ブラジルが誇る最強のポップクィーン。
全世界で2000万枚のアルバムを売上げ、ブラジル国内で女性アーティストとしては最多の14曲のナンバーワンヒットソングを放っている。
彼女について調べてみると、どうやらブラジルにおけるアシェ・ミュージックの草分け的存在ということらしい。
アシェ・ミュージックというのは、ブラジルのサルバドルで1986年ごろに誕生したジャンルの一つ。 音楽的な色分けとしては、アフロカリビアンやレゲエを混ぜ合わせたダンスミュージックといわれている。
アシェの意味は”魂”。
ヨルバ教という土着の宗教から名前をとったということだ。
1965年7月28日生まれのダニエラは1989年にCompanhia Clicの一員でメジャーデビュー。
1991年にソロ・デビューし、セカンド・アルバム“O Canto Da Cidade”でブラジルのヒット・チャートで1位を記録した。
同アルバムはミリオン・セラーを記録し、全世界でで300万枚以上を売り上げたという。 その後もヒットアルバムを出し続け、彼女はブラジル最強のポップクィーンとしての名声を確立した。
恐らくブラジルでは、サッカー選手以外では最も有名なセレブの一人といえるだろう。CNNで初めてこの人のインタビューと映像をみたとき「パワフル歌手やなー」と感心してしまった。
サンバカーニバルの車の上で歌っているミュージックビデオが出てきたが、そのキレのあるマイクステージングにしばらく見とれてしまったぐらいである。
とにかくパワフル
なんにしてもパワフル
どこをどう切り取ってもパワフルボム
これだけパワフルな女性シンガーを正直今まで見たことがない。全盛時の和田アキ子以外は。いわゆるブラジル版マドンナというところだろうか。
全世界で大人気と言うことだが、たぶん南米以外ではポルトガルやスペインといったスパニッシュ語文化圏の間で、ということなのだろう。
アフリカでもスペイン語文化圏があるだろうから、マーケットとしてはかなり広大だ。
日本では残念ながら、私は全く聞いたことがないのだが、一度この人のエネルギッシュな歌声とライブパフォーマンスを目にすれば、きっと人気が爆発するのではないだろうか。
最近の気候は亜熱帯のような感じになっているから、きっと夏のお祭りには欠かせないチューンになるだろうと勝手に予測する。
岸和田のだんじり祭りとかで流れたら、えらい熱気に包まれそうじな予感なのだ。