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海外ミュージカル・伝記ムービーおすすめランキング【6選】

2023年10月23日

これまで当ブログでレビューしてきた洋画のミュージカル・伝記映画のマイベスト6選を紹介します。

ミュージカル映画は躍動感のすごさで映像に引き込まれる魅力をもっています。

伝記映画は知っている・有名ミュージシャンのリアルな生き様をファン目線で見れる楽しさがあり。

それぞれに良さがある映画ですが、今までに見てきたミュージカル・伝記映画はとくに自分の好きな俳優やミュージシャンが出ているので、劇中は本当に引き込まれました。

そんな作品を6点取り上げていきますので、ぜひとも皆さんもそれぞれの感想を秘めて頂きたいと思います。

洋画ミュージカル・伝記映画のおすすめランキング6選

1位「ロック・オブ・エイジズ」(2012年)

80年代洋楽ロック好きなら絶対に外せない「ミュージカル映画」の代表格です。

しかも主演がトム・クルーズ(正確には準主演ですが)ときていますから、これはトムクルーズファンとしても見逃せない秀作となっています。

ストーリーは地方からハリウッドに出てきた若い男女2人の恋と成り上がりのアメリカンドリームストーリーなのですが、個人的にはそのへんは二の次といった具合でした。

なぜなら、あのトム・クルーズがバリバリのロックシンガーとしてガンズやデフレパードの名曲をステージで熱唱する場面があり、そこに凄まじく「熱さ」を感じたからですよ。

映画の撮影のためにアクセル・ローズからボーカル指導を受けたというほど、トムの本気度はこの映画でも存分に発揮されています。

ほかにも劇中に使われる音楽がとにかく「80年代」していて、往年のビルボードヒットチャートに郷愁を感じるものならば感激の涙にむせぶ場面が山ほどあるという幸せ。。

いや、もう本当に80年代洋楽ファン、とくにロックファンなら、この作品はぜひ見てもらいたいと思いますよ!

【ロック・オブ・エイジズ】トム・クルーズが熱唱する80年代洋楽ムービー!

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2位:スクール・オブ・ロック(2003年)

若かりし頃のジャック・ブラックが熱く主演したミュージカル映画です。

レッド・ツエッペリンやAC/DCを熱く歌い上げるクレイジーな教師の役を演じています。

この映画まではジャック・ブラックの存在を知らなかったのですが、初めてこの作品を鑑賞して一気にファンになってしまったほどの「切れ味」と「熱さ」を感じましたよ。

とにかく「デブなのに動きにキレがある」「ロックにかける熱さがリアルすぎる」「歌がやたらとロックしてる」というところ。

実際にロックファンなブラックは、親友と組んでロックデュオを結成しているといいますから、これはもう彼のMVといってもいいぐらいですよ。

とはいえ、本当の主人公は子供達。

学校生活に窮屈さを感じていた時に代理教師としてやってきたジャック・ブラックが、持ち前の熱さとロッククレイジー熱で彼ら・彼女らの魂の情熱を呼び覚ます「熱血学園もの」になってるんですよ。

ジョークもあり、もちろんロックもありで、70年代洋楽ロック好きなら必ずハマる作品になると思いますよ!

【スクール・オブ・ロック】ジャック・ブラックは真のロック信者である!

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3位:グレイテスト・ショーマン(2017年)

ヒュー・ジャクマン演じるサーカスの創立者の伝記作品です。

実際の人物の人生をミュージカル仕立てに演じる正統派のミュージカル映画になっていますね。

この映画の見どころは「音楽」。

冒頭からいきなり心躍る音楽とダンスが躍り出て、映画が進むにつれて続々と魅力的な歌と踊りが展開していきます。

これは言葉で説明するのは難しいのですが、どの歌も音楽も踊りも、映画の情景や登場人物の描写にマッチしていて、とても感情移入させられるんですよね。

まあミュージカル映画というのは大抵そういうものですが(笑)

でも個人的にはこの映画の魅力は主役のヒュー・ジャクマンに負うところが大きいでしょう。

貧しい身分から出世して初恋の人と結婚した主人公が、サーカスという職業を作り上げて「世間からつまはじきにされてきた人たち」を舞台に押し上げるという社会的な意義。

でもそれは自分の出世のためにしたことで、それが暴露されて一時は落ちぶれる羽目になります。

そこから再び復活していく様をミュージカルで演じていくくだりは、ものすごく感動させられました。

映像と音楽とダンスが見事に融合してストーリーを盛り上げていく様、マイノリティに脚光を当てた実在の人物の生き様をぜひ見て欲しいと思いますね!

【グレイテスト・ショーマン感想】夢と希望に満ちた愛の物語に超感動!

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4位「ボヘミアン・ラプソディー」(2018年)

伝説のロックバンド「クイーン」のリード・ボーカリストであるフレディ・マーキュリー氏に焦点を当てた伝記作品です。

本人が出ているドキュメンタリー形式ではなく、俳優が演じている内容になります。

フレディを演じるのはラミ・マレック。

それまであまり知らなかった俳優さんですが、恐らくこの作品で世界的な知名度を得たと思われますよ。

見た目はあまり似ていないのですが、とにかくラミの役への没入感がすごかった。

気が付けば本人が出演しているのかと勘違いしてしまうくらいに、熱く激しくフレディの激動人生を演じています。

とくに鳥肌が立ったのは、映画のタイトルにもなっている名曲をレコーディングするシーン。

バンドメンバーと共にそれまで考えられなかった方法で曲入れしていく様は、まさに「クイーンの伝説」が完成された場面だなと。

そしてもちろん最後のライブエイドのステージは圧巻でした。

実際のクイーンそのものの流れで見事に曲を歌い、演じきった描写には本当に見事に引き込まれましたよ。

クイーンが好きな人にはマスト(見るべき)な作品ですね!

【ボヘミアン・ラプソディ感想】フレディ・マーキュリーの愛と友情の物語!

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5位「エリック・クラプトン~12小節の人生~」(2018年)

ギターの神様エリック・クラプトンの伝記映画です。

俳優が演じる作品ではなくて、エリック本人の映像を使ってその人生をドキュメンタリータッチで描いていく流れになっています。

ドキュメンタリー映画というと、テレビ番組を見ているみたいで、あまり感情移入できないものが多いのですが、この映画は違いました。

なぜなら「エリック・クラプトン本人をはじめ、彼が絡んでいくミュージシャンがみなレジェンド級だった」から。

ビートルズを始め、クリーム、ジミー・ヘンドリックス、スティーブ・ウィウィッドなど、60年代から80年代にかけて世界的な名声を得た超有名ミュージシャンたち・・

それがリアルな映像で出てくるのですから、洋楽好きとしてはそれだけで目が離せません。

加えてエリック本人の生き様もすさまじかった。

成功と堕落、幸せと不幸の繰り返し・・・

まさに波乱万丈な生き様で、これが一人の人間の人生かと思うくらいです。

自分の中のクライマックスは「ティアーズ・イン・ヘブン」が作られた経緯となる事件の描写です。

結婚して生まれた初めての男の子を不幸な事故で失ってしまった哀しみ。

その事件の描写は見ている私の心まで涙で濡らしましたし、「亡き息子への鎮魂歌」として歌に替えたエリックの心情も察するに余りあるものでした。

そこから立ち直り、今に至る音楽人生。

たとえどんなに辛いことがあっても、音楽があればやり直せる。

音楽で自分の心を癒せる。

それがエリックの生き様ということ・・・

一人の人間の人生録として、そしてもちろん偉大なるギタリストとして、この作品は見るに値すると思います。

【エリック・クラプトン12小節の人生】天才ギタリストの生き様に涙した!

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6位「ロケットマン」(2019年)

こちらもイギリスが生んだ偉大なるミュージシャン「エルトン・ジョン」の人生を描いた伝記映画です。

作中でエリックを演じたのは「キングスマン」で主人公を演じたタロン・エガートン。

キングスマンではなかなか面白い俳優だと思いましたが、エルトンを演じるとなると「ん?」となってしまった初見の印象でした。

ただそれも冒頭まで。

物語が進んでいくうちに、違和感がなくなっていき、最後にはエルトンのライブステージングに引き込まれていく自分がいましたよ。

エルトンの人生そのものがかなり数奇で、ボヘミアン・ラプソディのフレディと同様にゲイであるということ。

同時に音楽家としての才能もフレディ同様に優れていますが、悪徳な業界人に騙されるパターンも同じ轍を踏んでいたということ。

当時も今もそうですが、あの業界は魑魅魍魎が渦巻く「欲望の世界」ということをまざまざと思い知らされましたね。

ライブシーンではエルトンの名曲が映えましたね。

「僕の歌は君の歌」「クロコダイル・ロック」「ユア・ソング」「グッバイ・イエロー・ブリック・ロード」など、自分も大好きな歌がタロンの秀逸な歌声とアクションで展開するシーンは本当に胸に響きましたよ。

ミュージカル映画を面白いと思えるかどうかの大きな要因は「そのミュージシャンを知っているか・好きかどうか」にあると思いますし、自分にとってのエルトン・ジョンはまさにその一人ということで、最初から最後まで引き込まれる流れになりました。

決して万人に受ける作品ではないと思いますが、エルトンが好きな人にはおすすめしたいと思いますよ。

【ロケットマン】エルトン・ジョンの前人生は意外に熱かった!

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まとめ

心に残ったミュージカル・伝記映画のマイベスト6選を紹介しました。

この種類の映画は実はあまり好きではなくて、映画好きの自分もけっこう避けてきた節がありました。

理由は「アクションがない」「単調」というものが大きくて、その意味でイギー・ポップの伝記映画「ギミー・デンジャー」は鑑賞後も心に残らなかった理由になりますね。

でも今回取り上げた作品はどれも感動しましたし、何度も見ようと思った作品ばかり(実際にそうした)

自分の好きなミュージシャンの多くもそれなりの年齢になってきて、伝記映画が作られてもおかしくない世代に近づいています。

その意味でこれから作られるであろうミュージシャン系の伝記映画は見るに値するのかもしれませんね。

ミュージカル映画に関しては、ぜひとも90年代の洋楽ロックシーンを描いたものを作って欲しいなと。

さらに注文をつけるならば(誰にだ!)、自分の好きなガンズアンドローゼズの自伝映画を期待していますよ。

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