恋愛ものの作品で「心動かされた」作品ランキングです。
同じ40代で洋画が好きな人なら、一度は見たことはあるのではないかと思いますよ。
80年代から2010年代までの恋愛系の映画の中で、今でも思い出せる懐かしい作品になっています。
ではどうぞ!
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40代以上の思い出の恋愛映画5選
1位:タイタニック(1997年)
永遠のラブソング「マイハート・ウィル・ゴーオン」セリーヌ・ディオン
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レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレット主演の実話をもとにした恋愛ムービーです。豪華客船に乗り込んだ野心溢れた貧しい青年と、自分の境遇に不満をもつ上流階級の令嬢の愛の物語ですが、これが本当に感動しました。
現代から過去に遡る回想シーンで始まり、老女の若かりし日の美しい姿と、彼女に恋をする下層階級の青年との出会い。アメリカでの成功を夢見る画家志望の青年と、望まれない結婚から逃れたい一心のヒロインの秘かだけど瑞々しい愛のやり取り。
雄大な海と船のシーンはジェイムス・キャメロン監督らしく映像美が素晴らしくすぐに引き込まれましたが、それ以上に若い二人の未来に羽ばたくような描写は見ていてとても心地よかったですね。
前半の逢瀬のシーンは「禁断の恋」という感じがしてドキドキしましたし、婚約者役の俳優さんのいかにも「傲慢な男」な感じがディカプリオの「いたずらっ子」な軽さと鮮烈な対比になっていて、そこがまた魅入られる見どころの一つかなと思います。
後半は場面が急展開して、船が沈んでいくという悲劇。婚約者の手を振り切ってディカプリオの元に駆け付けたヒロインを見て「このまま助かるのかな」と思っていたら、なんとディカプリは死ぬという意外過ぎた展開。
しかも最後は自らが犠牲になってヒロインを救うという「男前すぎる死にざま」と、冷たい海中に落ちていく姿があっけなく、それでいて真実味があって、さらに「おおお・・」と感涙にむせんでしまいました(鑑賞当時)
若いころのディカプリは茶目っ気が強すぎてそこまで好きではなかったのですが、この映画のラストシーンで一気にその見方が変わりました。
もし生きていれば結ばれたはずの二人。一人が死ぬことによって「永遠の愛」に変わった瞬間。
彼の名前と残された思い出のダイヤとともに数十年を生きてきたヒロインの思い。
全てが完璧で、悲しく、美しい作品だと思います。
盛り上がり感抜群のサントラも感動的だったなあ。
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2位:ゴースト(1990年)
パトリック・スウェイジとデミ・ムーア主演の幽霊系ラブストーリーです。後に多くのフォロワーを出すことになった「幽霊が主人公になって恋人と会う」スタイルは、当時はまさに衝撃的でした。この映画の凄いところは、恋愛ものとしての男女の触れ合いや気持ちの通じ合いだけでなく、ゴーストものとしての「因果応報」「ゴースト世界の真実」を描いていたところだと思います。
特に地下鉄でものを動かせる幽霊とのやり取りは凄かったですし、悪人を連れ去る地獄の死者もやたらとリアルでした。しかし何といっても涙したのは、死んでゴーストになった主人公と、亡くなった彼を思い続ける女性との最後のシーン。主人公が亡くなった原因が解き明かされ、ようやく自らが天国に旅立つことができるそのときに、やっとその姿を彼女の前に現すことができたのです。天から差し込む神々しい光に包まれた主人公と再会し、手を触れあう彼女・・・
それが最後だとわかっていて、それでも彼は天国から見守ってくれているとその目で信じることができた、かけがえのない瞬間。涙しました。号泣しましたとも、ええ。まるで小説のような完璧な筋立てとエンディングは「エンターテイメント」と「美しい愛の物語」の両立を自分の映画鑑賞史の中で初めて可能にした作品だったと思います。
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3位:グレイテスト・ショーマン(2017年)
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ヒュー・ジャックマン主演のミュージカル映画です。現代のサーカスの原型を作ったとされる実在の人物を描いたエンタメ作品で、決して恋愛の映画ではないのですが、映画の主軸は主人公バーナムの妻への想いに貫かれていると自分の中では感じ、ランクインしてみました。
貧しい境遇から身を起こして金持ちの令嬢と結婚し、幸せな家庭を築いたバーナムでしたが、やがて自身の構想が日の目をみてサーカス団の経営者として成功を収めます。
名もない無名の時代のバーナムの情熱的なアプローチで一緒になった奥さん役のミシェル・ウィリアムズは適役で、控えめながらも夫を支えて子供たちをきちんと育てる、古き良き良妻賢母を見事に演じていました。
しかしそんな素晴らしい妻を裏切る形になる事件が起き、妻は実家に帰ってしまいます。連れ戻しに行き、昔ともに過ごした場所で語り掛けます「僕が間違っていた。本当に大切なものを忘れていたんだ」このシーンが映画の中で最も心震えました。彼の成功は全て妻の献身的なサポートがあったからこそ。
たとえ仕事では直接役立てなくても、ずっとそばにいて静かに見守ってくれるだけで、男性は安心して次の一歩に踏み出せるのです。
そんな大切な大切な妻を失いかけて、ようやく気付いた「本当の愛」。バーナムはサーカスの経営を共同経営者に譲り、家族とともに過ごすことを決意するのです。
映画ではサーカス団のメンバーや、華々しいミュージカルソングに目が行きがちですが、本当に大切なこの映画のコアの部分は「本当に大切なものに気づく」ことだったと思うんですよね。
それは一度失ってみて気づくものですし、戻ってこないときもある。自分自身も何度も失恋を経験しているので、このときのバーナムの気持ちが痛いほどよくわかりました。
今ともに時を過ごしてくれている、そっと自分を支えてくれている。それこそが「愛情」そのものではないかと思うのです。
4位:マネキン(1987年)
アンドリュー・マッカーシーとキム・キャトラルが主演のロマンティック・ラブ・コメディーです。上位の3作品と比べるとガクンと愛の重さはなくなってしまうのですが(笑)、それでも私はこの映画をリアルタイムで見ていて、すごく心に残りました。
あらすじは簡単で、さえないデパートの若手社員が古代エジプトから転生してマネキンに乗り移った美女と恋に落ち、最後は結婚するというものです。
何が良かったというと、そのファッショナブルさと軽快なタッチ。こういうの本当にあったらいいな、という思いを映像化していて、そういう「中二病」感も心に残る作品の理由の一つです。
まさに鑑賞当時が中学生の思春期まっさかりだったので「美女がマネキンに転生して自分だけにしか見えない」という設定がドンピシャに心に響きました。
マネキン美女と毎晩デートをしたり(外からはマネキンと遊び歩く変人としかみられていない)、デパートのショーウィンドゥを一緒に美しくクールに仕立てていくテンポの良い画面の転換も好感を持てましたね。
こういう転生ものは最後はどちらかが元の世界に帰っていくか、命を失うパターンで悲しい結末なることが多いのですが、この映画はマネキン美女が人間になって結婚できるという、ハッピーエンド。
80年代という明るく未来志向な時代の空気感を良く表していたと思いますね。
恋愛ものとしては、とにかくヒロインのキム・キャトラルの魅力につきます。
スタイル抜群でとにかく美女。それも親しみやすい笑顔のキュートな美女ですから、主人公ならずとも自分でも一目で恋に落ちてしまいますよ。たとえマネキンでも自分の前ではキュートで優しい恋人だとしたら、周りに何を言われても感じないでしょうね(笑)
あとはサントラが秀逸です。スターシップの曲が映画をものすごく盛り上げてくれます。ミュージックビデオを見るだけでも「観たいな」と思わせてくれますよ。
5位:愛しのローズマリー(2001年)
グィネス・パルトウとジャック・ブラック主演のラブコメディーです。コメディ俳優としてのジャック・ブラックの面白さが思う存分に発揮されている作品でもあります。
設定は「人を外見でしか判断できない主人公に催眠術をかけて、人の見た目を心の美しさでしか判断できないようにした」ということ。
つまり「外見が美しくなくても」「心が美しければ」主人公の目には「美人に見える」という流れなんですね。
グイネス演じるヒロインはものすごい肥満で美しくはない女性なのですが、困っている人を助ける団体でボランティアをするなど、心根はものすごく優しくて他人を思いやる気持ちに満ち溢れた人。
そんな彼女を一目見た「人の外見を心の美しさで見る」主人公が「ものすごい美人だ!」となって夢中になるのは当然の流れです。
そうしてデートを重ねていく中で、周りは「え?なんで?」と思うのですが、主人公は逆切れする始末。「お前らの目は節穴か!」と。まさに人を外見でしか判断しなかったかつての主人公に返してあげたい言葉ですが(笑)、もちろんこういう状態は長く続かず、最後は催眠術が解けて真実を知ることになります。
主人公は最初はドン引きするのですが、彼女の行動や行っている活動、病気の子供達への優しいふるまいを見るうちに「・・・・」となってくるのです。
このあたりの心の動きがこの映画で一番「心動かされたところ」でした。
どんなに美人でも心が貧しければ魅力は褪せてきますし、たとえ容姿は優れなくても、その心根が優しくて他人を思いやる気持ちに満ちあふれている人なら、きっとその心の魅力は伝わります。
人間は常に外見に惑わされる生き物ですが、それでも心の美しさには必ず気づくもの。主人公は彼女のそうした魅力にようやく気付き、そして最後は共に海外のボランティアの旅へと旅立っていくのでした。
軽いタッチの恋愛コメディですが、不思議と心に残っているのは、きっと恋愛の本当の魅力をこの作品が描いているからではないでしょうか。
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まとめ
心に残る恋愛映画をまとめてみました。
恋愛ものは人によって感動するポイントが違うと思いますが、共通しているなと思うのが「ときめき」「切なさ」ではないでしょうか。
過去の自分の体験と照らし合わせて「あんなこともあったな」としみじみしたり、今の恋愛や結婚生活を感じて「わかる、わかるよ」と共感したりとか。
恋愛は男女の永遠のテーマであり、人生に喜びや愛おしさを与えてくれるものなんですよね。
年を経るにつれて感動するポイントも変わってきてきて、またそれに見合う大人の恋愛ものを見ていきたいですね。
皆さんの心に残る恋愛映画はありますか?
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