コーヒーとビール。
朝の寝起きや仕事の合間。
仕事終わりに飲むコーヒー。
目覚ましと疲れを癒すのに効果的です。
仕事明けや夕食のビール。
最高のリラックス効果をもたらしてくれます。
そんな二つのドリンクは飲み方を変えるだけで!
もっと素晴らしいビジネスライフとヘルシーライフを我々のもとに届けてくれるということ!
今回はそんなコーヒーとビールの飲み方をまとめていきましょう!
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コーヒーとビールが仕事の効率をあげる理由
コーヒーとビールには共通性があります。
それは「自律神経」を整えてくれる
ということ。
自律神経とは、生命を維持するために必要な体の反応をコントロールする神経です。
この自律神経は全身のコントロールセンターのようなもの。
人間はふだんの意思決定で忙しいため、体のコントロールをこのAIのような自律神経に全て任せている形をとっています。
具体的に言うと、内臓の動きや血管の収縮だったり、ドキドキやハラハラなど、自分がコントロールできない反応のことです。
自律神経には「交感神経」「副交感神経」の2つがあり、お互いにバランスを取り合いながら、健康を維持しているわけですね。
なぜコーヒーとビールが仕事の効率を上げてくれるのかというと、この2つの自律神経にいい具合に働いてくれるからです。
【コーヒー】
・主成分のカフェインが交感神経を優位に働かせる
・アドレナリンが全身を巡って興奮状態を作り出す
・頭の回転が速くなり、仕事の集中力も増す
・アロマ効果があるので、リラックさせてくれる
【ビール】
・副交感神経に働きかける
・リラックス効果がある
・張り詰めた仕事の緊張を癒して、心機一転させる
・ビールを酌み交わすことで、同僚や上司、取引先とも本音で語り合える
このように、コーヒーとビールには自律神経をコントロールする力があります。
ただし飲み方を考えないと、この力を最大限に発揮することができません。
ではこれからより具体的に「良い飲み方」を紹介していきましょう。
コーヒーの上手な飲み方
1・あさイチのコーヒーは避けよう
寝起きのコーヒーは美味しいですよね。
熱いブラックを飲むと一気に目が覚める気分がします。
ただこの飲み方はあまり「良くない」ということ。
その理由は、目覚めと大きく関わっているホルモン「コルチゾール」の働きを邪魔するからです。
このホルモンは朝の6時から分泌量が増えていき、8~9時にピークを迎えると言います。
この時間にコーヒーを飲んでしまうと、この目覚めホルモンを良くしてしまうので、逆に眠気やだるさを引き起こしてしまうリスクがあるのです。
なのでコーヒーを飲むのならば、ホルモンの分泌が低くなる朝の10時以降にしましょう。
2:朝食は菓子パンとコーヒー以外のものも食べよう
面倒な時は朝食にトーストとコーヒー、または菓子パンとコーヒーだけで済ますことがありますよね?
でもこれはあまり宜しくないです。
というのも、コーヒーに含まれるカフェインには「アドレナリン」を分泌する働きがあり(やる気を引き起こすホルモン)、これが血糖値を下げるホルモン「インスリン」の分泌を抑えてしまうからです。
血糖値を下げるインスリンが分泌されにくくなると、血管に糖が余ってしまう状態になります。
こうした状態は脳の認知機能に支障をきたしてしまい、判断力や注意力を低下させてしまうもとになります。
なので、朝食には糖質が多いものは避けて、栄養価の高い卵やビタミンやミネラル豊富なサラダ、栄養バランスが取れたシリアルなどを合わせて食べることがおすすめですね。
2:適度な量を飲もう
コーヒーは適度に飲むと体や気持ちに良い刺激を与えてくれるのですが、飲みすぎると逆効果になります。
なぜかというと、コーヒーに含まれる「カフェイン」が「やる気」を引きだすホルモン「アドレナリン」や「コルチゾール」を分泌することで、一時的に疲労は感じなくなりますが、疲労自体が消えることはないので静かに「蓄積」していくからです。
カフェインの過剰摂取は幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」も減少させていくともいわれ、結果的に心身の疲労を早めてしまうことになるのです。
では適度な量はどれくらいか?というと、
コーヒーカップ:一日4杯ほど
缶コーヒー:一日3~4本ほど
がベストということ。
もちろんブラックが基本です。
砂糖を入れる場合は、ミネラルたっぷりな「黒砂糖」が良いですね。
ビールが実は体に良い理由
代謝をアップさせてくれる
ビールのカロリーにおよそ3分の1は糖質です。
これがゆえに「ビールは太る」と言われがちなのですが、この糖質の中に「ビール酵母」が含まれていて、ここに含まれる栄養分によって代謝を促進してくれる役割があります。
アミノ酸、養蚕、鉄分、カルシウム、ビタミンB群、ニコチン酸、パントテン酸など
実際に「ビールが太る」原因の多くは「脂っぽいおつまみ」を食べることがポイントになっているため、このおつまみを低カロリーなものにする(枝豆など)ことで、代謝を高める効果が見込めるというわけですね。
胃腸を強くしてくれる
ビールは炭酸を含んでいます。
胃に流れ込んだ炭酸水は胃壁に刺激を与えてくれるので、胃腸の運動を促してくれます。
同時に血流も促進するので、消化や吸収という点で期待できます。
さらにビールに含まれる「ホップ」には苦みがあり、これが胃腸の消化酵素の分泌を活性化してくれる働きがあります。
炭酸と同様に、ビールは腸内環境を良くしてくれる成分が豊富ということですね。
実は栄養価の高い飲み物
先ほども述べましたが、ビールには豊富な栄養が含まれています。
もともと古代エジプトでは薬として使われた歴史があり(胃腸薬や湿布薬)、日本でも明治初期には薬局で販売されていたと言われています。
ビールの専門サイトを調べてみると、
ビールの主原料である、大麦、ホップ、酵母には栄養素が豊富に含まれていて、体にいい作用をもたらしてくれます。
大麦に含まれるβ-グルカンは、水溶性の食物繊維。これには悪玉コレステロールや内臓脂肪を低減させる働きがあります。
ホップは、昔から民間薬として用いられてきた植物です。女性ホルモンと似た働きをするフィストロゲンが含まれているため、更年期障害を軽減することが知られています。また鎮静作用、催眠作用、抗菌作用、健胃作用、食欲増進などの効果もあるとされています。
とあり、確かに健康には良い働きが目白押しですね。
もちろん薬そのものではないので、あくまで「健康に良い飲み物」という範疇だと思います。
なので適量がベストということですね。
ビールに含まれるプリン体はたいした量ではない
痛風とビールの関係は昔から指摘されてきましたね。
一時期は「プリン体を抑制したビール」というのが販売されていたりして、ビールと言えば「プリン体」というイメージがついていました。
プリン体は痛風を引き起こす「尿酸値」の原料になる成分ですが、そもそもビールに含まれるプリン体の量はたいしたものではないということ。
メーカー平均で「100mlあたり5~12mg」だと言われています。
他の食品だと魚介類は「100mlあたり40~100mg」となっているので、それらと比べるとビールの量は少ないといえますね。
痛風の原因になるのは「ビールの飲み方」にあり
ではなぜビールが痛風によくないと言われるのかというと、実はその「飲み方」に原因があるわけです。
以下のパターンが典型的な例になります。
運動や仕事で汗をかく⇒のどごしを味わうために、何も飲まないでビールをグイグイ飲む
このパターンが痛風リスクを引き起こす原因は、
・激しい運動や作業をすると、エネルギー源が大量に使われる
・その過程で体内に大量にプリン体が余る
・尿酸値が上昇する
・発汗で水分が失われるため、血液が凝縮している
・体内にたまった尿酸が結晶化しやすい(痛風の痛みは尿酸の結晶が原因)
という流れにあります。
さらにビールには「利尿作用」があるため、より血液の凝縮が起きやすいということですね。
これらを防ぐ方法は「水分をとること」。
ビールを飲む前や飲んでいる最中に、こまめに「水」を飲むと良いです。
適度な水分補給が血液の凝縮を防ぐので、ぜひ水をちょくちょく合間に飲むようにしましょう。
ビールの利尿作用が痛風を防ぐポイント
ビールが尿(水分)を排出する力が強いがために「血液が凝縮されやすい」マイナス面がありますが、同時に「尿酸を吐き出す力」も強いというプラス面も期待できます。
尿酸は尿から排出されますが、血液中の尿酸が増えれば炎症を起こします(痛風)
単純に考えれば、痛風にならないようにするためには、尿からの尿酸の排出を多くすればよいわけですね。
先ほどは
・運動や仕事でエネルギーを消費
・プリン体が体内に溜まる(尿酸に変化)
・発汗で体内から水分が失われた状態でビールを飲むことで、水分が尿として出やすくなる
・血液が凝縮して尿酸が溜まりやすくなる
流れがあったので「ビールだけを飲むと尿酸が溜まりやすい」流れに合ったのですが、きちんと水分を補いながらビールを飲むことで
・血液の凝縮を予防できる
・尿酸を排出しやすくなる
効果が得られるわけですね。
まとめ
では全体をまとめてみましょう。
【コーヒー】
・朝のコーヒーは10時以降に
・朝食はパンとコーヒーだけでなく、卵やサラダ、シリアルも食べること
・飲み過ぎない(カフェイン過多を防ぐ)
・基本はブラックで、砂糖は黒砂糖で
・コーヒーカップ:一日4杯ほど
・缶コーヒー:一日3~4本ほど
【ビール】
・水と一緒に飲む
がおすすめポイントになります。
冒頭でも述べたように、コーヒーもビールも守るべきポイントを守って飲めば、体に良い飲み物です。
上手く使えば、仕事にも良い効果をもたらしてくれるので、ビジネスパーソンはぜひ上手に活用してもらえたらと思いますね。
そして今回の情報の参考にさせてもらったのは、こちらの書籍です。
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