今まで何度かヒューバート・カーを取り上げてきましたが、いまあの人たちって、何してるの?と疑問の声が自分の内外で沸き起こっているので、それじゃあと調べてみることにしました。
*2016年にリリースされたアルバムについて追記しています
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ヒューバート・カーの歴史
しかし日本語のサイトは簡単なものしか見つからず、かといって母国のドイツ語のサイトもドイツ語そのものがさっちんぽっけん(さっぱり)なので、仕方なく英語のウィキを訳してみることにしたのですな。
ヒューバート・ケムラー率いる、ドイツの3人組シンセポップバンド
1982年にシングル「Rosemarie」「Sternenhimmel」「Einmal Nur Mit Erika」とアルバム「Meine Höhepunkte」「Ich Komme」で商業的成功を収めた
またテレビ出演の際の、ケムラーの着ていたナイトドレスや拘束衣が話題となった。(ボーカルのケムラーはバンドを始める前は、テュービンゲン大学で法律を学んでいたという)
1984年にバンドはプロデューサーのマイケル・クルトと組み、ドイツ語アルバムの「Goldene Zeiten」 (1984)の発表、その後に英語アルバム「Tensongs」(1986)と「Sound of my heart」(1989) を発表し、世界的にそれなりの成功を収めた
その後はマイケル・クルトと共に、ケムラーは他のアーティストに曲を提供したり、プロデュースを行っていた。Inker & Hamiltonの「Dancing Into Danger」や Münchener Freiheitの「Love at First Sight」、また彼の妻であるサンドラ・ケムラーが一部バックボーカルを務めた、「Maria Magdalena」や「Heaven Can Wait」の数トラックなどがある。
ケムラーは80年代後半にうつ病を患い、音楽活動から完全に身を引いた。
ようやく病気から回復して表舞台に姿を現したのは1996年のことである。
同名バンド(ヒューバート・カー)としてセルフタイトルのアルバム「ヒューバート・カー」やシングル「セ・ラ・ヴ・ィ」や「セイリング」を発表した。しかしアルバムはケムラーが期待したほどの成功を収めることはなく、1998年にニューシングル「ラブ・チェイン」、そしてベストアルバムを続けて出したが、ケムラーは再び発病し、療養に専念せざるを得なくなった。
2005年に二度目のカムバックを果たしたケムラーは、英語曲とドイツ語曲の混合アルバム「Seelentaucher」を発表。
ファーストシングルは「ノー・ペイン」となった。
2007年の春にはミュージカル「Princess Lillifee」でアイス・キング・キニを演じ、ドイツ・ツアーを行った。
現在はマンハイムに住み、ニューアルバムの制作中である。(2007年現在)
相当に紆余曲折な人生を歩んでたんですね。
しかも2回も心の病で引退してるとは・・・・
いわれてみれば憂いを帯びた眼差しをしてますし、繊細そうな雰囲気をかもし出してもいます。
しかし見事に復活を遂げて、いまやミュージカルスターとしても活躍しているとは・・・・
多芸多才とは、こういう人のことを差していうのでしょう。
まさに才能が光っているというか。(2004年ごろの写真。頭も光ってます)
残りのメンバーは遠い昔に脱退してて、今やヒューバート・カーはケムラー一人のソロ・プロジェクト。
とはいえ、今の彼のルックスは見るも無残で、かつてのあの美しいマネキンのような造形美はミジンコも見当たりません(笑)
ガンズアンドローゼズのアクセルもそうなんですが、あちらのミュージシャンというか、白人は、総体的に年を取るとよほどケアをしない限り、肌の張りや体形がめちゃくちゃに崩れる傾向にありますね。
特に若い頃に美形だった人の凋落ぶりは見るに堪えないというか・・
ビフォー
アフター
う~ん(苦笑)
なんなんだ、この変化は・・
なんともいえぬ虚脱感がそこらかしこに・・・ああ・・
まあ比較するために特に誇張した写真を選んだというのもありますが、それにしても変わりようがハンパなさすぎる。
なんというか、外見だけではなく、内面からにじみ出る傲岸さというか、臆面のなさというか・・・
額だけは若いころから広かった、というのが、唯一の野生の証明でしょうか。
いや、すいません、ファンのみなさん。
悪気はないんです。ただ残念なだけなんですよ。
歌手として新譜を出していかといえば、2007年を最後に情報がぴたりと止まっているので、ぜひここはドイツ語のわかる有志の方にケムラー追跡レポートをお願いしたいかと。よろしくです。
2012年の最新情報
ウィキの英語サイトに最新の情報が書き加えられてました。
サンドラといえば、ケムラーの妻に当たる人でなかったか?
たしか以前の情報ではそんな感じのことを書いてましたが、また別のサンドラさんなのかもしれません。
その方のニューアルバムに参加したということのよう。
Sandra und Hubert Kah: Die Ikonen der 80er mit neuem Album wieder da
う~む(苦笑)
これはたぶんくだんのサンドラさんかと思いますが・・たぶんきっと若い頃はかなりお美しかったんでしょうなあ・・その片鱗がお美しいおみ足にそそと現れておりまする。
・・・といいつつ、なんともいえませんがな、あちらもこちらも。
とはいえ、このままでは情報が少なすぎるので、先ほどのサイトのドイツ語を英語に訳し直して、それをさらに日本語に訳してみました。
2010年にはの終わりには、マロモーニングデュッセルドルフバルカンバンドのアルバムにゲストボーカルとして参加。バイリンガルバージョンも見事に歌い切った。
2012年にはサンドラのニューアルバム「Stay in touch」に参加、これは80年代後半以来のことで、バックコーラスは初めての試みとなった。このアルバムは20位にまでチャートイン。2013年には自身の曲「starry sky」について触れた著作の帯に宣伝文を寄せている。(ここは曖昧)
2014年8月15日にTV番組「セレブリティー・ビッグ・ブラザー」に出演するも、同月28日には降板。
重度のうつ病に伴って、ケムラーは抗うつ剤を服用しており、2014年2がつまで スイスの精神病院に入院していた。
英語訳を基に再チャレンジしてみました。
ところどころ意味があいまいな部分もあるのですが、だいぶん分かりやすくなっています。
テレビ番組に出演していた期間が短いのは、たぶん次の文章に書いてある「うつ病」によるものでしょうかね。
2016年のアルバムリリース情報(2019年9月に追記)
アマゾンをチェックしていると、どうやらヒューバート・カーは2016年に最新アルバムをリリースしていた模様です。
一瞬、どこかのハードロックバンドのアルバムジャケかと思うほどのダークな雰囲気だが、アルバムを購入したファンのレビューを読んでいると、あながちその推測は間違っていないようです。
レビューを一部を抜粋してみましょう。
・かつてのポップ&ダンサブルや哀愁エレポップ路線を期待すると、肩透かしを食らう可能性大
・全編ドイツ語で歌われている
・キーボードやシンセサイザーよりも、重厚なギターがフィーチャーされている
・抑揚を抑えたヴォーカルも狂気を感じる面もあり
・制御不能なヴォーカルと分厚い重低音のギターがメイン
・聴きこむと味が出てくるかもしれない
う~ん、なんだかかなりコアなサウンドっぽいですね。
実際にアマゾンのMP3で試聴してみると、レビュー通りに怪しげなボーカルサウンドになっておりました。
というか、ロックの弾き語りのような感じというか、ルー・リードのような雰囲気かも。
かつてのキレイな音作りとは大きく違いますね~
ただ確かに聞き込んでいるとハマりそうな予感はあります。
癖になりそうな味のあるサウンドというか・・
枯れたヒューバート・カーの円熟の弾き語り風ロック(弾いてはいませんが^^;)
ファンなら買って損はしないアルバムだと思いますね!
あとがき
ヒューバート・カーの過去情報と2012、2016年度の新規インフォを取り上げてみました。
ここではっきりしたことは、ケムラー氏はまだ音楽への情熱を失っていない、ということ。
なぜなら、うつ病に悩まされながらも、他のアーティストのアルバムに参加したり、ライブで共演したりしているから。
しかもニューアルバムまでリリースしていますからね。
かつてのダンサブルな華麗さとはまるで違う、発酵した「熟年の渋み」を感じることができました。
アルバムリリース時期にはインタビュー動画もアップしていて、ずいぶんとすっきりした印象を受けました(頭と同じに)
今この「あとがき」を書いているのはアルバムリリースから3年経った2019年になりますが、ぜひまた新たなる境地を開拓したアルバムを発表してほしいもの。
いつまでもエキセントリックなヒューバート・カーでいてください!
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