トム・クルーズが演じるスパイもののヒット作「ミッション・インポッシブル」の魅力をサッと語るレビューです。
簡単な内容になるので、軽くザザッと目を通してくださいね。
ミッションシリーズは1996年に公開された一作目から、2023年7月時点での最新作「デッドレコニング」まで7作品が公開されています。
この作品の魅力はなんといっても、一にも二にもトム・クルーズのカッコよさ。
はっきりいってトム・クルーズのプロモーション映画じゃないかというくらいに、トム推しでグイグイくる感じで全編を推しきっています。でもまたそれが全然嫌味でないのが良いんですよね。
作品ごとにトム・クルーズが演じるイーサンの役割や立場が変わっていますし、常に無敵の存在でいるのかというと、そうでもないときがある。シリーズを重ねるごとに加齢していくイーサン(演じるトムの実年齢も)の悲哀もローグネイション(2015)あたりで出してきます。またそれが味があっていいんですよね。
この作品の見どころはトム・クルーズの爽やかでタフな主人公イーサンの存在と、彼が属するスパイ組織とその仲間たちの個性豊かなキャラ。そしてなんといってもシリーズごとに変わる敵ボスの魅力も見逃せません。
良いスパイ・アクション作品というのは、主人公の魅力だけでなく悪役の存在感も大事。その意味でもこのシリーズの大半は良き悪ボスに恵まれていると思います(唯一、フォールアウトだけが前作からの引き続きだったので残念)
さらにこのシリーズの魅力を際立たせているのが「テーマソング」でしょう!
もともと60年代にアメリカで放映されていた「スパイ大作戦」を映画化したのが本シリーズですが、そのときのテーマソングをそのまま現代風にアレンジして使ってます。
ダ、ダ、ダ、ダダ、タララー、タララーのメロディを耳にするたびに「おっ、始まるぞ!」と気分がアガるんですよね。
個人的には1で使われたU2のバージョンが一番好きです。
そしてですね、シリーズごとに変わるロケーション、ヒロインの美しさ、アクションの切れや見ごたえも欠かせない要素なんですよ。
ほとんどすべてが自分の中で最高ランクのスパイアクションムービーになっているというか。
シリーズのランキング付けとしては、
1位:ミッション:インポッシブル(1996年)
2位:デッド・レコニング/パート1(2023年)
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3位:フォールアウト(2018年)
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4位:ゴースト・プロトコル(2011年)
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5位:ローグ・ネイション(2015年)
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6位:ミッション・インポッシブル3(2006年)
7位:ミッション・インポッシブル2(2000年)
の順番になりましょうかね。
正直、6位と7位はどちらもあまり好きでないので、5位までがベストランキングに位置する感じですかね。
このシリーズの欠点は「敵キャラの設定が複雑すぎる」ところにあると思うので、その意味で5位までが分かりやすいのかなと。
でもやっぱり一番好きなのは初代ミッション・インポッシブルですよ。
人間関係もシンプルですし、ほどよく策略があって、ドンデン返しもある。
トムのアクションも冴えてますし、スパイならではの小技や裏切りの怖さも存分に味わえますしね。
いわば古き良きスパイ映画と現代アクションの融合というところでしょうか。
そこにトム・クルーズの魅力も加わるので、もう無敵ですね。
これを越えるものはないですよ。
ただ「デッドレコニング/パート1・パート2」でトムは引退すると発表しているので、そこが非常に残念です。
人気のあるシリーズなので続けて欲しいのですが、同じスパイものの007と違って、このシリーズはトム・クルーズありきですからね。
もしトムが辞めた後も続けるのであれば、いったい誰が後を継ぐのか?という問題もあるでしょうし。。
とはいえ、加齢の限界を超えたトム・クルーズを見るのも耐え難いのは確か。
となると、やはり潔く8で締めくくるのがベストなんでしょうねえ(残念ですが)
自分的には初代のジョン・ボイドばりに、トムが上司役で出演するのもありなんじゃないかなと思いますよ。
とりあえず今は新作をぜひとも鑑賞してほしいなと。
そして再び過去作品を見直して、ミッションシリーズの魅力を何度も味わっていってほしいと思いますよ!
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