映画の中で登場人物が着こなすスーツ姿に憧れたことはありませんか?
本記事では、ビジネス・投資・恋愛・スパイなど様々なジャンルから、スーツが似合う・着たくなる洋画を厳選してみました。
「スーツなんて堅苦しい」と思っていたあなたも、観終わる頃にはきっと「明日スーツ着て出かけたくなる」。
そんな、スーツの魅力が全身に染み渡る映画11本をご紹介します。
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スーツが似合う・着たくなる洋画11選
ビジネス・金融映画(男性編)
ウォール街(Wall Street)
1987年公開、オリバー・ストーン監督による金融映画の金字塔。
マイケル・ダグラス演じるゴードン・ゲッコーのセリフ「Greed is good」は時代を象徴する名台詞です。
物語は若き証券マン(チャーリー・シーン)が富と成功を追い求め、倫理と野望の間で揺れる姿を描く流れになっています。
ここでのスーツはまさに“パワースーツ”。
ダブルブレストに太いラペル、サスペンダー付きで威厳を放つスタイルが象徴的です。
ビジネスの最前線で勝ち抜く男たちの象徴として、ブルックス ブラザーズやラルフ ローレンのようなクラシックなアメリカントラッドが似合うかも。
現代の再現にはトム フォードのシャープなカッティングがおすすめですね。
スーツが「権力の象徴」であることを再認識できる作品ですよ。
ポイント
- ダブルブレストスーツは肩周りに少し構築感を持たせると◎
- サスペンダーや派手なネクタイで“パワー感”を演出
- 足元はタッセルローファーで抜けすぎない上品さをキープ
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マージン・コール(Margin Call)
リーマンショック前夜の投資銀行で起こる24時間を描いた、2011年の緊張感あるサスペンス作品です。
登場人物たちが静かなオフィスの中で冷静沈着に重大決断を下す姿が描かれ、静けさの中にあるドラマが観る者を惹きつけます。
派手さを排除し、ネイビーやチャコールグレーのミニマルなスーツの着こなしが魅力。
控えめながらも上質な素材とシャープなカッティングが、大人の余裕と知性を滲ませます。
ジル・サンダー、ヒューゴ・ボス、エルメネジルド・ゼニアなど、無駄を削ぎ落とした都会的ブランドが似合う世界観。
「目立たずとも印象に残るスーツスタイル」とは何かを学べる、大人向けの名作です。
ポイント
- ジャストサイズの肩と短め丈で都会的シルエットに
- ポケットチーフなど装飾は控え、素材感と色で勝負
- 時計や靴で“理知的な緊張感”をプラスすると上級者
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キャリア・ファッション映画(女性編)
プラダを着た悪魔(The Devil Wears Prada)
ファッション誌編集部を舞台に、キャリアと自己実現に揺れる女性の成長を描いた人気作品です。
アン・ハサウェイとメリル・ストリープのファッション対決は、何度観ても見応えありますよ。
スーツスタイルはパンツスーツからタイトなジャケット、ラグジュアリーな小物とのコーディネートが見どころ。
プラダ、ドルチェ&ガッバーナ、ミュウミュウなどのハイブランドが多数登場し、スーツに対する見方が変わるほどの影響力です。
自信と洗練を身に纏いたい女性におすすめですよ。
ポイント
- パンツスーツには華奢なピンヒールでエレガントに
- ジャケットにスカーフや大ぶりピアスで“雑誌編集者感”を
- バッグや時計など小物で“キャリアの格”を表現
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マイ・インターン(The Intern)
現代の働き方や世代間の価値観の違いを、優しく描いた心温まるヒューマンドラマ。
ロバート・デ・ニーロ演じるベンのクラシカルなスーツスタイルと、アン・ハサウェイのモダンなキャリアファッションが絶妙に対比されます。
男性はアメリカントラッドを基調としたネイビースーツやジャケットスタイルが多く、ブルックス ブラザーズやラルフ ローレンがよく似合います。
女性には、セオリーやエバーレーンといったミニマル&機能美のブランドがおすすめ。
世代を超えて学べる装いの美学がここに。
ポイント
- 男性はクラシックなネイビースーツに、ペイズリー柄のネクタイを合わせて柔らかく
- 女性は落ち着いた色味でトーンを統一し、動きやすいパンプスを選ぶと好印象
- どちらも“清潔感と誠実さ”を意識したコーディネートがカギ
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ワーキング・ガール(Working Girl)
1980年代のニューヨークでキャリアアップを目指す女性を描いた作品。
メラニー・グリフィス演じる主人公が、ファッションと意志の力で道を切り開く様子は今でも勇気をもらえるストーリーです。
当時の特徴であるパワーショルダーや鮮やかなセットアップ、ビッグサイズのジャケットがトレードマーク。
80年代リバイバルがトレンドの今、再評価の価値あり。
ダイアン・フォン・ファステンバーグやエスカーダのようなブランドが、女性らしさと強さを兼ね備える装いとして注目されます。
ポイント
- セットアップはあえてオーバーサイズを選び、ウエストはベルトでマーク
- ショルダーバッグやハイヒールなどで「都会的な強さ」を表現
- メイクやヘアスタイルも80年代風に少し盛ると雰囲気アップ
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ロマンティック映画
10. ラ・ラ・ランド(La La Land)
夢を追いかける男女の切ないラブストーリー。
レトロで華やかな色彩、音楽、ファッションの融合が映画全体にロマンティックな雰囲気をもたらします。
主人公セバスチャン(ライアン・ゴズリング)が着用するクラシカルなスーツは、1950年代のジャズマンを彷彿とさせる3ピースやライトグレーのスーツなど。
ポール・スミスやテッド・ベイカーのような、遊び心とエレガンスを両立した英国ブランドが好相性。
恋もファッションも楽しみたい人にぴったりな一本です。
ポイント
- 明るい色のスーツやベストを取り入れ、レトロ感を演出
- 足元はローファーやレザーシューズ、時にはサドルシューズも◎
- ネクタイやチーフはポップな色柄で、映画の“夢感”を再現
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スタイリッシュ・スパイ&アクション映画
オーシャンズ11(Ocean's Eleven)
ジョージ・クルーニーやブラッド・ピットらスター俳優が勢揃いしたクールなクライムチーム作品。
スマートな策略と友情、そしてユーモアに満ちたストーリー展開で人気を集めた本作は、ファッション面でも注目を集めました。
登場人物たちはラスベガスのカジノやホテルに相応しいラグジュアリーなスーツスタイルを披露しています。
クルーニーの着るクラシカルなブラックスーツは、ドルチェ&ガッバーナやアルマーニといったブランドの艶やかな仕立てが印象的。
フォーマルシーンにも映える装いで、夜の社交場やパーティーで着こなしたいスタイルです。
ポイント
- シルク混など光沢のある素材でラグジュアリー感を強調
- 夜のイベントやパーティーには、ブラックスーツ×黒シャツで色気を
- 腕時計はドレッシーに、光を反射するメタルが◎
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007シリーズ(James Bond Series)
スーツといえばボンド。
特にダニエル・クレイグ版のジェームズ・ボンドが現代に最もマッチしています。
スーツ姿の格好良さを再認識させる存在であり、トム フォード製のスーツが精悍な肉体にフィットし、男らしさとエレガンスを同時に体現しています。
シーンによってはタキシード、スリーピース、軽やかなブレザーまで着こなし、まさに“スーツの教科書”。
スーツにこだわりたい男性には、必見中の必見です。
ボンドのようなスタイルを目指すなら、トム フォード、ブリオーニ、キトンなどのハイエンドブランドがおすすめですよ。
ポイント
- 袖丈、着丈、パンツ丈すべてをミリ単位でジャストに調整
- ディナージャケットやタキシードは、1着あると大人の格が上がる
- 小物はシンプルに、サングラスや腕時計で“ボンド感”をプラス
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キングスマン(Kingsman)
ロンドンの高級テーラーが実はスパイ組織だった──そんなユニークな設定で話題を呼んだスタイリッシュ・スパイ映画。
スーツの格好良さをこれほどまでに打ち出した映画は他にありません。
サヴィル・ロウ調のクラシックな英国式スーツ、ダブルブレスト、ピークトラペル、3ピーススーツなど、伝統的スタイルの魅力が満載。
登場する実在ブランドにはターンブル&アッサーやハンツマンなどがあり、リアリティと説得力も抜群です。
スーツを日常に“戦闘服”として取り入れたくなる一本です。
ポイント
- ピークトラペルやダブルブレストなど“攻めのクラシック”を取り入れる
- ネクタイピンやポケットチーフで英国紳士感を演出
- 靴はオックスフォード一択。エレガントに磨き上げるのが鉄則
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バイオレンス映画
ジョン・ウィック(John Wick)
全編を通して象徴的なのが、ジョン・ウィックの黒のタイトスーツ。
過剰なまでにミニマルな装いが、彼の内に秘めた怒りと孤独を際立たせています。
機能性と美しさを両立したそのスタイルは、ただの戦闘服ではなく、復讐の儀式にふさわしい「制服」のような意味を持つのでは?
ネクタイ一本にも緊張感が漂い、シルエットの鋭さが彼の動きのキレを増幅させていますよ。
スーツというアイテムが、キャラクターと物語そのものを語る映画です。
ポイント
- タイトフィットのスーツが、俊敏な動きを支えつつ洗練されたシルエットを演出
- シャツやネクタイまで黒で統一されたワントーンコーデが、ストイックで重厚な印象
- クラシックな仕立てにモダンな要素を融合させ、時代を超えるタイムレスなスタイルに
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サスペンス映画(女性向け)
女神の見えざる手(Miss Sloane)
政治ロビイストの世界を描いた知的スリラー。
ジェシカ・チャステイン演じる主人公は、冷徹な戦略家でありながら圧倒的なカリスマを放ちます。
彼女の武器は知性とファッションセンス。
彼女の着こなすタイトなパンツスーツ、シンプルで高級感のあるワンカラーコーディネートは、知的で自立した女性像を象徴しています。
ヴィクトリア・ベッカムやアクネ ストゥディオズなど、都会的でストイックなブランドが似合いますね。
女性のキャリアスタイルの新たな指針になる映画です。
ポイント
- ワンカラー(モノトーン)で全体をまとめ、素材感で変化をつける
- ヒールは5cm程度のポインテッドトゥで“知的に美しく”
- バッグは台形型のレザートートなどで“仕事ができる感”を出す
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まとめ:映画の中の"スーツスタイル"で魅力的な自分を演出しよう
今回ご紹介した10作品は、ストーリーだけでなくスーツスタイルにも強いインスピレーションを与えてくれるものばかり。
映画から学ぶファッションは、ビジネス、カジュアル、ラグジュアリーなど、あらゆるシーンで役立つヒントになります。
あなたも今日から映画の主人公のような一着を選んで、ワンランク上の着こなしを楽しんでみませんか?
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