もはや007シリーズの様相を呈してきたミッションシリーズだが、主役の高齢化と共にムチャなスタントはもうやれねえか!と思ってたら、ドバイの高層ホテルで宙ぶらりんアクションを見せてくれました。
スパイダーマンかと見まがうばかりの蜘蛛歩きで、ホテルのガラス張りを這って進むイーサンハントだったが、お約束とばかりのスパイダー手袋が片方ショートして固唾を飲んだアクシデントに、こちらもお約束のエキサイト。
1作を除いてあとはイマイチ?と感想だった本シリーズだったが、今度のは久し振りに手に汗を握らせてもらった。
スパイアクションには定番の東ヨーロッパはブタベストでの諜報活動や、ハイテク機器を駆使したスパイ作戦そのものも健在だったという具合。
しかしなんといっても個人的に笑ったのが、コンピュータ担当のサイモン・ペッグ。
この人、昔コメディゾンビホラー「ショーンオブザデッド」に出てた俳優さんですよ!!
ゾンビ映画でブレイクした後は、巨匠ジョージ・A・ロメロ監督の「ランドオブザデッド」で雑魚ゾンビを演じてたりして、何気にハリウッドデビューを果たしてたような気がする。
この映画がコメディホラーとして高評価を得ている所以は、ゾンビに対抗するために自らもゾンビになりきって危機を切り抜けるという、間抜けかつ有り得ない選択肢をチョイスした点にあるのだ。
こうしたバカゾンビ映画で一躍ブレイクしたサイモンペッグも、ついにハリウッドでメジャーデビューと出世したわけ。コツコツ地道に努力するもんだ。
今回のミッション~で一番気に入ったのは、守衛の目をごまかすために特殊スクリーンで風景を映し出すところ。
壁に絵を書いて人がぶつかるみたいな感じなんだが、これがもし本当にスパイの現場で使われてたら、かなり面白いと思う。
カメラで風景を映写してるためか、間違えてサイモンがカメラ正面に入ったときには、顔がどアップで映り込んで廊下いっぱいにサイモンのデカイ顔が現れるアクシデントがあったのだが、これって見ようによっては、俗にいう幽霊に見えるのかもしれないと思った。
世間で流布してるトイレの花子さんとか人面犬とか山の牧場とかの、いわゆる都市伝説で出てくる、こういう禁断の場所というか、幽霊騒ぎとかで敬遠されてる場所ってのは、案外映画ででてくるような、こういう人為的なものが相当あるんじゃないかと思う。わざと人を近寄らせないために・・・・(あっ、映画の見すぎか)
それにしてもトムクルーズの容貌は衰えない。
第一作のころと比べても、多少の皺は増えたが、ほとんど印象は変わってないように思う。
CGとかメイクの力もあるだろうけど、あの鍛え抜かれた肉体を見れば、彼がいかに努力を怠ってきていないかが一目瞭然に分かる。
月の初めに「インモータルズ」を見たが、往年のセクシー俳優ミッキーロークの相当変化した容貌を思えば(いい感じで枯れてるが)、トムクルーズという俳優の若々しさは驚嘆に値すると思う。
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