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ジャズ・ブルース

伝説のブルースギタリスト、ジョニー・ウィンターよ永遠に

2010年12月17日

「魂のブルースギタリスト」

その一言が似合うほど、この人のギターには魂があると思う。

別に音楽に精通しているわけではないので、オープンなんちゃらとかフィンガーなんちゃらとかなどの”それらしい”説明が全然できるわけではないが、一度聞くと、この人のギターのひずみ具合(ディストーションというらしい)が尋常でないことぐらいは、音楽の専門知識に疎い僕にも分かる。

それも気持ちが籠もっているというか、ブルースが好きなんだよ俺はああっ!という空気感が、動画を通じてギターを持つ手や表情からビンビン伝わってくるのだ。

そんな伝説のブルースギタリスト、ジョニー・ウィンターについて語りたいと思う。

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ブルージーかつエモーショナル

僕はガンズのスラッシュが好きで、彼のブルージーなギターサウンドにしびれてしまうわけだけれども、このジョニー・ウインターのギターサウンドはスラッシュのそれに似ていると思う。

というかスラッシュのギターの源流がブルースにあるのだから、両者が似ていて当然のことだろうだけれども。

同じガンズのイジースドラドリンやストーンズのキースリチャーズのようなリズムを刻む、鋭くカットしていくようなギターも好きだけど、粘りつくが如くのブルージーなギターも心地よくて気持ちよい。

ちなみに、この人の写真をグーグル画像検索で探していたところ、衝撃の一枚を目にしてしまった。

現役の頃の氷の如くの美しさからは想像もできない、ロードオブザリングのゴラムのような容姿。

写真とはいえ、これを正視するのは正直つらかった。

別にそれほどファンでもないのだが、こういうのを見るたびに、なにかこう遣り切れないものを感じてしまう。

老兵は去り行くのみというやつか・・・・

確かウインターは1944年生まれの66歳で、年齢から言えば、それほど年寄りというわけではないはずだが、写真では完全に80~90歳のご老体だった。

やはり生来の病気(アルビノ:先天性色素欠乏症)が強い影響を及ぼしているのか?

それともウッドストック世代のミュージシャンにありがちな、連日連夜の酒・女・ドラッグのムチャな生活が、急激な老化の原因となっているのだろうか?

ジョニー・ウィンターとジャニス・ジョプリン。二人は付き合っていたこともあったという。

いずれにせよファンの方々の気持ちを考え、このブログではあえて貼り付けないでおこうと思う。

新作のリリース

枯れて消えてしまうと思われたウィンターが2011年、ついに新譜を発表したとの報を今初めて聞いた!(編集中の2014年3月現在)

トレードマークとなったカウボーイハットに自慢の(かどうか分からんが)上腕タトゥー。

顔色は背景が黒なのでよく分からないが、噂されていた体の不調は微塵も感じられないクールなアルバムジャケットになっている。

ブルースをカバーしたアルバムということだが、これはかなり気になる一枚だ。

おそらくウィンター最後の作品となるだろうが、それだけに気持ちがこもった作品になっているだろうと期待したい。

ブルースギターファンの皆様でまだご存じでなかった方には、ぜひぜひご視聴をお願いしたいものである。

米国テキサス州ボーモント出身のギタリスト、シンガー(一時期は父親の故郷ミシシッピ州リーランドで生活していた)。「100万ドルのギタリスト」の異名を持つ。アルビノで斜視であることも知られている。 白人でありながら黒人音楽のブルースをプレイし続け、ブルースの巨人マディ・ウォーターズが「義理の息子」と呼ぶほど彼に気に入られた。彼のスライドギターはエリック・クラプトンにも影響を与えたといわれている。

ウキペディアより)

・・・と言いつつ、さらに「ルーツ」のパート2が出ていたようだ!

発売日が2014年9月3日というから、いまこの記事を再編集している10月半ばのひと月前になる。

気付かぬうちにこのような快挙が・・・・

いつまでも元気でいてください。

ジョニー・ウィンター死去の報(2014年)

2014年7月16日、スイスのチューリヒの滞在先のホテルで亡くなっているのを発見された。

米American Blues Scene Magazineによれば、ブルース・ギタリストのレジェンド、ジョニー・ウィンター(Johnny Winter)が死去した模様。ウィンターに近い数人の情報提供者が同誌に伝えたと説明しています。死因の詳細は不明。70歳でした。

amass

2日前にフランスで行われたブルースフェスティバルで演奏をした後だった。

死因は公にはされてないが、親しい友人でプロデューサーのポール・ネルソン曰く、「ウィンターは肺炎と肺気腫を併発していた」という。(Johnny Winter)

享年70才。

上の「ルーツ2」がリリースされた時点で、すでに故人だったのだ。

まったく気づかなかった。

実はこの追記を書いているのは2016年の9月なのだ。

死後から2年経って、ようやく気付いたという哀しさ。

前回の記事編集時にちゃんと調べておけばよかった・・・

今夜は彼の演奏を耳にしながら、一晩過ごそうと思う。

ご冥福をお祈りいたします。

-ジャズ・ブルース

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