ボン・ジョビとデフ・レパードの比較レビューです。
どちらも80年代を代表する世界的スーパーロックバンドであり、私の青春時代を飾った偉大なる「カジュアルロック」の代表バンド。
キャッチーで熱くてメロディアスで80年代の魅力たっぷりの売れ線ロックについて熱く語らせてもらいます!
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ボン・ジョヴィの洋楽ロック的スタンスとは?
2000年リリース「クラッシュ」からのシングルカット「It's my life」だ。
実はこの頃(2000年当時)全然ボンジョビを聞いてなかったので、今回がほぼ初対面となるのだけど、この曲は聞いた途端に一瞬でハマってしまった。
ボンジョビの魅力「まっすぐな情熱」が前面に出ている感じで、いかにもアメリカンロックの正道という感じ。
彼らの楽曲の魅力はまさにこの「まっすぐさ」にあって、この曲はそれがド直球に出ていて素直に惹きこまれてしまった。
ボンジョビといえば、アメリカを代表するモンスターロックバンドだが、その人気、実力、支持層の幅の広さは、僕の好きなガンズ・アンド・ローゼズをはるかに上回る。
彼らを初めて知った1985年当時「You give love a bad name」をテレビの洋楽番組で初めて知ったのだった。
まだ小学生だった僕にも、彼らの分かりやすいアメリカンロックは本当にクールだった。
キャッチーだけど、ハートは熱い。
熱血 根性 正義の味方
そんな週刊少年ジャンプのようなイメージを、僕はボンジョビに勝手に抱いていた。
当時アメリカのヒットチャートを席巻し始めていたのが、ボン・ジョビを筆頭とするハードロックバンド勢。
ここでいちいち名前を挙げられないほど、様々な数のバンドがチャートを賑わしていたのだが、その中でも特に人気を誇っていたのが、このボン・ジョビだっただろう。
英国のモンスターロックバンド「デフ・レパード」
そんなアメリカの熱血ビッグバンドに並び立つ、もう一つのロックバンドがいる。
それがイギリスHRバンド、デフ・レパードだ。
ボンジョビがアメリカンドリームすなわちアメリカ国旗を体現するバンドとすれば、デフ・レパードはイギリス、ユニオンジャックを喚起させるブリティッシュロックの雄。
どちらのバンドもキャッチーでメロディアス、そして優れたソングライティングから繰り出される分かり易い楽曲が身上。
同時期に活躍したモトリークルーや少し後のガンズなども、ボンジョビらに引けをとらないほどの人気と楽曲を誇ったけども、彼らの売りとするバッドボーイとしてのイメージが万人むけの支持を妨げたと思う。
対するボンジョビやデフレ・パードは、どちらかといえば、健全なロックバンドなイメージで、これは皆が愛する正統派ロックバンドという感じだった。
ドラッグや酒がらみの悪い噂がなく、メンバー同士の結束が強い。
メディアの受けが良い。
清く正しいバンドが彼らだったのだ。(少なくとも僕はそう感じていた)
そんな似通った空気感を持つ英米2大バンドのうち、僕はどちらかといえばデフ・レパードのほうがクールだと思った。
www.youtube.comクラッシックを彷彿とさせる透明感のあるバックコーラス、冬の雪空を感じさせる、ある種の冷たさと憂いを持ったメロディライン、それらと対比するかのようなパワフルでいてどこか切なさを持ったジョー・エリオットのボーカル・・・・
ボンジョビの熱く、まっすぐ直球ど真ん中の少年ジャンプ風サウンドと比べれば、デフレパードのほうがひねりがあり、聴いていても飽きがこないように思えたからだろう。
少年ジャンプつながりであえて喩えるとすると、ボン・ジョビが炎系の魔術を操るダーク・シュナイダーとすれば、デフレパードは氷系のカル・スというところだろうか・・・
まとめ
どちらのバンドも、ヒットチャートに何度もトップ10入りするほどの人気と実力を兼ね備えたモンスターバンド。
今回の記事を取り上げたのは、ボンジョビのグレイテストヒッツを買ったからなのだが、あらためて”ボンジョヴィ”を聞いてみると、これが結構、心に響くにの気づいた。
コーラスやメロディラインは同じでも、微妙に異なるサビのテイストがクールなのだ。
特に「イッツマイライフ」は、サビ部分のコーラスが最高に格好よかった。
他の曲も昔のものは懐かしいが、やはり2000年以降発表の曲の方が、洗練されている感じを受ける。
まっすぐ一本勝負の単調な売れ線ロックから、深みと渋みを増したジョンのボーカルが魅せる、新たなるボンジョビ・ロック伝説の始まりということなのかもしれないな(もちろんデフ・レパードも熱い!)
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