80年代洋楽バラードソングからの英語表現ラーニングです。
80年代の洋楽には魅力的な音楽が多いのですが、中でもこの歌は胸に熱く響く一曲となっています。
今回はそこからの英語表現を学んでいきたいと思います。
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歌詞全体の英文和訳
まずは動画をご覧いただきましょう。
今聞いても「熱い」です。
女性ボーカルの熱く切ないボーカルとバックバンドの力強い演奏が見ても聞いても胸を打ちます。
私も87年にリアルタイムでこのビデオと曲を視聴して一瞬で心を掴まれました。
今まで一人で過ごしてきた女性が、一人の男性に出会うことで恋に落ち、「あなたをどれだけ愛しているか誰も分からない。どれだけあなたに会いたいか」ということを切々と歌上げている歌詞になっています。
ビデオの内容と併せて見れば、歌の主人公の女性の燃えるような愛の気持ちがグワッ!と伝わって来るようですね。
そんな女性の熱い恋心を歌詞のサビの部分で英語表現を見ていきましょう。
洋楽歌詞の英語チェック
サビの歌詞をご覧ください。
Till now I always got by on my own
I never really cared until I met you
And now it chills me to the bone
How do I get you alone
How do I get you alone
文書中に何度も「get」が出てくるのが分かりますね。
gotとなっているのは、getの「過去形」です。
このgetは数ある英語表現の中でも特に幅広い意味を持ちます。
素の用法はhaveに似ていますが、よりカジュアルになった感じです。
詳しい説明は別記事で書いているので、そちらをご覧ください。
英会話に役立つ!カジュアルな頻出表現「get」フレーズ20選!
では節ごとの英文を見ていきましょう。
Till now I always got by on my own
ここで使われているget表現は「got by」です。
「get by」の過去表現になります。
意味は「切り抜ける、何とかやっていく」です。
全体を分割して意味を捉えていきます。
Till now(今まで)、I always(私はいつも)、got by(何とかやってきた)、on my own(私自身で)
言葉の意味そのままの素直な訳文が出来上がります。
今までいつも一人でやってきた
続く英文は今回の主題である「get」が含まれていないので、そのまま分割⇒訳で進めます。
I never really cared(私は全然本当に気にしなかった) until I met you(あなたに会うまでは)
⇒あなたに会うまで気にも留めなかった
And now(そして今) it chills me (それは私を凍えさせる)to the bone(骨に至るまで)
⇒今は骨まで凍えている
最後はいよいよ歌のサビの歌詞です。
How do I get you alone
まずは英文を分割してみます。
How(どうやって)do I(私は)get(~させる) you(あなたを) alone(孤独に)
まず前半の「How do I」は「どうやったら~できるの?」という自分に対する反芻になります。
続くget you aloneは「独り占めする」というイディオム的に使われます。
文法的に見ると、get「~させる」という「物事を動かす」用法で、youをaloneという状況になりますね。
歌詞の状況から言うと、部屋で一人で彼からの連絡を待っているときに「ああ、私はこれだけあの人を愛しているのに!でもあの人は今捕まらない!どうやったらあなたを独り占めできるの?」という感じが伺えます。
では全文を和訳してみましょう。
今までいつも一人でやってきた
あなたに会うまでは、気にしたことなんてなかったわ
でも今は骨まで凍えてる
どうやったら、あなたを独り占めできるの?
どうすれば、あなたと二人きりになれるの?
という感じでしょうか。
激しく燃え盛る女心ですね!
まとめ
曲は知っていましたが、歌詞の内容は初めてここで知りました。
実は片思いに近い熱情の歌だったんですね。
以前は単に「あなたが去って私は一人」的な感じで捉えていましたが、get you aloneの意味を知ることで、もっと積極的なニュアンスを持つのだとようやく数十年ぶりに理解した感じです。
さすがは能動的なget!
歌詞の英語は短いフレーズに気持ちを込めて書かれているので、ネイティブの人のリアルな気持ちが知れて勉強になりますね。
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