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気球および未確認飛行物体の撃墜に関するアメリカ政府の英語表現

2023年2月11日

アメリカ上空を飛来した中国の気球を撃墜したニュースに続いて、アラスカ上空に飛来した未確認飛行物体に関する報道です。

'It was a success': White House says a second 'high altitude object' shot down over Alaska

前回の気球は中国からのものであることが判明しましたが、今回の飛行体はどこのものなのかは今のところ不明のようです。

いずれも撃墜に成功しており、それに関するステーツメンツをアメリカ政府が発表していました。

大まかに要約すると次のようになります。

・中国のスパイ気球を撃墜してから1週間も経たないうちに、金曜日にアラスカ近海の凍土の上で未確認物体を撃墜した

・中国のスパイ気球は、推進能力と操舵能力を持ち、速度を落としたり上げたりすることができた

・金曜日に撃墜された物体は、独立して操縦する能力はない

・この物体の所有者が誰であるかは分からない

この内容から気になる英語表現やフレーズを紹介していきます。

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英文ニュースからの「気になる」英語表現

未確認飛行物体の撃墜に関する英語表現

本文では以下の表現が使われています。

The U.S. shot down an unidentified object

過去形になっているので「shot down」です。

現在形は「shoot down」になりますね。

続く「unidentified object」は「未確認物体」です。

撃墜の命令はバイデン大統領の命令で行われたので、

at the order of President Joe Biden

バイデン大統領の命令によって

となっています。

「at the order of」のatは狭い限定の前置詞なので、大統領の命令ということに重きを置いている感じがします。

この撃墜をバイデン大統領は「成功だった」と述べています。

その英語表現は、

it was a success

サクセスは「成功」とシンプルに訳せるので、この表現は日常会話でも使えるかと思います。

ちなみに前回撃墜した中国の気球は「spy balloon」。

スパイとつけているので、断定した模様ですね。

結果がもたらす可能性についての英語表現

今回の飛行体がどこのものか判明した時、そしてそれが中国の物であった場合、アメリカ政府との関係にかなり悪影響が出てくるとされています。

この内容でポイントとなる英語表現は、

If it turns out to 

~と判明した時(明らかになった時)

です。

その結果がもたらす~の表現は、

that revelation could~

明らかになったことは~になる可能性がある

です。

couldはcanの過去形でもあり(~できた)、単独で使っても「~する可能性があるだろう」という仮定形の意味も含みます。

なので「if it turn out」(~であることが分かったとして)⇒could~(~になる可能性がある)の流れになりますね。

強調の英語表現

アメリカ政府のカービー報道官は「ここで強調しておきたいことは、今回の飛行物体がどこからきたのか、誰の物か今のところは分からないということだ」と、繰り返し説明しています。

必要以上に相手国との摩擦を作らないための「強調」ということになりますね。

ここで使われた「強調の表現」は、

I want to stress again, we don't know what entity owns this object

再び強調したいのは、我々はこの物体の所有者について分からないことだ

となっています。

「強調する」に英語が「stress」になっています。

「強調しておきたい」というように、少し婉曲なニュアンスを加える時は「want to」(~したい)を前につけると良いですね。

政治的な「曖昧さ」の英語表現

前回の中国の気球のアメリカ上空の通過に対して、共和党からバイデン大統領へ「生ぬるい対応だ」という批判が出ています。

そうした「批判に直面する」の英語表現は、

Biden has faced criticism from Republicans

バイデン氏は共和党員からの批判に直面している

となります。

「直面する」は「face」で、批判は「criticiem」です。

過去から今までの「時の流れ」が「have(has)+過去分詞」で表されるので「has faced critisism」となります。

そんな流れからの今回の飛行物体について、カービー報道官は「中国のものなのかを中国側に訊ねるということを明言しなかった」と報道では報じられています。

そこでの「明言しなかった」を英文では、

Kirby did not say whether the Biden administration

カービー報道官はバイデン政権が~するかどうかを言わなかった

と表現しています。

not clearly said(はっきり言わない)ではなく、not say whether(~かどうかを言わない)という表現を使っているのが面白いですね。

曖昧さを表現する時に役立ちそうなフレーズです。

まとめ

以上がアラスカ上空で撃墜された謎の飛行物体に関する英語表現です。

バイデン大統領は就任当初から中国への弱腰を叩かれていましたが、最初の気球を見過ごしていたことで、さらに批判が高まっていますね。

これでもしアラスカの飛行体が中国のものだとしたら、両国の関係はさらに一歩「悪化」への道のりに踏み出すことになるかもしれません。

世界情勢や経済にも大きな影響が出てくるため、今後の流れを注視したいところです。

そんな国際情勢の中で使われる英語表現は外交的な駆け引きを含んでいて面白く、同じくビジネスシーンでも役立つ可能性のあるものが多くなっています。

ぜひとも現実の仕事で使えるようにしたいものですね。

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