世界的ロックバンドU2の歌から英語を学ぼうの回です。
1976年にデビューしたU2の生み出すロックは刺激的でありつつ、心の琴線に触れる情感あふれるメロディが魅力的です。
私も中学生の頃にビルボードチャートで流れていた彼らの名盤「ヨシュア・トリー」からのシングル曲に聞きほれていた一人でした
今回はそんな世界的ロックバンドの名曲のタイトルをいくつかピックアップして、歌のタイトルとサビ部分から英語を学んでいこうと思います。
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U2の歌で英語学習
英語表現「終わりなき旅」
87年の大ヒットアルバム「ヨシュア・トゥリー」からのシングル曲です。
日本語のタイトルはシンプルですが、英語名はかなり長めです。
I still haven't found what I'm looking for
この中に含まれている英語のポイントは4つ。
それぞれを上げつつ、それに相対する英語を並べていきましょう。
・現在完了形構文
I haven't found=I have not found(今までずっと見つけていない)
・副詞 still(まだ)
・関係代名詞 What(~というもの)
・現在進行形 I'm looking for(私が探している)
(訳)僕はまだ探し続けているものを見つけていない⇒終わりなき旅
という感じになります。かなり長いタイトルですが、英語学習者的にはそれだけの価値がある一文ですね。
英語表現「ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー」
同じく「ヨシュア・トゥリー」からのヒットシングル。
静かなメロディで始まりますが、サビにいたるところで一気に激しく情感がこもった熱めのロックバラードに変化するところが、最大の聞き所ですね。
With or without you
I can't live with or without you
・前置詞
With(~と一緒に)
without(~なしで)
・助動詞
I can't live(私は生きることができない)
(訳)あなたがいてもいなくても 私はこのままでは生きていけない
恋愛の歌のようですが、それ以上に自分自身の心や取り巻く何かが問題になっていて、それを歌詞にしたという感じです。
簡単なフレーズですが、奥の深さを秘めるリリックですね。
英語表現「約束の地」
「ヨシュア・トゥリー」からのシングルカットです。
歌タイトルの直前のサビとタイトル部分はこちらです。
I wanna take shelter
From the poison rain
Where The Streets Have No Name
・動詞
I wanna take shelter(俺は避ける場所を得たい)
・前置詞
from the poison rain(毒された雨から)
・関係代名詞
where the streets has no name(通りに名がついていない場所で)
以下にも「ザ・歌詞」という感じで、抽象的で詞的な内容と表現になってます。
「私は~する、~という場所で」というのが覚えておきたい構文。
場所を示す時には「where」をつけて、その後に「どういう場所なのかを説明する」英文をつけます。
他にも「when」「what」とかも同じ要領ですね。
英語表現「アイ・ウィル・フォロー」
80年のアルバム「Boy」からのシングルカットです。
若き日のU2の歌は絞り出すようなボノのボーカルが特徴的ですが、この曲はどちらかといえば「踊って歌って」みたいな軽さがあります(笑)
たぶんミュージックビデオの印象でしょうが、曲そのものもそこまで「熱さ」はない感じですね。
そのぶん収録されているアルバムタイトルの「Boy(少年)」の気分を歌ったとも読み取れるので、童心に立ち戻れる良さがあるのかもしれません。
では歌タイトルとサビにいきましょう。
If you walk away
I walk away
I will follow you
・仮定法
If you walk away(もし君が遠くに行ってしまうなら)
・動詞
I walk away(僕も行くよ)
・未来形
I will follow you(僕もついていくよ)
グッとシンプルな英語構文の流れです。
I walk awayとI will follow youが意味的には同じなのですが、そこは歌のマジックで歌詞を少し変えることで、同じ意味でもちゃんとメロディやリズムに合うように文体を変えてきています。
歌詞や歌の雰囲気からメンバーの若さが伝わってきますね。
英語表現「ゲット・アウト・オブ・ユア・オウン・ウェイ」
2017年のアルバム「ソングス・オブ・エクスペリエンス」からです。
これまでの歌からズン!と前に進んだ2017年の曲ということで、歌詞の内容も曲風も随分変わってきてます。
進化したU2の歌は如何に?
サビと歌タイトルです。
Nothing is stopping you except what's inside
I can help you but it's your fight
get out of your own way
・否定の定型表現
Nothing is stopping you(君を止めるものなんてない)
・前置詞(接続詞)と関係代名詞
except what's inside(君の心の中にあるものを除いては)
・助動詞
I can help you(僕は君を助けることができるよ)
・接続詞
but it's your fight(でもそれは君の戦いだ)
・慣用表現
Get out of your own way(自分の殻を破るんだ)
誰かを鼓舞する歌であり、勇気づけようとする歌詞になってます。
読んでいるだけで、まるで自分に言われているみたいで「ギクッ」としますよね。
歌はロックテイストでありながら、バラードのような滑らかさと優しさがあって、繰り返すサビの語尾が誰かに囁きかけるような雰囲気を醸し出しています。
まとめ
U2の歌はメッセージ性が強いものが多いので、歌詞で英語の勉強をするにはやりやすいのではないかと思います。
ただ彼ら独特の宗教的であったり、抽象的な表現が多いので、そこは文化的背景や社会情勢をある程度踏まえておかないと、深い理解は難しいと思いますが。
洋楽のアーティストの中でも屈指のメッセージ性をもった英語歌詞を提供してくれるU2に乾杯!です。
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