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知るたびにワクワクする!宇宙ビジネスの気になることまとめ

2022年12月6日

みなさんは「宇宙」というと何をイメージしますが?

JAXA、NASA、宇宙船、衛星、ロケット、月、火星、隕石、惑星

こんな感じではないでしょうか。

最近はアマゾンやテスラのCEOが宇宙船を作って飛ばしていたりしていましたし、ホリエモンが宇宙に飛ばすロケットを開発したりして民間企業も宇宙に参画していますよね。

そのとおり、いま宇宙は国や民間企業ともに「開拓」すべきフィールドになっているんです。

その目的は「軍事」「ビジネス」の2つが源流になっています。

そこに技術の革新と地球の資源の問題が加わって、もはや研究や開発レベルではなくて「実現可能」な範囲に移っています。

今回はそんな熱い「宇宙」についてのビジネスについての紹介と気になる点、それについての参考元になった書籍情報を取り上げていきますね。


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人工衛星や宇宙ステーションが軍事から民間ビジネスに

もともとは軍事目的で研究が進められてきた宇宙への進出。

今でもそれは続いていますが、2010年頃からアメリカでは地球付近の軌道周りの空間については、民間企業にも解放するようになっています。

その中で最も有名なのが、テスラのCEOであるイーロン・マスク氏のスペースX社。

無数の人工衛星を地球上空に飛ばし、世界各地でインターネットやスマホの通信傍受を可能にしています。

もちろんほかにも多くの企業が参画しており、その分野は「通信・放送衛星」「地球観測衛星」「測位衛星」を始めとして、いずれは惑星間を旅行できるスペースシップの実現も視野に入ってきています。

面白いと思うのが、宇宙飛行士が宇宙空間で生活するための国際宇宙ステーション「ISS」にも民間の利用が可能になるかもしれないということ。

映画撮影のためのスタジオとしてや、宇宙で宿泊するためのホテルとしての利用も挙げられています。

ミッション・インポッシブルの主演俳優トム・クルーズさんが数年前にインタビューで「いずれは宇宙空間でミッションを遂行したいよ」と言っていたこともあるので、すでに業界では計画されているのかもしれません。

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』トム・クルーズ、宇宙行きの任務は「もう考えている」

すでにアマゾンやヴァージンの社長がそれぞれ自社の宇宙船で宇宙空間に滞在しているので、近い将来に実現するのは確実でしょうね。

宇宙ビジネスで実現すること

そんな宇宙の民間利用が進むことで、今後は多くのビジネスが花開くといわれています。

具体的にはインターネットや、医薬品の開発、資源エネルギーの開発、旅行ビジネス、輸送ビジネス、金融や保険など。

インターネットは人工衛星を中継地点として、地球規模でネットがつながるようになるでしょう。

私たちが使っているスマホやインターネットは地上のインフラを経由していますが、これが人工衛星になることで電波の受信範囲の広がりや、災害時での不測の事態にも対応することができます。

すでにイーロン・マスク氏のスターリンクが実現しているので、あとは利用料金や国ごとの法律によって利用の範囲が広がると思われます。

医薬品の開発は、無重力であることが重要となっています。

たとえば新薬の開発には、病気に対応したさまざまなタンパク質結晶を作って実験する必要があるのですが、地球上では重力が邪魔をして質の良いタンパク質を作りづらい状況にあるといわれています。宇宙空間ではそれが容易になるということですね。

他にも無重力で可能になる医薬品の開発のレベルが各段に上がるので、これまで不可能だった薬の開発が一気に進む可能性があります。

資源エネルギーは、太陽光からのエネルギー利用だったり、月や火星などの惑星での希少資源の発掘などが挙げられます。

旅行や輸送ビジネスは、先ほど挙げたアマゾンやヴァージン社長の有人ロケットの実現で、すでにその萌芽が出ていますよね。

最後の金融・保険は、人工衛星やロケット開発への投資や損害保険、人工衛星を通じた電子マネーの流通などが可能性として挙げられます。

こうした分野は人が活動することで付随するサービスなので、宇宙に行くことでそれが広がるのは当然のことですよね。

宇宙港と宇宙旅行ビジネスが熱くなる!

人工衛星やロケットに使われる技術を応用して、いずれは宇宙に旅立てる飛行機も出てくるでしょう。

そうした飛行機には一般人も乗れるように重力の調節も可能になっていると想像します。

現在ではまだ開発段階でしょうが、採算の面で問題がなくなれば、我々一般人も乗れるようになるのかもしれません。

その際の発着の拠点になるのが「宇宙港」

宇宙港の立地には条件が合って、東方や南北が開けている必要があると言われています。

これに合致する場所は世界でも限られるのですが、そのなかで日本は太平洋側を東と南方向としているので、まさに宇宙港にぴったりのお国柄となっています。

すでに北海道や九州、沖縄では、現在ある空港をスペースシップ(宇宙船)の就航地点にする計画もでています(大分空港、下地島空港など)

さらに小型衛星の宇宙輸送の需要を満たすための港として、北海道の大樹町のスペースポートが注目されています。

アジア初のポートで、ここが将来の一大宇宙産業の拠点となる可能性もあるとか。

そうした拠点を中心にしてホテルや観光産業が発展するともいわれ、さらに宇宙旅行のパッケージやプランなどを提供する宇宙旅行会社の設立など、様々なビジネスが活躍できる場が広がりますね。

こんなにあった宇宙の仕事

宇宙にまつわる仕事はどんなものがあるのでしょう?

門外漢の私のような一般人のイメージでは、宇宙飛行士が真っ先に挙げられます。

でも実際にはそれ以外の仕事もあるということ。

なかでも「面白いな」と思ったものを取り上げます。

たとえば「宇宙投資家」です。

宇宙ビジネスに資金を提供することでビジネスの成功の可能性を広げ、それによって宇宙産業の発展を促進する仕事です。

さらには「宇宙弁護士」もあるということ。

宇宙ビジネスを展開するうえでの法務上の扱いや契約面でのとりまとめ、企業同士の利害の調整など、一般の弁護士が行う業務の宇宙関連のビジネスで展開するという形の仕事です。

宇宙ビジネスはまだ発展途上にあり、法律が整備されていない状況なので、こうした法律家が国と企業、投資家の間のとりまとめを行うというイメージですね。

そして「宇宙事業プロデュ―サー」もあります。

宇宙空間を民間に開放するうえで、その企画や促進、調整を行う仕事です。

たとえば宇宙ステーションの民間利用や、民間企業が開発する宇宙ロボットの事業化など。

宇宙と民間企業を結び付ける貴重な仕事ですよね。

もちろん従来の「宇宙船や人工衛星の開発や研究に携わる仕事」だったり(JAXAや三菱重工業など)、航空会社の宇宙利用だったりと、今ある職業が色々な形で宇宙に結び付く未来が待っているのです。

まとめ

以上が宇宙ビジネスの書籍を読んで「これは面白い」「覚えていきたい」と思ったポイントです。

こうやってまとめてみると、宇宙ビジネスといっても特別なものだけでなくて、自分達の仕事もいつかは関係してくる可能性もあるなと感じました。

一般人に開放されて誰もが宇宙に行くようになると、今ある職業はどれも「宇宙ビジネス」になりますしね。

それまでは今回取り上げた業界が密接に宇宙に関係してくるので、今後は要注目ですよ。

今回の情報元になった宇宙ビジネス本はツイッターでも取り上げました。

字数もほどよく、イラストが豊富で読みやすいのでおすすめですよ。

より詳しく様々なデータを収録していて面白いので、ぜひ一読してみてください。

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