ロレックスやオーディマ・ピゲ、パテック・フィリップなどの高級腕時計の魅力は、多くの腕時計愛好家を引き付けてやみません。
正確な時を刻む腕時計としての機能だけでなく、見た目の豪華さや華やかさなどの芸術品としての価値も非常に高いです。
そのため高級腕時計は資産としての価値も併せ持ち、投資対象としても独自のマーケットを形成しています。
当ブログでもファッションとしてだけではなく、動産資産としての腕時計の価値に注目していくつかの高級腕時計について紹介してきました。
今回は腕時計の専門家の書籍の知識をもとに、売り買いの方法と投資についてまとめていきたいと思います。
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残価率が各段に高いのが腕時計の魅力
高級腕時計は美しい資産ともいわれます。
時計のとしての機能以上に「芸術品」「美術品」に近い価値を併せ持つからです。
そんな腕時計は他の高級品と比べても「残価率」が高い商品としても知られています。
残価率というのは、新品で商品を買った時の価格が年数を経て使用した後に残る価値のことです。
車でいう「リセールバリュー」というやつですね。
この率(パーセンテージ)が高ければ高いほど、価値が落ちにくい、また逆に上がっていく良品だということになります。
車や鞄などの通常の高級品は経年使用することで新品価格が落ちていき、残価率もそれなりに低下するのですが、高級腕時計に関してはプラスになることもあれば、大幅にアップすることも十分にあります。
これはもともと高級腕時計の生産数が限られていたり、廃番になることが多いからだということ。
時計本体はきちんと整備すれば長持ちしますし、経年劣化しやすいバンド部分も取り換えることで、腕時計としての価値を長持ちさせることが可能。
この辺りが、他の高級消費財と比べて残価率(リセールバリュー)が高いことの表れだと思いますね。
中古品を買う方がお得
今回参考にした書籍では「資産として入手するなら、中古も視野に入れるべき」と述べています。
その理由は、
・生産終了になったモデルは希少な美術品としての価値がある
・腕時計は中古市場が確立している
ということ。
実際に筆者が26万円で購入した腕時計は20年後に中古市場で40万円に値上がりしていたともあり(タグホイヤーのカレラ)、その残価率の高さは際立っていると主張しています。
ホームセンターで買えるような数千円の腕時計なら、あくまで「日常使いの時計」としての価値しか持ちませんし、使うほうも道具としてしか見ていませんよね。
でも数十万円もする高級腕時計は単に道具としてよりも「ファッション」としての意味をもつでしょうし、数百万円もするモデルになればもはや「美術品」に近い意識で接すると思います。
その意味で「美術品」価値のある腕時計が中古になっても価格を落とさないのは納得。
テレビの「何でも鑑定団」に出てくる骨董品の提示価格と同じですね!
腕時計の情報の取り方
高級腕時計が欲しい、興味が出てきた、という場合に、いきなりお店やネットで購入する前に、まずは腕時計全体の知識を仕入れておきましょう。
そのための一番簡単な方法は、最寄りの書店に行き、ファッション誌のコーナーにある腕時計雑誌を買うことです。
さまざまな情報が網羅されているので、そのシーズンの新作情報や豆知識を仕入れることができます。
腕時計全体の情報を仕入れたいのであればムック本でも良いですよね。
基礎的な情報を幅広く集めているので、初心者でも読みやすく一通りの知識を得ることができます。
ただ最近はメーカーの公式サイトが充実しているため、新作情報などはそちらで見た方が正確との情報もあり。
なので、
・全体の基礎知識は雑誌で得る
・最新情報はメーカーの公式サイトで得る
の組み合わせで良いかと思います。
資産としての腕時計の相場チェック法
単にファッションとしての腕時計を買うのであれば、店舗やネットで気に入ったものをそのまま購入すればOKです。
ただ資産として購入する場合は、少し変わってきます。
資産として購入するということは、いずれは現金化することも意味します。
そのためには、新品を買うにせよ、中古を買うにせよ、過去の価格帯の変遷を知ることが大事。
その同系モデルが過去にどのような価格に変遷したかを知れば、後にそれを売る際の参考になりますから(価値が上がって値上がりしている場合もあるため)
相場を知ることで、売却の際の目安を測る、という感じです。
そのための相場チェックができるサイトを紹介しておきますね。
中古市場の相場
腕時計の買い方
先ほど述べたように「中古品を購入する」ことが最大のコツです。
理由は、中古品でしか入手できないレアモデルがあるということ、中古市場が確立されていること、になります。
新品であればメーカーの希望小売価格になる一方で、中古はあくまで中古市場の評価基準が適用されるので、新作のように「経年による値下がりを覚悟しなければいけない」ということにはなりにくいということ。
しかも中古なら定価よりも安い価格で仕入れることになりますし、売る時期さえ間違えなければ「値上がり」した状態で買った時よりも高く売ることも可能なんです。
すでに生産が終了している高級腕時計であれば、中古市場での希少価値が上がるために、2倍以上の価格で売れることだってありえますから。
喩えて言うと「定価200万円のロレックスを中古で60万円で購入し、数年間使った後、120万円で売却した」ということ。
これだと、60万円の利益が出ることになりますよね。
定価で買うよりも、すでに安い状態の中古で買った方が売却の際に有利になる、ということですね。
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腕時計の売り方
売るタイミングは人それぞれだと思います。
相場を見て高く売れそうと見た時や、「お金に困っているから」など色々でしょう。
自分で相場をチェックしておよその検討をつけたとしても、やはり実際の市場の様子とでは大きく異なる場合も出てきます。
なのでまずは複数の店舗(時計販売店や買い取り専門店、質屋さん)で査定してもらうのが確実。
そのうえで一番良いと思ったタイミングで売却すると良いと思います。
ネットを使って売る場合は「ヤフオク」などのオークションという手もあり。
商品の写真撮影や買い手とのやり取りなど面倒かもしれませんが、慣れた人なら問題ないでしょう。
そうではない人であれば、ネットの買取サービスという方法もあります。
出張で自宅まで来てくれて査定をしてもらうサービスだったり、遠方だったり、店舗に行く時間がない人は便利かもしれません。
その場合は高級ブランド品を専門に扱っている買取サービスがおすすめになります。
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腕時計をレンタルする方法
高級腕時計を資産として売買するにせよ、ファッションとして購入するにせよ、実際の腕時計がどんなものなのか分からなければ、お金を出して買うまでの勇気はなかなか持てません。
安くとも十万円以上はする高い買い物ですから、おいそれと試し買いするわけにはいきませんよね。
そんなときに便利なのが「高級腕時計をレンタルする」サービスです。
会員登録することで、安い価格で高級腕時計をレンタルできます。
レンタルの良いところは、
・実物を肌で感じ取れること
・腕時計の機能性を確認できること
・周りの反応を確認できること
・仕事やプライベートで使えること
というところ。
実物を手にして身につけて使ってみて、その価値を判断できるメリットがあります。
ファッションで購入する場合は、よりそのメリットは顕著になりますよね。
もし実物を買うお金がない場合でも、レンタルであればとりあえず仕事やデートで身につけられるので格好はつきますしね。
まずはレンタルで感触を確かめてみて、実物を買うかどうかの判断材料にするのもありですね。
Check!!腕時計レンタルサービスならカリトケ
まとめ:高級腕時計の投資はリスクが少ない
書籍の最後で述べられていた「売る時は下落トレンド以外を」というのは「株の売却と似ているな」と思いました。
株の基本は「安い時に買って、高い時に売る」です。
王道ですよね。
しかも腕時計は年単位で中古価格の価値が上がる場合があるので、たとえそのときは下がっていても、世の中の動きによって変化します。
つまり、もっていれば「いつかは価値が上がる」ということ。
会社の株は倒産のリスクがあるので、ある意味不安定です。
価値の変わらない腕時計の投資(売買)の魅力は、株式投資と違って「投資先を失うリスクが限りなく少ない」点といえますね。
美術品としての価値があり、時計としての仕事も十分に果たす。
長く持っていても価値を損なうことのない高級腕時計は、いざという時は経済的危機を救ってくれる救世主になりえます。
先行きが不透明なこの時代にこそ、高級腕時計をもつことの意味は大きくなっているのだと思いますね。