has happened

(エア・インディアのエアバス社とボーイング社から470機の航空機を受注するという記録的な取引が発生した)

at a time when the carrier plans to become "a world-class proposition

(それが行われたのは、同社が世界的な提案を行う計画をしていたまさにその時)

in the words of N Chandrasekaran, chairman of Tata group, which owns the airline

(航空会社を所有するタタグループの会長の言葉です)

直訳にすると少し意味が通りにくくなりますが、全体のポイントは冒頭に述べた訳文になると思います。

その流れで、気になる語句をピックアップしていきましょう。

「記録的な取引」はrecord deal。

「発生した」はhas happpned。

「~というまさにその時」はat a time when~。

「~を計画する」はplan to~。

「~になる」はbecome。

「提案」はproposition。

「~の言葉」はin the word of~です。

購入元はヨーロッパの連合航空機ブランド「エアバス」と、アメリカを代表するブランド「ボーイング」社。

どちらも世界を2分する巨大航空ブランドなので、その航空機の性能は世界レベルのかなり高いものになると思います。

For years, Air India has been plagued by consumer grievances over ill-maintained cabins, dysfunctional entertainment systems and broken charging points. While customers will get an "upgraded experience" when the new fleet is brought in, a shortage of human resources and trained personnel remains a issue

エア・インディアは長年にわたり、整備不良の機内、機能不全のエンターテイメントシステム、壊れた充電ポイントなどに対する消費者の不満に悩まされてきた。新機種が導入されれば、顧客は「アップグレードされた体験」を得ることができますが、人材や訓練を受けた人材の不足は依然として問題となっている

全体で2文になっているので、それぞれで気になる表現を挙げていきます。

まずは一つ目です。

①For years, Air India has been plagued by consumer grievances over ill-maintained cabins, dysfunctional entertainment systems and broken charging points.

「長い間」はfor years。

「悩まされる」は be plagued。

「~によって」はby。

「消費者」はconsumer。

「苦情、不満」はgrievance。

「~という、~にわたって」はover。

「整備不良の機内」はill-maintained cabins。

「機能不全の」はdysfunctional。

「壊れた」はbroken。

「充電ポイント」はcharging point」です。

次に2つ目の英文です。

②While customers will get an "upgraded experience" when the new fleet is brought in, a shortage of human resources and trained personnel remains a issue

「~の一方で」はWhile。

文頭もしくは文のつなぎ目に使われることが多い「接続語」です。

「顧客」はcustomer。

「~を得ることができるだろう」はwill get~。

「アップグレードされた」はupgraded。

「新機種」はnew fleet。

「~する時」はwhen。

「購入される⇒導入される」はbe bought in。

「~の不足」は a shortage of~。

「人的資源」はhuman resoure。

「訓練を受けた人材」はtrained personal。

「~は残る、し続ける」はremain~。

「問題」はissueになります。

文章全体でみると「While~(~する一方で)、a shortage of~(~の不足は~)」の訳文になりますね。

購入する新機種の性能と運用する航空会社のレベルの擦り合わせが、今後必要になってくるというところですね。

その指摘に関する英文が以下です。

In order to truly realise its potential and effectively run fifth-generation aircraft like the A350s, the carrier will have to rapidly modernise its operations, including software systems, maintenance and human resource capabilities, say experts.

その潜在能力を真に発揮し、A350のような第5世代航空機を効果的に運用するためには、ソフトウェアシステム、メンテナンス、人材能力など、業務の近代化を急速に進める必要があると専門家は語っている

語句チェックです。

「~するためには」はin order to~。

「本当に実現する⇒真に発揮する」はtruly reailise。

「潜在能力」はpotential。

「効果的に運用する」はeffectively run~。

「第5世代航空機」はfifth-generation aircraft。

「その航空機の運用者、操縦者」はthe carrier。

「~する必要があるだろう」はwill have to~。

「急速に」はrapidly。

「近代化を行う」はmodernise。

「業務」はoperation。

「~を含んだ」はincluding~。

「人材能力」はhuman resource capabilitiesになります。

ざっくり言って「全ての面」ですね。

インドの航空インフラ投資に関する英語表現

最後にインドが計画している航空インフラに関する英語ニュースを3つ取り上げます。

the country is building at least 80 new airports over the next five years as part of its focus on state-led capital expenditure on infrastructure.

インドでは、国主導のインフラ設備投資として、今後 5 年間に少なくとも 80 の新空港を建設する予定です。

語句チェックです。

「~を建設中である」は is builgind~。

訳文では「建設する予定」としていますが、今も建設しており、今後も続く予定の意味をくみ取って「現在進行形」から「未来」を示す和訳にしてみました。

「少なくとも」はat least。

「~に渡って」はover。

「~の一部として」はas apart of~。

「~に重点を置く」はfocus on~。

「国主導の」はstate led。

「資本の支出」はcapital expenditure。

「インフラへの」は on infrastructureになります。

The Indian aviation market has seen a sharp recovery post pandemic, with domestic traffic growing by 48.9% year-on-year according to government figures. More than 122 million Indians took internal flights in December 2022, latest data shows.

インドの航空市場は、パンデミック後に急激に回復し、政府の統計によると、国内線輸送量は前年比48.9%増となりました。2022年12月に1億2200万人以上のインド人が国内線を利用したことが、最新のデータで明らかになっています。

語句です。

「航空市場」はaviation market。

アビエイターという映画がありましたが、まさに文字通りの「飛行機」になりますね。

「~は~を見ている」はhas seen。

直訳的には「航空業界が~を見ている」になりますが、後に続く状況で「航空業界は~という状況だ」と訳することができます。

「急速な回復」はsharp recovery。

「パンデミック後」はpost pandemic。

「そしてそれは~を伴っている」は ,with~。

前の文章や単語を受けて、それについて次の文で補足するという形です。

「国内輸送量」はdomestic traffic。

「~という成長」はgrowing by。

「年々」はyear on year。

「~によれば」はaccording to。

「~以上の」はMore than~。

「国内線を利用した」はtook internal flight。

過去形なのでtake⇒tookですね。

インドでのパンデミック後の航空需要の高まりが「非常に高いこと」がデータ上からも明らかになっているということですね。

では最後の一文です。

India also is expected to be a major driver of growth in global aviation with domestic carriers expected to place orders for 1,500-1,700 aircraft over the next two years according to Centre for Asia Pacific Aviation India (CAPA India) estimates.

また、Centre for Asia Pacific Aviation India(CAPAインド)の推計によると、国内航空会社は今後2年間で1500~1700機の航空機を発注する見込みで、インドが世界の航空市場の成長を牽引する主要な存在になると期待されている。

「~と期待されている」はis expected to~。

「~をけん引する主要な存在」はbe a major driver of~。

「~の分野における成長」はgrowth in~。

「世界の航空市場」はglobal aviation。

「国内の航空会社が」はwith domestic carriers。

「複数の~を注文すること」はto place orders~。

となります。

まとめ

インドは人口も多く、今後は中国の人口の伸び率を越えるとも言われています。

経済規模も大きく民主主義国で英語も通じるため、市場としては非常に魅力的でもありますよね。

今回の航空機の購入とその額の大きさが、それを見事に表しているのではないでしょうか。

英語を学ぶものとしては、インドでのビジネスや投資に関する情報を英語で得られるのは非常に大きなポイント。

ぜひこれからも積極的に取り上げていきたいですね。

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