名前こそお姫様だが、実はかなりの実力派ロックバンド。
タイトルの「シェルター・ミー」もそうだけど、ボーカル兼リーダーであるキーファーの南部ミュージックに対する熱い思いは、アルバムの他の収録曲で汲み取ることが出来る。
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シンデレラの歴史
結成は82年と意外と古く、バンドが脚光を浴びたのは、メジャーデビューを果たしてボン・ジョヴィのツアー前座を担当した頃からだった。
1985年にフィラデルフィアのエンパイア・ロック・クラブでボン・ジョビに見いだされた彼らは、「ナイトソングス」(1986)、「ロングコールドウィンター」(1988)、「ハートブレイクステーション」(1990)と、立て続けにヒットを飛ばす。
しかし1994年にリリースした「スティル・クライミング」のセールスが思うように伸びず、バンドは当時契約していたマーキュリー・レコードから解雇を言い渡されてしまう。
その間もその後も、たびたびボーカルのトム・キーファーの喉の調子が優れず、数度にわたって手術を行うなど、その都度ツアーやアルバム制作に影響を及ぼした。
結局この4枚が彼らのスタジオアルバムの全てであり、バンド解散、そして再結成を経て、精力的にツアーを続ける現在でも、未だニューリリースの情報は出ていない。(2014年7月現在)
このバンドを初めて知ったのは、90年にMTVで「シェルター・ミー」を見たときからだった。
確かビルボードでも結構上位に入っていたと思う。
顔に似合わずブルージーな声を出すボーカルだとの印象を受けた。
ジャニス・ジョップリンに影響されたとかで、実際に彼女の「ムーヴ・オーヴァー」をカバーしていたという。
その後しばらくバンドのことは忘れていたが、95年を少しばかり過ぎた頃、親しい友人から2枚のアルバムを教えられた。
「Heartbreak Station 」と「スティル・クライミング 」であった。
衝撃を受けた。
昔ラジオで数回聞いたことがあるバンドだと思っていたが、実際にアルバムを聞いてみて、これほど良いバンドだとは思わなかった。
色々とセンスのある友人の推薦だったので、信用はしていたが、ここまでドンピシャだとは良い意味で想定外だったのだ。
早速先ほどの2枚を自分でも購入し、ほぼ毎日聞くことに。
さすがに今では聞いていないが、あらためてこのブログのために聞きなおすと、相変わらずかつての良さが全く色あせていないことに感動。
良質な音楽というのは時代のジャンル超えるものなのですね。
まとめ
タイトル曲のシェルターミーが収録されている「heartbreak station」は、全編泥臭い感じの仕上がりになっているアルバムだが、「still climbing」はバリバリのハードロック仕様。
特にパワーバラードは絶品!
泣かせてくれまっす。
歌詞もgood!
オリジナルアルバムこそ「still climbing」以降は出していないが、ベストなどのコンピレーションは発表している模様。
これからも現役でバリバリ活躍して欲しいバンドの一つです。
追記:2018年12月
久しぶりにシンデレラの情報をググってみると、ウィキの英語版でバンドについて以下のような記述が付け加えられています。
In November 2017, Keifer stated that Cinderella has no plans to reunite, explaining that "issues between the band members are beyond repair.
Wikipedia「Cinderella (band)」より
【訳】2017年11月にキーファーは「シンデレラを再結成する計画はない」ことを発表。”メンバー間の意見の相違が修復可能なレベルを越えてしまったため”と説明しています。
ついに出た「意見の相違」。
労苦を共にしてきたバンドにも、この時を迎える時がきたのですね~
残念なことですが、これも一つの時代の終焉というものでしょう。
願わくば、いつの日か還暦再結成ツアーでも・・・
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