1962年発表の「ボサ・ノヴァ」から。
奏者および作曲者は、もちろんあのビッグネーム、クインシー・ジョーンズだ。
クインシーはジャズのみならず、アメリカのポピュラーミュージック界において絶大な名声を誇っている、いわば偉人的存在である。
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クインシー・ジョーンズとの出会い
今日の曲を初めて耳にしたのは、1997年ごろのナイキのコマーシャルからだった。
当時の有名な世界的サッカー選手(今もだが)、ロナウドやロナウジーニョを起用したこのCMでは言葉や宣伝文句は一切使わず、ただひたすらサッカーのプレイと音楽だけを流し続けるという、当時としてはなかなか斬新な手法で撮られていた。
そのときに使われた曲が「ソウル・ボサ・ノヴァ」で、その軽やかでユーモラス曲調と選手たちの楽しげなプレイが絶妙に合わさって、なかなかにオシャレな作りになっていた。
最後にナイキのロゴが出るくだりを見て、「ああ、俺もロナウドみたいなシューズを買おうかな」とは一瞬思ったほど、イメージとしてのCM宣伝効果は抜群だったように記憶する。
そんなナイキのCMから間もなく、この曲を再び私の中というか、世界中に知らしめるきっかけとなったのは、もちろん「オースティン・パワーズ」なのであります。
序盤でオースティンが登場するシーンで、60年代のサイケ風な衣装に身を包んだ女の子たちが、これまた同じくサイケないでだちのオースティンとともに曲に併せて踊るのだが、このときの曲がソウル・ボサ・ノヴァ。
ナイキのCMで感じた南米なイメージとは違った英国風味のリズム感が、その後長らく私の頭の中で幾度となく再生産され続けることとなるのである。つまりはまあ「オッサレーなBGM」というわけだったのですね。
かくどんなシーンにも、いつの時代設定にもそれなりのフィットして、なおかつオサレ感を際立たせるというのが、この曲最大の特徴。
これを作ったクインシー・ジョーンズの類まれなる才能に驚嘆するとともに、彼が現代アメリカポピュラーミュージック界の偉人とまで言われ続けてきた所以の一つが、このたった一つの曲に凝縮されているのだと勝手に推測するのです。
クインシーの美しい娘たち
これは余談ですが、クインシーには二人の娘さんがいるようで、どちらも女優さんをなさっておられるようです。
お二人とも美しいのですが、特に妹さんのほうは若かりし頃のクインシーのセクシーな目元を色濃く受け継いでおられて、一見してエキゾチックな美しさにノックアウトさせられた次第なんですね。
一方でお姉さんのほうは、中南米系の美人といった感じで、こちらも妹さんとはまた違った魅力があります。
まとめ
クインシー自身、若いころは相当な色男だったんですが、二人の娘さんを見ていると、アフリカ系アメリカ人であるクインシーとは少し印象が異なって見えました。
どうやらお母さんがアイルランド系とロシア系の白人だったようで、道理でエキゾチックな美しさが娘さん達にはあるのだなと納得したわけです。
優秀な遺伝子には優秀な才能と風貌が受け継がれる。
平凡な遺伝子を受け継いだ、平凡なおっさんである私には、実にうらやますぃー限りの話なのであります。