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トゥイステッド・シスターのド迫力なメイクに目が釘付け!

2016年6月5日

1984年リリースのサードアルバム「Stay Hungry」からのシングルカット。

洋楽番組でこのバンドのこの曲のミュージックビデオをみたとき、

「怪物だーーっ!」

と思わずブラウン管から飛びずさってしまったくらい、ド迫力なメイクに心慄かせてしまった10代初めの幼子な私だった・・

 

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怪物ロックバンドとは何者ぞ?

どう見ても変態的な女装メイク(というには、あまりにもディー・スナイダーの顔のつくりは野蛮すぎる)はデュラン・デュランとか、ア・ハとかの軟派系ポップスターを見慣れていたローティーンキッズには刺激が強すぎたのだ。

その後、このバンドのこのビデオが番組で流れるたびに、「こわっ!」とすぐさまチャンネルを変えてしまったくらいトラウマになったっけ。

その後、数十年して再び彼らのこの曲を耳にしたのが、映画「ロック・オブ・エイジズ」の挿入歌。

80年・90年代のヒットチューンを集めたこの映画の中でキャサリン・ゼタ・ジョーンズが彼らの歌を歌いあげたシーンでは、「これはっ!」と感動のあまり鳥肌を立たせたものだ。

【ロック・オブ・エイジズ】トム・クルーズが熱唱する80年代洋楽ムービー!

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ノレるし、ロックしてるし、なによりご機嫌でキャッチー。

ボーカルのスナイダーの声の伸びも、ロックボーカリストとして非常にマッチしてると思うし、何よりパワーがある。

サビの部分も「ウィーナッゴッナッメイキッ!」とキレキレでかつ韻を踏んでる風情もあり、一緒に歌いやすいのがグッドっす。

もう一つのメジャーヒットとして「I wanna rock」があるが、これもさっきの映画の挿入歌でカバーされてたから、よほど映画の製作者はスナイダーの崇拝者なのだろうな。

曲のキャッチーさにバンドのビジュアルがついていってない感がハンパない感に心奪われたのかも(笑)

バンドの歴史

トゥィステッドシスターは、1972年にギターのジェイ・ジェイ・フレンチによってニューヨークで結成。

様々なメンバーチェンジを繰り返した後、76年にディー・スナイダーをボーカルに迎えたことで、一気にメジャー路線への道を駆け上ることになる。

84年に発表のサードアルバム「ステイ・ハングリー」が大ヒットしたことで、バンドは一気に世界的メジャーバンドになった。

しかしその後急速にバンドの人気は翳りを見せ始め、4枚目のアルバム「Come Out and Play」も前作ほどの成功を収めることが出来ず、87年にディー・スナイダーが脱退したことがきっかけで、翌年にバンドは解散した。

そして現在

といいつつ、それから10年後の1998年にバンドは再結成し、現在も元気に世界各地でライブパフォーマンスを繰り広げているよう。

2015年には共和党候補のドナルド・トランプ氏がバンドの「We're Not Gonna Take it 」を選挙運動に使っていることに対してしごく肯定的な意見を述べているのを知って、「さもありなん」と思った。

トゥイステッド・シスター、ドナルド・トランプ候補の曲使用を快諾

「俺は、彼が政治のシステムをひっくり返すのを支援している。「We’re Not Gonna Take It」は反逆についての曲だ。ドナルド・トランプが今やっていることは反逆以外の何ものでもない。(民主党の)バーニー・サンダースも使っていいよ。彼も物事をひっくり返している」(上記記事より)

バンドのこの歌はまさに「俺たちはがまんならねえ!」って歌で、公式MVでもロックにハマる子供が父親に反抗してる絵で、いかにも「ロック」のエッセンスそのもので、反逆性という意味ではまさにスナイダーの発言通りだぞと。

既存の体制に反逆するものなら、右でも左でもどんとこい!俺が温かくハグしてチューしてやるぜカモン!的なスタイルはいかにもロックスピリッツしてて、彼らしい。

しかしアルバムジャケといい、ステージコスチュームといい、 こんなノリで子供の教育とかについて熱く歌ってたのだから、説得力がだいぶないなあという気がしないでもないな(笑)

最近はさすがに頬紅つけたり、アイシャドウつけたり生肉食べたりなコミックハードコアなノリは鳴りをひそめてるみたいで安心した。

熱いロックの”ハングリー精神" はいつまでも不滅なのだ。

フォーエバーステイ、ミスタースナイダー!

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