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【ロック・オブ・エイジズ】トム・クルーズが熱唱する80年代洋楽ムービー!

2016年5月12日

80年代ロックソング爆裂!のミュージカル風青春映画です。

トムクルーズがロックボーカリストの映画というイメージが強かったのですが、意外にも主演は若い男女だったのですね。

いやしかしトムの歌声には予想以上にシビれてしまいました。

それではロックスターの紹介をしていきましょう!

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トム・クルーズが演じるロック界の覇者、ステイシー・ジャックス!

トムクルーズの役柄は、ロック界の覇者たる超セレブ・ミュージシャン、ステイシー・ジャックス。

お供のムキムキセキュリティと美女軍団、そして親友のちびモンキーを配下という、いかにもカリスマロッカーなノリでしたが、これお猿は完全にマイケルのバブルス君をイメージしてましたね。

最初は、

「あのトム・クルーズがロックスターの役に?」

とか

「それもガンズの歌を歌うなんて信じられるか?」

みたいな感じで、まるで事前に出ていた情報を信じられなかったのですが、実際に公開されて予告動画を見てびっくり!

まさにあのトムクルーズが歌って、体をしならせているじゃあありませんか!!

まさにプロだよ、あんたは・・・

映画を見る前からすでに分かっていたのです。

世界一努力を重ねるハリウッドスター、トムクルーズがいったんオファーを受けたら、必ず観客を納得させる演技をしまくるに違いない、と。

たとえそれがミュージカルやコメディであっても・・・ (「トロピック・サンダー」でトム・クルーズが演じた悪徳プロデューサー役は爆笑した笑)

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この後も各シーンでステイシーの赤裸々なロックスターぶりが露わになって、

「やりおるなー、トムクルーズも。とてもミッション・インポッシブルでクレバーな切れ者スパイを演じてる同じ俳優とは思えん」

と、そのなりきり具合に関心しまくってました^^

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ちなみに監督がベタ褒めしたトムクルーズの歌声ですが、ガンズのアクセル・ローズにボーカルトレーニングを受けたかいあってか(映画の序盤にトムクルーズ版パラダイス・シティが流れます!)、全然普通に聞けました。

50歳とは思えない張りのある肉体美と尻丸出しのロックパンツに、熱いロック魂を感じてやみません^^;

懐かしすぎる80~90’洋楽!

ハリウッドにあるロックの殿堂ともいうべきライブハウスを中心に、このライブハウス出身のトム演じるステイシーと、そこで働く若い二人、そしてこのライブハウスを悪の巣窟とみなして撤去しようと試みる市長夫人の三つ巴が、この映画の基本ラインを構成していきます。

主役は一応若い男女です。

ライブハウスで働く青年と、田舎からシンガーになることを夢見てハリウッドに出てきた若く希望に満ちた女性。

この主演の男女が織りなす青春ラブストーリーを中心に映画はまわっていきます。

かたや大物ロックミュージシャンの苦悩と真実、ライブハウスとミュージシャンの関係など、ストーリーを肉付けする様々な要素がかなり映画を刺激的にしてくれますね。

そしてなんといっても、映画の最大の見どころは、

80年代ロックンロールがいたるところで炸裂している

ということ。

当時の洋楽ヒットチャートを聞いていた世代ならば、ほとんどすべてが嬉し懐かしの青春時代よ嗚呼もう一度!!となるのは間違いありません。

逆に言えばこの時代に生まれていなかったり、当時の洋楽に触れていなかった人たちからすれば、思い切りただの青春サクセスストーリーになるわけなので、トムクルーズのファンの方以外で、これからこの作品を見ようとする人は要注意です。

もちろん私も80年代中盤に洋楽に目覚めて以来7年間、高校生活とビルボードチャートを卒業するまでずっと洋楽にはまっていた口ですから、この映画のサントラになっている音楽のほとんどは聞き覚えがあります。

思い出すだけでも、ポイズン、デフ・レパード、ボン・ジョヴィ、ガンズ・アンド・ローゼズ、ウォレント、ツイステッド・シスターズ、スターシップと全て80年代中盤から後半にかけて活躍した”ロックレジェンド”たちのオンパレードでした。

これらの名曲たちをすべて映画の俳優自身が謳い上げるわけですから、キャストのみなさんもそれなりに喉に自慢のある方ばかりか、それなりに練習を積んできたのでしょうね。

出演俳優たち

見どころは映画のすべてといっていいのですが、中でもアレック・ボールドウィン演ずるライブハウス経営者と、その部下であるイギリスのコメディアン、ラッセル・ブランドがロックを歌いあったり、歌で告白するゲイナーなノリは大笑いしました。

キャサリン・ゼタ・ジョーンズ演ずる市長夫人とロックを愛する市民たちがライブハウス存続を巡って歌でやり合うシーンも圧巻そのものでした。

そのシーンでロック市民側に何気に元スキッドロウのセバスチャン・バックがいたり、その横にも見覚えのある年配ミュージシャンが(名前を忘れた)立っていたりと、やはりロックミュージカルならではの豪華な脇役にシビれましたね~。

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それにしてもキャサリン・ゼタ・ジョーンズはいい味だしてました。

良識ある市民をロックの魔の手から守る!と息巻き、ママさん軍団を率いてロックミュージカルしてる姿は、ほんとにクール。

最期は突然、トゥイステッド・シスターズのヒットナンバーをポーズをつけて歌いだしたりして、いちいち切れのあるしぐさを見せてくれました。

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キリッとした美女はロックが似合いますよね。

トムと熱いラブシーンを演ずる女優さんも、モデル出身のスウェーデンの方なんだそうですが、いかにも当時のロックビデオのヒロインとして出てきそうな風貌がイイです。

映画の役柄は当初は、ロック雑誌のインタビュアーでステイシー・ジャックス(トム・クルーズ)にインタビューにきて、なぜかそこで愛し合ってしまうという、いかにもロックな楽屋にありがちな流れ。

でも意外にステイシーは本気だったようで、ラストシーンでは、改心したステイシーの子供を身ごもった彼女が、彼が歌うステージの横で一緒に盛り上がっているという(笑)

主演のジュリアン・ハフもコケティッシュで魅力的です。

実際にダンス大会で優勝したり、プロのカントリー歌手らしく、歌声も踊りも本格的です。

ユタ州出身で、彼女のお父さんが熱心なモルモン教徒であるというのは、映画の話とは関係ありませんが、モルモンと聞いて前大統領候補のロムニーを思い出してしまいました。

そして同じく主演の若きシンガー、ドリュー・ボレー。

ディエゴ・ボネータという俳優さんが演じているのですが、名前からするとスペイン系の人ですね。

ライブハウスの従業員として働いているときに、街で困っていたシェリー(ジュリアン・ハフ)を助けたのをきっかけに、彼女をライブハウスのウェイトレスとして仕事を斡旋して、そこから恋に落ちていきます。

途中からダークサイドへの導きがあって(笑)、ひと時はロックシンガーではなくてアイドル系ヒップホップグループのシンガーとしてデビューさせられるのですが・・・

色々あって最後はロックにカムバック!です。

ライブハウス経営者役のアレック・ボールドウィンは、昔「チーム・アメリカ」という人形映画でリベラルのハリウッド俳優役でパペット出演してましたが(多分勝手に)、マット・デイモンとともにやたらとこき下ろされてましたっけ。

反体制派というか、権力におもねらない硬骨な役柄が似合う俳優さんではあります。

このロック・オブ・エイジズでも骨のあるロック親父という感じで最高でした。

ラッセルとの絡みは完全にコメディ路線で面白かったですね~

ほかにも「ミッション・インポッシブル:ローグネイション」(2015)でのCIA長官役や、「アリスのままで」(2014)というアルツハイマー病を描いたシリアスな作品にも出演していて、それぞれ切れ者のスパイのボスであったり、ある日突然病気にかかってしまった奥さん(ジュリアン・ムーア)を温かく見守る旦那さんの役を演じるなど、本当に幅の広い演技をする人だなと感心してしまいます。

そして映画のサントラにもなっている

「全ては望むままに」

映画では路頭に迷ったヒロインが、ストリップ劇場の女主人に拾われて、たくましく生きていく覚悟を決めたシーンで使われます。

このヒロインが「名声」を求めて強く生きる女性ではなく「愛」に生きる女であることを見抜いた女主人役に、ヒップホップソウルの女王と名高いメアリー・J. ブライジが演じています。

彼女のパワフルで迫力のある歌声が加わることで、主演のジュリアン・ハフの若い伸びやかな声がより一層爽やかさを増すのでしょう。

なによりもアメリカらしく明るく前向きな歌に、すでに失われて久しいアメリカンドリームを想像してしまうのです。

まとめ

エンディングはステイシーが若い二人とコンサートで共演するシーンで幕は閉じます。( 特典映像ではデフ・レパードのプレミアムライブが入っている模様!)

なんのかんのとありながらも、終始、気持ちよく見れたのは、そこにロックへの深き愛があるからでしょう。

個人的にはこの映画はジャック・ブラックのスクール・オブ・ロックと並ぶ2大ロックンロールムービーとして、長く洋楽ロックファンに愛され続けそうな予感の作品だと思います。

80年代洋楽ファンなら絶対に楽しめる作品であることは間違いありませんので、ぜひぜひご鑑賞ください^^

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