バングルズの1989年のヒットソング。
全米チャートで一位を獲得した。
以前にこのブログでも紹介した「エジプシャン」とは180度違ったテイストの曲に、彼女らのミュージシャンとしての成長を見て取ることができる・・・といえば普通に偉そうだろうか。
後に様々なアーティストによってカバーされる名曲なのだけれども、個人的にはそれ以上に印象深い思い出がある。
1989年といえば、ちょうど僕が中学3年生の卒業を迎えた頃のこと。
この曲を聞いたのは、卒業を2ヵ月後に控えた1月かそれくらいのころだったと思う。
思春期の、それも高校受験や卒業といった環境の変化を迎えた時期で、仲の良かったクラスメートとの来るべき別れ、そして人生で初めて初恋というものの真っ最中のこともあってか、何かと心が繊細になっていた時だった。
その頃よく聞いていたFM放送で「アメリカントップ40」というのがあって、これは全編英語放送という、洋楽好きにはたまらなく素敵過ぎるネイティブエアーブロードバンドだった。(アメリカ本国直送の放送らしい)。
毎週日曜の夜放送で、気に入った歌があればテープに録音していた。
最初に述べた中学の卒業が決まった頃も、この番組を聞いていて、その時にこの曲が最初に流れた途端、それまでの楽しかった一年間の様々な思い出が胸に甦り、涙が出てきたのを今でも覚えている。
今聞いてもその頃のことが懐かしく思いだされる、青春の一曲ともいうべきか。
あの頃のみんなはどうなったんだろうなあ。
皆さんも思い出の歌はありますか?
その後、卒業後の春休みに片思いは一瞬だけ成就するのだが、すぐに忘却の彼方に流れ去った。(何故かは理由は聞かないでください)
バングルズはこの曲を最後に活動を停止、やがて2000年ごろまでソロ等でそれぞれが活動していた様子。
99年の「オースティンパワーズ」のサントラで再会を果たした4人は、やがて再結成し、2005年にベースのマイケルが脱退した以外は、現在までオリジナルメンバーの3人で活動継続中とのこと。
2010年ごろのものだと思われる写真ですが、メンバーの容姿は20年前のそれとそれほど変わっておらず、ボーカルのスザンナ・ホフスはより妖艶になっているようで、なんだか嬉しかったです。
The Bangles - Eternal Flame