大人のための洋楽・洋画・英語・ライフスタイル情報

アラフィフ・スタイル

ロック

レミー・キルミスター、スコット・ウェイランド、どうか安らかに・・・・

2015年12月30日

この間、見に行ったスターウォーズのレビューでも書こうかと思っていたら、久しぶりにチェックした音楽情報サイトで有名アーティストの訃報が連続して載っていたので、急遽こちらに変更することにした。

*本サイトの記事内に広告が含まれる場合があります

レミー・キルミスターの訃報

にわかには信じがたい、信じたくないことではあるが、モーターヘッドのレミー・キルミスター(B)が月曜日(12月28日)、癌のため亡くなったことが発表された。この数年体調不良が続いていたが、今月初めステージにも立ち、12月24日には70歳の誕生日を迎えたばかりだった。

BARKS

以前から病気で体調を崩していたりしていたのと、年齢も70歳と高齢者だったこともあったから、亡くなったというニュースもそれほど驚きはなかった。

ただ彼のパワーというか、年齢を感じさせないハイレベルなパフォーマンスにはずっと感嘆していたし、パリのテロ事件の際もいち早く声明を出して、犠牲者への哀悼、表現者としての矜持を示したことに感動を覚えていたりもした。

ミュージシャンとしての彼にはそれほど通暁しているわけではないが、スラッシュとのコラボ作品を通じて触れた、レミーの存在感あふれるボーカルにはすごく心が震えて、それ以来ずっと、その独特な歌声は自分の中で残っていたのだ。

歴史あるバンドなので、世界中に多くのファンがいると思うし、バンドのアイコンだったレミーの死というのは、長年のファンにとっては、自分の体の一部をもがれるくらいにつらいことだと思う。

バンドは彼の死をもって、事実上の活動停止を発表した。

レミーなくしてモーターヘッドは存在しえないのだろう。まるでフレディ亡き後のクィーンのように。

どうか安らかに、レミー。

RIP,Lemmy...

【スラッシュ】マルーン5、モーターヘッドの「ゴットン、ドクターアリバイ」

続きを見る

スコット・ウェイランドの訃報

元ストーン・テンプル・パイロットのボーカルで、ベルベット・リボルバーのボーカルでもあった、スコット・ウェイランドが亡くなった。

元ストーン・テンプル・パイロッツ/ヴェルヴェット・リヴォルヴァーのフロントマン、スコット・ウェイランドが木曜日(12月3日)、亡くなった。スコットは午後9時ごろ、ツアー・バスの中で意識がない状態で発見されたと伝えられている。現在のところ、これ以上の詳細は明かされていない。

BARKSより)

この人の死に関しては、薬物中毒でリハビリを繰り返していたこともあったので、最初に目にしたときに「やはり・・」という気持ちしかなかった。

その後に出た報も、それを裏付けるものでしかなかったことも・・

今月初め、急逝した元ストーン・テンプル・パイロッツ、ヴェルヴェット・リヴォルヴァーのシンガー、スコット・ウェイランドの死因が明らかになった。

米ミネソタ州の検視局は、アルコールとコカインなどの混合薬物による急性中毒が原因だったと発表した。

毒物検査の結果、ウェイランドの身体からはアルコール、コカイン、MDA(合成麻薬)などが検出されたそうだ。

また、アテローム性動脈硬化症、喘息、薬物乱用の既往歴があったという。

ウェイランドは12月3日、ツアー・バスの中で亡くなっているのが発見された。

彼が使用したものかは不明だが、バスの中からはコカイン、ベンゾジアゼピン系の向精神薬、2種類の睡眠薬、鎮痛剤でオピオイド依存の治療薬としても用いられるブプレノルフィン、バイアグラ、躁うつ病の治療薬などが見つかった。

BARKSより)

ベルベット・リボルバーを脱退したのも、薬物中毒がらみだったのかもしれないし、ストーン・テンプルも実際そうだったのだろう。

一見してアーティスティックな風貌と雰囲気を持ったスコットは、その強気の発言とは裏腹に、すごく繊細で感じやすいタイプの人だったのだろうと思う。

彼がボーカルをとっていたリボルバーは本当にクールだった。

キレのあるボーカルはスラッシュのギターリフとマッチしていたし、バンドとしての音楽的相性もすごく良いように思えた。

楽曲レベルもすごく高く、そして心に響いたものだ。

一方で脱退騒ぎのあったときは正直残念に思ったし、その後の彼の発言にも引いたりした。

だが一人のミュージシャン、アーティストとしてのスコットはすごく才能のある人だと思ったし、それはそれまでの彼の在籍したバンドが打ち立てた実績を見れば一目瞭然なことだ。

才能溢れるアーティストがまた逝った。

どうか安らかに、ウェイランド。

-ロック

error: Content is protected !!

Copyright© アラフィフ・スタイル , 2024 All Rights Reserved.