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80年代オネエ系なピート・バーンズ率いる「デッド・オア・アライヴ 」とその後

2010年11月25日

86年発表のピート・バーンズ率いるデッド・オア・アライブの同名アルバムからのシングル。

当時聞いてたAMラジオの洋楽番組で知った曲だ

ユーロビートな非常にダンシブルな曲で、一度聞くと忘れられないリズムを刻んでいる。

後にビデオクリップで見ると、ボーカルの男前なことといったら、ありゃしなかった。

男前といっても、高倉健のようなマン・オブ・ザ・マンというのではなくて、妖艶というかビジュアリズムというか、見るからにユダ(北斗の拳)のような美しさで、いかにも「オレってウツクシイダロウ?」といわんばかりの赤裸々な自己主張に衝撃を受けたもんだ。(ユダのモデルはカルチャークラブのボーイ・ジョージなんだろうけど)

同時期に流行った、ユダモデルのボーイ・ジョージを男っぽくしたようなルックスと、黒色の眼帯が印象的。(冒頭のアルバム写真)

そんな彼らのあれこれを語ってみよう。

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バンドのその後とピート・バーンズの変貌

そんなデッド・オア・アライブの活動というか、ビルボードチャートでの活躍もそう長くは続かなかった。

90年代にはほぼチャート上で見ることが無くなり、バンドは活動こそ続けていたものの、かつてほどの人気を誇ることはなかった。

しかしなぜか日本では人気が続いていたようで(さすがはオネエの活躍する国ジャパン!)、たびたび来日しては、その美貌とセクシーボイスを群衆の前に披露していたようだ。

しかし80年代に洋楽番組で見るぐらいが関の山だった、私の彼らへの興味はすでに過ぎ去っていて、その名前はほとんど記憶の彼方から消え去っていた。

数十年ぶりに画面で見たのは、確かビートたけしか所ジョージの司会する番組(世界まるごと特捜部だったか)。

ボーカル(ピート・バーンズ)が整形手術を失敗して、顔面が崩れた元アーティストというので取り上げられたときのことである。

「ええ!あのデッドオアアライブの?!」

久しぶりにテレビで見てたまげたのなんのって。

しかも取り上げられ方が成功したセレブとかじゃなくて、整形を失敗したアーティストということだから、思わずテレビ画面にかぶりつきになったのは仕方あるまい。

結局、手術は成功して見事芸能界にカムバック、久し振りのニューアルバムが母国イギリスでヒットとなるのだが、手術前の 崩れた顔そのものもそうだったけど、この復活を遂げたピートの顔のほうに、より驚いたのなんのって。

なんか違うやないか!綺麗は綺麗なんだろうけど、ちょっとキツいですね。興味が湧いたので、ウキペディア(これ)を調べてみると、出るわ出るわ、この人の強烈な逸話が・・・・

ハードゲイに襲われたとか、警察にアスホールを調べられたとか、ゲイの男性と妻と3人と暮らしてた2とか・・・・

別の意味で男前な人生を送ってらっしゃいます。

美を求める人生に幸あれと祝福を贈りたいです。
ちなみにデッド・オア・アライブとしての活動はほとんど停止中で、ピート自身も「再結成はない」と断言してるとか。

今はソロアーティストとして活躍されているそうです。

まとめ&追記(2016年10月25日)

ピート・バーンズが亡くなったようです。

1980年代に「You Spin Me Round (Like a Record)」がヒットしたデッド・オア・アライヴのシンガー、ピート・バーンズが日曜日(10月23日)、心不全のため亡くなった。まだ57歳だった。

ッド・オア・アライヴのピート・バーンズ、急逝 | Dead Or Alive | BARKS音楽ニュース

もう57歳だったんですね。

自分の中では80年代のあの美しいユダ様のような風貌しかイメージが焼き付けられているのですが・・

上の記事にも書いてますが、80年代以降は整形を繰り返してエラいことになってしまいましたが、それでも永遠の美しさを求め続けたご本人にとっては、その美の探求的人生は決して後悔のないものだったのかもしれません。

リンク記事ではボーイ・ジョージも追悼のメッセージを送っていますが、彼らのコミュニティの中ではバーンズは格別の存在だったのでしょう。

晩年は幸せであったことを心から願います。

どうか安らかに眠りあれ。

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