アメリカを代表するゴルファーの英語名言です。
1960年代から90年代にかけて活躍した、アーノルド・パーマー氏と並ぶ往年の名プレーヤーです。
「ゴルフの帝王」と呼ばれたニクラウス氏は、その淡々としたゴルフとともに、深みのある言葉も多く残しています。
今回はそんなにニクラウス氏のシンプルな英語発言を取り上げていきます。
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ジャック・ニクラウス氏の英語名言5選
This is a game. That's all it is. It's not a war
これはゲームだ。それだけだ。戦争じゃないんだよ。
「それだけだ」はThat’s all it is。
非常にシンプルですね。
ゴルフなどスポーツに熱くなると、どうしても競技を「戦い」と捉えがちなんですが、ニクラウス氏はあくまで冷静に「ただのゴルフだよ。そう熱くなるなよ」と諭していたのかもしれません。
とはいえ、獲得できる賞金の大きさと名声を考えれば、熱くなる気持ちは分かりますけどね。
The older you get, the stronger the wind gets; and it's always in your face
年をとればとるほど、風は強くなり、常に顔に当たるのさ。
「~すればするほど、~になる」は、The ~er, the~er。
「年を取る」はget old。「風が強くなる」はthe wind get strong。
この2つを逆にして「~すればするほど~になる」の表現になります。
この言葉の意味は正直分かりません(涙)
ただ類推するに「年をとるとグリーンに吹く風を強く感じるようになる⇒体力の衰えを感じる」なのか「風=世間の注目・風当たりととらえて、常に注目される」ということなのか、どちらかなのかと。
文法的に良い例だったので取り上げましたが、意味そのもの深いものがありそうですね(誰かゴルフファンの人で知っている方がおられたら、是非教えてください)
Sometimes the biggest problem is in your head. You've got to believe.
時として、最大の問題は頭の中にある。信じなければならない
「時として」はsometimes。
「最大の」はthe biggest。
「~しなければならない」はhave got to~。
プレー中に浮かぶ疑念や不安。
それこそが己の最大の敵なのだと。
常に自分の信じた道を行き、そうした疑念や不安を振り払って前に進めるものこそ、真の勝者になれるのでしょう。
帝王らしい、シンプルで自信に満ちあふれた言葉だと思います。
A kid grows up a lot faster on golf course. Golf teaches you how to behave
ゴルフ場では子供の成長が早い。ゴルフは立ち居振る舞いを教えてくれる
「成長する」はgrow up。
「~より早い」はfaster。
「教える」はteach。
「振る舞い方」はhow to behave。
ここでの「子供」は自分自身の若き時代のことか、または自分よりはるか年下の若い世代に対してのことだと思われます。
ゴルフを通じて人として成長するということ。
礼儀やマナー、規律が重んじられるスポーツだからこそ、人間形成に大きく役立つのかもしれませんね。
Nobody ever remembers who finished second at anything
誰が2位になったかなんて覚えているわけがない
「誰も~しない」はNobody。
「~なんて」はever。強調のニュアンスで使われます。
「2位になった」はfinished second。
「何であれ」はat anything。
ゴルフであれなんであれ、常に一位であらなければならない。
それはとくにスポーツの世界ではいえることでしょう。
スポーツ以外の経済や戦争など、人と人が争うものでは常に「一位」だけが全てを得られるのです。
生存競争の厳しい世の中だからこそ、この言葉は鋭く真実を突き刺します。
日本の某議員の「2位じゃダメなんですか?」とは対照的ですね。
まとめ
ゴルフの帝王の名言から英語を学んでみました。
どれもシンプルで理解するのは容易です。
しかしシンプルであるだけに、含まれる意味は深くなりますし、どんなジャンルでも当てはまる汎用性の広さを感じます。
英語ブロガーとしては、引用したのはいいけれど、前後の状況が分からなければ意味が掴めない事実も感じましたが(当たり前ですね苦笑)
ともあれ、抜群の実績をもつニクラウス氏の名言は英語を学ぶ上でも、人生を学ぶ上でもすごく有用であると実感しました。
やはり何かの最高点に到達した人の言葉は重みがありますね。
私もいつかこんな境地に立ちたいなと。
いつかその日が来ることを夢見ながら、次回も名ゴルファーの発言で英語を学んでいきますね。
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