世界的ロックバンド、ガンズアンドローゼズのセカンドアルバム「ガンズライズ」からの一曲です。
1988年にリリースされたアコースティックバラードソングは、それまでのソリッドで乾いた曲風とは180度違った魅力が人気で、ライブでも定番の一曲になっています。
ガンズのファンでもある私も大好きな曲の一つで、牧歌的なメロディと歌詞に今でも変わらない良さを感じています。
今回はそんな一曲から気に入った英語フレーズを取り上げていきますね。
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歌詞全体の英文和訳
まずは全体の和訳をまとめてみます。
キミのことが恋しくて涙を流している
微笑んでいられるけど、今は毎日君のことを考えているよ
迷ったときもあったけど、君が俺の気持ちを落ち着かせてくれるんだ
君は俺の心の中にいるんだよ
言っただろ、ゆっくりやればいいんだよ
きっとうまくいくさ
俺たちに必要なのはちょっとした我慢なんだ
俺は階段の上に座ってる
一人になりたかったんだよ
もし今すぐに君と一緒になれなくても
待ってるよ、心から
時々神経質になるけど、時間の経過を早めることはできないから・・
ここから個人的に気に入ったフレーズの英語を見ていきますね。
「ペイシェンス」で気に入った英語表現
迷った時もあった
歌詞では「Was a time when I wasn't sure」と書かれています。
文章(歌詞)の先頭なので「Was」とWが大文字になっています。
本来は「There was a time when~」と書くのが通例ですが、「There(~がある)」を省略してます。
このほうが歌のリズムに合う感じです。
意味的には
(There)was a time when=~という時があった
I wasn't sure=私が確信できない(~という時)
になり、whenが二つの文をつなぐ形になってます。
sureは「確かに」という意味ですが、これを「I am sure」とか「You are sure」にすると「僕は確信してるよ」「君は分かってるよね」というニュアンスになります。
なので、歌詞の意味的には「俺たち二人の関係は良いものか悪いものかはっきり分からないときがあったけど」的な感じになる思います。
心を落ち着かせてくれた
英語歌詞では「But you set my mind at ease」。
前の文章の「Was a time when I wasn't sure(迷ったときもあった)」の続きで、
But(だけど)
you set my mind at ease(君は俺の心を落ち着かせてくれた)
の流れになります。
setは文字通り「セットする」「整える」「準備する」で、何をsetするかというと「my mind(俺の心を)」、どうsetするのかといえば「at ease(落ち着く、安らがせる)」となります。
つまり「set~at ease」(~を落ち着かせる)というフレーズですね。
はっきりしている
歌詞では「There is no doubt」です。
There is~は「~がある」という存在を示すフレーズで、主語がはっきりしていない漠然とした感じ、たとえば場所などで「~があるよ」という時によく使います。
ここでは二人の関係性についての「状況」について語っているので、
no doubt(疑うものはない)
が後に続くわけです。これで「はっきりした」「疑う余地もないよ」という意味になる感じですね。
ゆっくりやればいいさ
英語歌詞では「take it slow」「make it slow」になってます。
takeとmakeは微妙にニュアンスが違っていて、takeは「積極的に前に出て行う⇒自然な感じ」で、makeは「強制的に行う⇒意思の力でやる感じ」になります。
take it slow=ゆっくりやればいいさ
make it slow=ゆっくりやっていこうよ
makeの場合は少し「強い意思」が加わる感じですかね。
ちょっとした我慢
原文では「All we need is just a little patience」。
文章を分解すると、
All we need is(俺たちに必要な全てのものは)
just a little patience(ちょっとした我慢)
「All~is(are)」の文章の形は結構色んな英文や会話で目にしたり耳にすることが多いです。
日本語で言うなら「私・あなた・みんながすべきなのは~だけだ」という感じで、何かを指示したり、宣言する意味合いの流れで使うことが多いですかね。
続く文章でその中身が示されているので、ここでは「ちょっとした我慢」だということ。
神経質になる
歌詞では「Sometimes I get so tense」として使われています。
sometimesは「時々」の意味で、I get so tenseが時々であることを示しています。
getは「~を得る」というニュアンスで使われますが、ここでは文字通り「tense(緊張)」を得るということになります。意味的には、
緊張を得る⇒緊張する、神経質になる
ですね。
tenseの前に強調のsoがつくので、tense(神経質)がけっこう強めなのが分かります。
時々、俺ってすごく神経質になるんだけどさ
という感じです。
getについても別記事で詳しく述べているので、よければこちらをご覧ください。
時間の経過を早める
英語歌詞では「But I can't speed up the time」。
構文的には簡単で、以下のようになります。
But (だけど)
I can't(自分にはできない)
speed up (早める)
the time(時間を)
この英文のポイントは「speed up(早める)」ですかね。
早いという場合の英語表現は意外に日本人は出てこなくて、どうしても「early」「fast」とかをイメージしがちです。
ここで使われている「speed up」は「早める」の意味で使う際だと、けっこう便利な表現だと思うので、日常会話でも活用できるのではないかと思います。
まとめ
激しい曲が多いガンズの楽曲ラインナップの中でも、このペイシェンスをはじめとするいくつかの曲でカントリー風のバラードがあって、またそれが自分の感性にすごく合うので好きなんですよ。
なので、この歌の歌詞も曲に合わせてすごく優しい感じになっていて、そこがボーカルのアクセルローズの繊細な一面を見れたようで、リリース当時はすごく嬉しかった記憶があります。
2017年に20年ぶりにオリジナルメンバーで来日したときにライブ鑑賞しましたが(⇒来日ライブレポート)、このときももちろんこの歌が演奏されていたので、やっぱり時を越えたガンズの名曲シリーズであることを確認しました。
曲もさることながら、歌詞も分かりやすくて日常英会話に使いやすいフレーズが多くあると思うので、今回はその中で自分の心に響いたものをピックアップしたつもりです。
ガンズの歌には色んな思い出があるので、今後もそこからの英語歌詞で気に入ったものがあればピックアップしていきたいと思いますよ。