洋楽ロックといえばバンド、バンドといえば楽器。
ギター、ベース、ドラム、キーボード・・・そしてボーカル!
どれもが熱いロックの世界を表現するのに欠かせないツールでありますね。
私も遠い昔にバンドを組んでいた時にドラムとボーカルをたしなんでいたことがあり、ほんのちょっぴりですが、ロック世界の醍醐味を味わせて頂いた懐かしい経験がございます。
そんな古代の栄光の日々を懐かしみながら、楽器についてのちょっとした情報と思い出話を紹介していきたいと思います。
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ロック好きの楽器情報&思い出話
ギター編
ロックといえばギターをすぐに思い浮かべますよね。
ガンズ好きならスラッシュ、60~70年代世代ならジミー・ヘンドリックス、エリック・クラプトン、レッド・ツェッペリン、キース・リチャーズ、ジェフ・ベック、80年代ならイングウェイ・マルムスティーン、エディ・ヴァン・ヘイレンなど、思い浮かべるだけでも錚々たるギタリストが次々に浮かんできます。
ギターはボーカルと並んでバンド音楽の華の部分に当たり、ボーカルが声で勝負するなら、ギターは弦の声でステージを盛り上げる存在です。
そんなギタリストはもちろんギター楽器への思い入れは海のように深く、「ギターは女性と同じさ」と語るメンズギタリストもいるくらいにギターを楽器ではなく「己の分身」や「愛する対象」のように熱くとらえるプレーヤーはかなり多いです。
私もロック好き少年の例にもれず最初に買った楽器はギターで、独学で何度もチャレンジして何度も挫折した苦い思い出がありました。
ツェペリンの「天国への階段」「ブラッグドッグ」に挑戦してサビだけ弾けて喜んでいた無邪気な時代・・
ガンズの「スウィート・チャイルド・オブ・マイン」の序盤のリフを必死で覚えて弾いて「オーオゥーオー、スゥィーチャード、マアーイン!」と一人部屋で熱唱してた高校時代・・
「スウィート・チャイルド・オブ・マイン」はサントラに引っ張りだこの名曲!
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コードを覚えるのに半年以上もかけて結局諦めた十代のあの頃・・
未だにギターを見るとうずきだすんですよ、あの頃の熱かったギター小僧時代の「失われた80年代後半~90年代前半」の思い出と共に。
ギターと言えばギブソンやフェンダーですが、ギタリストに憧れていたあの頃はそんなブランドも知らず、初心者用のセットを買ってたっけな~
1セット1万円かそこらの学生からしたら高かったセットをバイトした給料で買って、何度も無駄にした悲しい3日坊主時代が今となってはいい思い出です(いや、やっぱりあのときのお金はもったい!)
そのエレキギターは最後は大学の時に後輩に譲っちゃいました。
あれからギターはあまり触っていないのですが、ライブとかを観るとやっぱり弾きたくなるときが時々あります。
ギターはピアノと同じで単体で楽曲できる良さがありますから、いつか自分で曲を作れたらいいなあと思いますね!
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ベース編
ベースはバンドの要。
目立たないけれども、存在しなければそのバンドのサウンドは「軽い」ものになってしまいます。
そう。
ベースはバンドサウンドに「ドス」(重低音)をつけるものなのですよ。
そんなバンドの「親父」的な有名プレーヤーは、ガンズのダフ・マッケイガンを始め、70年~80年に活躍したジャコ・パストリアス、モーターヘッドのリーダーであった酒焼け声のレミー・キルミスター、ツェッペリンのジョン・ポール・ジョーンズ、モトリー・クルーのニッキー・シックスなど、ギタリストに劣らない綺羅星の如くの華やかなミュージシャンが勢揃いしています。
彼らのサウンドは音楽の中で突出して目立つものではないのですが、ひとたびその「ズンズン」な音色が耳に入ると不思議や不思議、それからしばらくその音から離れられない魅力を持っているのが「ベースマジック」というやつなんです。
ドラムと並んでサウンドの基本であるリズムを担当する部署だけに、プレーヤーのキャラもどちらかといえば堅実でビジネス志向が強いように見受けられるのも特徴ですかね(見た目の派手さは別にして)
私が昔いたバンド時代のベースを担当していたのは女性で、けっこう背が高い人だったので、演奏中はかなり様になっていました。
性格も冷静沈着で、ステージでも黙々と弾いているタイプ。
いかにもベースというイメージの人でしたよ。
個人的にはベースのサウンドは聞く分には心地よいのですが、いざ自分が弾いてみるとあの「ズンズン」という重低音が楽器から体に直接響いてきて、ちょっとした「船酔い」気分になってしまったことを覚えています。
それ以来、べースはプレイするものでなく、あくまで聞くのを楽しむものというラインが自分の中でできあがっていますね。
そんなベースについての記事はこちら。
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もし一曲だけ弾くとしたら、ガンズ好きの自分的には「ロケット・クイーン」のベースラインをぜひともチャレンジしてみたい!
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ドラム編
バンド音楽の土台ともいえるのがドラムです。
ベース以上にバンドサウンドのコアを担っているパートでもあり、ドラムがないバンドサウンドは気の抜けた炭酸飲料、ロック独特の「ロッキン!」な醍醐味の8割以上が消失してしまうマストな存在ともいえます。
そんなドラムプレーヤーはもちろん有名な人が多く、そのプレイの良しあしでバンドのサウンドに大きな影響を与えてしまうほどの「大人の威力」を持っています。いわば「裏ボス」的存在ですね。
有名どころでは、ビートルズのリンゴ・スターを始め、ストーンズのチャーリー・ワッツ、クリームの怒れるドラム親父ジンジャー・ベイカー、レッド・ツェペリンの伝説となったジョン・ボーナム、メタリカの司令塔ラーズ・ウルリッヒなどがいます。
私が昔バンドに誘われたときはドラムをプレイしてみないか?というオファーが始まりでした。
それまでドラムのドの字も齧ったことのない未経験者だったのですが、辞める前任者から簡単な手ほどきを受けることができたので、なんとか基本的なリズムだけは叩けるようになって、そこから少しだけドラマーとしてバンドの練習に参加していました。
もう本当に基礎的なリズムで「ドン、ドンドンッ、ドン」のひたすらな繰り返しでしたね。
特にフットペダルと手のスティックのさばきを交互に打つのがなかなか出来なくて、最後まで教えてもらったベーシックなリズム以外は叩けませんでした(涙)
結局はボーカルに変更することになりますが、このときのわずかな経験でも感じれたこと。
それは「ドラムを叩いてるときって、結構気持ち良いなあ」ということでした。
拙いながらも「ズンドコズンドコ」なリズムを繰り返し叩いているうちに、何ともいえず我を忘れたように気持ちが良くなってきて、ちょうど電車の路線を走る定期的なリズムを聞いているうちに眠くなったり、車で田舎の高速道路を走っていると同じような風景が続いて眠くなってきて何度も目が白目をむきかけて「危ない!」と首を振って涎を拭く危険な瞬間に激似しています。
たぶん性格的に反復練習が苦でないこともあると思います。
昔から筋トレとか水泳とかランニングで自分一人でメニューを組んで黙々と鍛えるのが好きでしたから、そういうところをバンドのメンバーは見ていて「こいつなら練習も好きそうだし、時間をかければドラマーになれる」と踏んでオファーをかけてきたのでしょう。
残念ながら、そこから3か月も経たないうちにパートチェンジをする羽目になるのですが。
でも最近「またドラムを叩いてもいいな」と思う時があるんです。
近所の海岸でたまに電子ドラムを叩いているソロドラマーのプレーヤーを見かけることがあって、海をバックに青空のもとで気持ちよさそうにドラムを叩く彼を見ていると、こちらまで気持ちよくなってきますし、ファンクっぽいスピーディーなドラムサウンドがすごく恰好いいんですね。
だから彼に弟子入りするのも良いかもですね(笑)
そんなドラムに再びトライすることがあれば、まず音の出ない練習タイプを購入して、青空が広がる海岸で師匠(勝手に!)と一緒にどんどこ叩いてみたいと思ってます。
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キーボード編
ロックといえばボーカル、ギター、ベース、ドラムの4パートが基本ラインですが、ここにキーボードを入れることでよりサウンドに厚みが増すというもの。
ディープ・パープルのジョン・ロード、イエスのトニー・ケイ、ボンジョヴィのデビッド・ブライアン、TOTOのデビッド・ぺイチ、ガンズアンドローゼズのディジー・リードとメリッサ・リーズなどなど、新旧のロックバンドで華やかな存在感を示しています。
楽曲的にはヘヴィーなロックサウンドに影響を与えるパートではないのですが、バラードの合間やメローなロックの旋律に乗せると得もいえぬ情感を感じさせてくれます。
昔入っていたバンドはローリングストーンズやキッスのロックカバーをよく演奏していましたが、曲によってはキーボードを別に入れることがあって、その時もキーボードサウンドがあるのとないのでは大きく曲の出来が違ってましたね。
何というか、完成度が上がるといいますか、シンプルな4パート編成にはないクラシック感が出てくるんですよ。
ガンズアンドローゼズの名曲「パラダイス・シティ」にもアクセルの趣向でシンセサイザーが入れられてますが、当時のメンバーにはあまり好評ではなかったようで「なぜロックサウンドにシンセを入れる必要があるんだ?」と疑問の声が上がったとか(たぶんイジ―・ストラドリンだと思う)
ただシンセの音がないと、この曲を成り立たせている「アイルランド民謡」を彷彿とさせる壮大なロック感が出ないのも確かなんですよね。
キーボードに代表される鍵盤系の楽器は、それ単体で一つの曲を作って世界観を紡ぎだせるので、密かに憧れるところがあります。
よく広場などに置かれたグランドピアノで自由自在に色々な曲を弾いている人を見ることがありますが、流れるような美しい曲を聞いていると「自分も弾けるようになりたいな」と思う時があります。
いつかできればちゃんとピアノを習いたいですね。
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ボーカル編
最後はバンドの華「ボーカル」です。
世の中のあらゆるロックバンドはボーカル無しではバンドとして成立しません。
ボーカルの出来不出来でバンドの成功が決まるといってもいいくらいに、その存在感は圧倒的です。
いくら楽器の演奏がよくても歌のパートが始まった途端に「あれ?」な声とかパフォーマンスだったりすると、その曲を聞き続けたり見続けようと思わなくなりますから。
ローリングストーンズ、レッド・ツェッペリン、ディープ・パープル、ボン・ジョヴィ、モトリークルー、ガンズ・アンド・ローゼズなどなど、私の好きな80年代ロックを中心に新旧の有名バンドは皆、優れたパフォーマンスとカリスマ性をもつボーカリストを擁しています。
声が良いのは大前提で、それに加えて独特の個性や華が必要。
ボーカルの声は楽器としての役割もあるので、もちろん普段からのボーカルレッスンは欠かせません。
バンドをやっていたときはドラマーを経てボーカルを担当することになったのですが、カバーしていた曲は自分の声質に合うものをメンバーが選んでいてくれたので、なんとか歌いこなせていました。
とくにストーンズやキッスの歌は比較的に私の声帯と相性が良かったので好んで歌っていたので、毎回の練習がすごく楽しかったです。
ただそれ以外のロックソングになると、すぐに声が厳しい感じになってしまって、歌える楽曲の幅は結構狭かったかなと。
特に低音域が意外に難しくて、地声に近い声を出そうと思うと声が全然響かないことが度々ありました。
ハードロックボーカルに欠かせない「ハイトーンシャウト」も全然だめで(ガンズのアクセルやX-JAPAのTOSHIみたいな)、叫ぶたびに声がかすれて何を言ってるのか分からなくなるんですよ(笑)
歌えそうかなと思ってチャレンジしても声が追い付かずに、結局は歌の途中で演奏キーを下げてもらったりして「ぐぬぬぬ」と悔し涙を心の中で流していたことが何度もありましたし。
結局は音域の上下の少ない歌に限られてくるんですよ。
ほかにも伸びのあるビブラートを効かせないといけないパートで演歌調になってしまったりとか、ロックボーカリストとして必須の技術をまったく習得せずに生のままでボーカルに臨んでたものですから、歌のちょっとした変化に全然対応できてなかったんです。
思えばボーカルレッスンというのを受けたことがなくて、もしあのときちゃんとお金を払って受けていたら、もっと色んな曲を歌えて楽しかったのにと今でも思う時がありますね。
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結論:ロックバンド最高!
ロックバンドで使う楽器についてのあれこれと、それにまつわる過去の思い出話を語らせてもらいました。
最初は音が出せなくてしんどい思いをしますが、慣れてきてある程度の音を弾けたりリズムを取ることができるようになると、たちまち演奏が楽しくなります。
スポーツと同じ「身体で覚える」ことが一番大事ですね。
楽器やバンドに興味を持っている人は、ぜひとも信頼できる仲間を作って、皆でバンドと音楽を盛り上げていってほしいと思います!
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