汗をかきやすいスポーツやトレーニング時、ふと気になるのが「体臭」。特に40代・50代になると、加齢によるニオイも気になってくるものです。
そんな時に役立つのが香水。
制汗剤やボディシートも有効ですが、運動中の汗や体温の変化に合わせて香りが変化する香水は、大人の男性の身だしなみアイテムとして非常に優秀です。
今回は、ゴルフ、ジム、ウォーキング、軽いアウトドアなどのシーンにマッチする、「清潔感があり、爽やかで嫌味にならない香り」を厳選してご紹介します。
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スポーツ・トレーニング中の香水選びのポイント
運動シーンにおいて香水をつける際は、以下の点を意識すると好印象を与えられます。
➡️軽やかで清潔感のある香りを選ぶ
➡️強すぎる香りや重い甘さは避ける
➡️自然の中や室内でも浮かない香調を選ぶ
➡️オードトワレやコロンなど軽めの濃度が理想
➡️使用量は1〜2プッシュ、胸や腹部など体温の高すぎない場所につける
汗をかく運動中でも香りすぎず、ほんのりと香る程度がベストですね。
では、シーン別におすすめの香調と具体的な香水を紹介していきましょう。
スポーツ・トレーニングにおススメの香水
【1】ジム・フィットネス向け
ジムやフィットネスに通う際、香水選びで意識したいのは「爽快感」「清潔感」そして「軽さ」です。
汗をかく場面では香水が重たく香りすぎると不快感を与えるため、軽やかでフレッシュな香りを選びましょう。
特に40代・50代男性におすすめしたいのは、スポーツマンらしいエネルギッシュさと大人の落ち着きを両立させた香水です。
まず紹介したいのが、シャネルの「アリュール・オム・スポーツ ・ローニュ」。
シトラスを中心とした爽やかなトップに始まり、ややウッディなラストノートまで自然な香りの移ろいがあります。
まさに“動きながら香る”ことを前提に設計された一本です。
次にランバンの「オム スポーツ」。
より控えめな香り立ちで、ジムに長時間いる方にもおすすめです。
トップにベルガモットが香り、ミドルからラストにかけて徐々にマリンノートが広がりますよ。
またプラダの「ルナロッサ・オー ロッサ」も選択肢に。
ジンジャーと柑橘の組み合わせがユニークで、運動の高揚感を後押ししてくれるようなフレッシュさが魅力ですよ。
「香水をつけている感」を主張しすぎず、清潔感や爽快感を大事にする方にぴったりですね!
さらに、モルトンブラウンの「ブラックペッパー」もおすすめ。
スパイシーなペッパーの香りがエネルギッシュさを引き立て、同時にウッディノートが大人の落ち着きをプラス。
重すぎず、適度な存在感があるため、ジムやトレーニング中の気分を高めつつも周囲に不快感を与えません。
スパイシーさが運動の集中力を後押しする、40代・50代男性にぴったりの一本です。
【2】朝の散歩・ジョギング向け
朝の空気は清々しく、香りが一層引き立つ時間帯です。
そんな時間にふさわしい香水は、「ナチュラル」で「透明感のある香り」。
40代・50代の落ち着きを保ちつつも、自然と調和する香りを身につけることで、1日の始まりを心地よくスタートできます。
まずおすすめしたいのが、エルメスの「オー ドゥ・シトロン・ノワール」。
レモンとウッディの絶妙な組み合わせで、爽やかさの中に深みがある香り。
短時間の散歩や朝の軽い運動に最適です。
次がジョー・マローンの「ウッドセージ&シーソルト」。
海風を思わせる透明感が魅力。自然と一体化するような香りで、日常の中に小さな非日常を感じさせてくれます。
朝の深呼吸とともに香らせると、その日の気分がぐっと上がるはずですよ。
定番中の定番である「CK ONE(カルバン・クライン)」も忘れてはいけません。
ユニセックスで軽やかな香りは、周囲に配慮しながら自分もリフレッシュしたいという人にぴったりです。
朝の散歩やジョギングは、ただの健康維持にとどまらず“自分を整える”時間。
その時間にふさわしい香りを選ぶことで、日々の充実感がさらに高めましょう!
【3】ゴルフ・屋外スポーツ向け
ゴルフや屋外のスポーツシーンでは、長時間外気にさらされるため、香水選びも「持続力」と「上品さ」がカギになります。
40代・50代の男性らしい落ち着きと気配りを表現するには、強すぎず、それでいてしっかりと香る香水が理想でしょう。
そうした候補の一つが、ジョー・マローンの「ライムバジル&マンダリン」。
柑橘とハーブのコンビネーションが絶妙で、派手さはないものの、洗練された印象を与える香りが魅力です。
グリーンが美しいゴルフ場にもぴったりでしょう。
次にエルメスの「テール ドゥ エルメス オー トレ フレッシュ」。
ウッディとシトラスが融合した香りが特徴です。
やや土の匂いを感じさせる独特のテイストが、屋外の自然環境と非常に相性が良く、ゴルフ後のクラブハウスでも違和感なく香りますよ。
さらにアクア・ディ・パルマの「コロニア・クラブ」は、クラシックでありながら現代的なフレッシュさを持つ香水。
ミントとラベンダーが爽快感を演出しつつ、イタリアンな気品も漂わせるため、フォーマル感を残したい人に特におすすめです。
どれも「スポーツ=カジュアル」と「大人の余裕」を表現した香水ですよ。
【4】登山・キャンプ・ハイキング向け
自然と向き合う登山やキャンプでは、「自然に溶け込む」ことが香水選びのテーマになります。
強すぎる香りや人工的なフローラル系は避け、代わりにグリーン、ハーブ、ウッディ系などの“自然由来の香調”を選ぶのが理想です。
イソップの「タシット」はそのなかで筆頭。
柚子やバジルの香りが基調となっており、非常にナチュラルでクセがなく、それでいて知的さも感じさせます。
登山やキャンプなど、自然との一体感を求めるシーンで真価を発揮する香水です。
またエルメスの「オー ドゥ・ルバーブ・エカルラット」は、ルバーブの酸味ある甘さが特徴的です。
森林や草花に囲まれたシチュエーションで爽やかに香ります。
人工的でないのに、印象にはしっかり残る絶妙なバランスが魅力ですね。
ブルガリの「プールオム・エクストレーム」も、ベルガモットやグレープフルーツの爽やかな柑橘系が香りのトップに立ち、ダージリンティーの香りが清潔感と透明感を演出してくれます。
自然の中でのリフレッシュタイムにぴったりの、軽やかでナチュラルな香調が魅力。
ミドル以降はウッディな落ち着きが加わり、活動的なアウトドアシーンでありながらも大人の品格を感じさせますよ。
【5】スポーツ観戦・スポーツ後のリラックス向け
スポーツ観戦や、ジム後・運動後にカフェや帰宅前に立ち寄るシーンでは、汗や疲れを感じさせず“すっきりと整った大人”を演出したいところ。
香りは強すぎず、それでいて「一度リセットした感じ」「爽やかな余韻」を残すものが理想です。
ディプティックの「オー ドゥ・ミンテ」は、ミントを主軸に置いた非常にクリーンな香り。
運動後の熱気をやわらげてくれるような清涼感があり、スポーツ観戦や移動中でも周囲に不快感を与えません。
ディオールの「ソバージュ」は、力強いベルガモットのトップノートに続き、スパイシーなペッパーやアンバーの温かみが漂う大人の香り。
スポーツ後のリラックスタイムにぴったりで、疲れを払いつつも男らしさを際立たせます。
周囲に程よい存在感を残しながらも、派手すぎないので、カフェや移動中でも自然に溶け込みますよ。
最後はブルガリの「アクア・プールオム・アトランティック」。
マリン系の清涼感が強く、やや主張のある香りではありますが、リフレッシュ目的では効果的。つけすぎに注意すれば、男性らしい印象をしっかり演出できます。
ただ香るのではなく「スポーツの余韻を心地よく整える」という意味で機能的。
香りを味方に、リラックスした大人の時間を楽しみましょう。
まとめ
スポーツシーンで香水を使う――それは単に「香りをまとう」だけではなく、自分自身のコンディションや気分、さらには周囲への印象を整えるためのスマートな習慣です。
ジムやゴルフ、朝の散歩や登山など、シチュエーションによって求められる香りのタイプも異なりますが、共通して大切なのは「清潔感」「爽やかさ」「軽やかさ」。
そして、場にふさわしい“控えめさ”。
今回紹介した香水はどれも、スポーツというアクティブな場面に適した名品ばかりです。
上手に使い分けることで、香りがあなたの背中をそっと押し、より豊かなライフスタイルを後押ししてくれるはず。
運動を楽しむように、香りも楽しむ。そんな大人の余裕あるスポーツスタイルを、ぜひ取り入れてみてくださいね!