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【ミッション・インポッシブル】イーサン・ハントのファッションスタイル徹底解析

娯楽系スパイ映画の金字塔「ミッションイン・ポッシブルシリーズ」。

1995年に映画版が公開されて以降、これまで7作品が出ています。

主演はもちろん世界のトム・クルーズ。

スパイアクションとしては「007」に匹敵する面白さを持つと思うのですが、ファッションに関してはガラッと異なるところが面白いですよね。

007が英国紳士の国のスパイとして「スーツ姿」が定番とすれば、ミッション~は実用的なアメリカ文化を代表するスパイとして「アクティブなスタイル」が信条。

「イーサン・ハントのファッションを取り入れたい、真似たいファン」には、主演のトム・クルーズの身長が170㎝前後で「日本人の平均身長に近いスタイル」というのもおすすめポイントでしょう。

そんなアメリカンスパイとしての魅力をふんだんに散りばめた今シリーズの「ファッションの特徴」を作品ごとに取り上げていきたいと思いますよ!

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ミッション・インポッシブルのファッションスタイルまとめ

【第1作】『ミッション:インポッシブル』(1996)

クラシック・スパイの原点──スーツとタキシードが主役

冷戦の余韻が残る90年代中盤。

イーサン・ハントは、まさに“MI6的”なスタイルを踏襲。

モノトーンの三つ揃いスーツやブラックタイのタキシードで、伝統的スパイ像を体現しています。

ボイジャーの列車シーンやCIA本部への潜入など、場面によってはミニマルな黒ニット×ブラックパンツという機動性重視のコーディネートに切り替え。

スーツの着こなしもタイトすぎず、90年代らしいクラシックなシルエットで、英国仕立て風の雰囲気が漂います。

ポイント

【映画のファッションスタイル】

  • クラシックなスーツスタイル中心
  • IMFエージェントとしてのフォーマル×実用的な装いが目立つ
  • ジム(ジョン・ヴォイト)とのやりとりで見せるロンドン紳士風コートも印象的

【ブランド解説(推定)】

【着こなしテク】

【おすすめアイテム】

  • ネイビースーツ(ユニバーサルランゲージやスーツセレクト)
  • 白シャツ(ポプリン素材でツヤ感を)
  • オメガ風クラシック時計(セイコーの機械式でも雰囲気◎)

【第2作】『ミッション:インポッシブル2』(2000)

レザージャケットとロングヘア、最も“野性的な”イーサン

ジョン・ウー監督らしい美学が全面に出た第2作では、ファッションもかなり個性的。

トム・クルーズのロングヘアに合わせて選ばれたのは、特注のレザートレンチコートや、オークリーのサングラス

スタイルは終始ロックなバイカーテイストで、Tシャツもクルーネックのウォッシュ加工入り。

ジーンズはダメージ入りのローライズ。敵と空中で格闘しながらも、どこか“美しく見える”ようデザインされた衣装は、アクションの美学とスタイル性の融合です。

ポイント

【映画のファッションスタイル】

  • ジョン・ウー監督らしく革ジャン×バイク×長髪のロックなスパイ
  • サングラスと風にたなびくコートなど、“魅せる”スパイファッション

【ブランド解説(推定)】

  • 黒のレザージャケットは、ショットやベルスタッフ系
  • サングラスはオークリーのロメオ(映画と同モデル)

【着こなしテク】

  • 黒のレザーに合わせて全身モノトーン。Tシャツやパンツも引き算コーデで
  • 髪型やヒゲもファッションの一部。無精ひげや長髪も清潔感を忘れずに

【おすすめアイテム】

  • ショット系レザージャケット(ダブルタイプ推奨)
  • オークリーロメオ(または似たフレームのスポーティサングラス)
  • ブーツカットジーンズ(リーバイス517など復刻モデルも)

【第3作】『ミッション:インポッシブル3』(2006)

等身大のイーサン。家庭を持つ男のリアリズム

本作では、婚約者との生活を描くシーンが多く、“等身大の男”としてのイーサンにフォーカス。

ファッションも自然体で、グレーヘンリーネックシャツやチノパン、スウェットなど日常着が多用されます。

一方で任務中には、機能美を意識したボンバージャケット+ダークグレーパンツ+ブーツの組み合わせ。

このバランス感が「家庭と任務の狭間にいるスパイ」を服装で表現しています。

また、アクション時にはナイロン素材の防水ジャケットやカーボンファイバー製のゴーグルなど、より現実的なミリタリーテイストが取り入れられている点にも注目です。

ポイント

【映画のファッションスタイル】

  • 引退して一般人として暮らすイーサンの姿が描かれる本作では、落ち着いたカジュアル×任務時のブラック系スタイルが特徴。
  • スーツスタイルも登場するが、派手さはなく機能美を感じる仕上がり。

【ブランド解説(推定)】

【着こなしテク】

  • スーツは全体をダークトーンで統一し、ネクタイまでブラックでストイックに
  • ジャケットは無地Tや白シャツと合わせて清潔感と落ち着きを両立
  • カジュアル時でもシルエットはスリムに、色数は抑えめがポイント

【おすすめアイテム】

  • ブラックまたはチャコールグレーの細身スーツ
  • 黒のナイロンorレザージャケット(ミニマルなデザインで)
  • シンプルな黒ベルトのアナログウォッチ(SEIKO, TIMEXなど)
  • 白Tまたはグレーニット(インナーとして万能)

【第4作】『ゴースト・プロトコル』(2011)

都市迷彩と異国感、ミリタリーモードが融合

イーサンの衣装が一気に“戦闘用ファッション”へ進化したのが本作。

ロシアやドバイといった舞台に合わせて、ベージュ、カーキ、ブラックといった都市迷彩カラーが使われています。

特にドバイの高層ビル“ブルジュ・ハリファ”をよじ登るシーンでの、サンドベージュのカジュアルジャケット+パンツ+グローブ+磁力吸着グリップの組み合わせは、まさに「機能性をデザインに昇華させた装い」

そして夜のドレスアップシーンでは、ネイビースーツにブラックシャツといった都会的な装いも披露。

フォーマルとカジュアル、東洋と西洋の融合が見どころですね!

ポイント

【映画のファッションスタイル】

  • ドバイ、モスクワなど舞台が華やかで、機能性×スタイリッシュなスパイスタイル
  • 特に有名なのが、ドバイでのベージュのレザージャケット姿

【ブランド解説(推定)】

  • ベージュのジャケットは、ローグテリトリーやベルスタッフ系のミリタリーテイスト
  • サングラスは、オークリーまたはペルソール

【着こなしテク】

  • 明るいトーンのレザージャケットはインナーを黒で締める
  • ドライビンググローブやブーツを合わせてスパイ感UP

【おすすめアイテム(風の選定)】

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【第5作】『ローグ・ネイション』(2015)

バイク、レザー、無音の殺気——ミリタリーラグジュアリー

この作品では、イーサンの衣装がよりストイックかつ洗練されたものに。

全身ブラックのレザーコーデが増え、特にライダースジャケット+黒Tシャツ+スリムパンツ+ブーツの組み合わせは、シリーズ中最もスタイリッシュなバイカールック

また、フォーマルな場ではダークネイビーのウールスーツにタブカラーシャツという英国調スタイルも登場。

このギャップが、任務中の緊張感をより引き立てます。

注目は、衣装のほとんどがヒューゴ・ボスブリオーニなど高級メンズブランドで統一されている点。

ファッションで“情報戦を制する”というスパイの哲学がにじみ出ています。

ポイント

【映画のファッションスタイル】

  • ミリタリー風スーツ×ライダースなど、フォーマルとタフさを融合
  • オーストリアのオペラ会場ではブラックスーツ×白シャツのスパイらしい装いも

【ブランド解説(推定)】

【着こなしテク】

  • スーツはジャストサイズでシワなし。靴や小物をミニマルに仕上げる
  • ライダースはインナーを白にすると重くなりすぎず爽やか

【おすすめアイテム(風の選定)】

  • ベルスタッフ風ジャケット
  • 黒のスーツ(ユナイテッドアローズグリーンレーベルなど)
  • シンプルなドレスシューズ(リーガルなど)

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【第6作】『フォールアウト』(2018)

成熟と疲労。強靭な身体に映える高機能服

シリーズ中で最も「年齢」「蓄積された過去」が反映されている本作。

衣装もそれに呼応するかのように、防弾・防水・伸縮素材を駆使した機能的スーツやコートが登場します。

バイクチェイス時には、ヒューゴ・ボスのレザージャケットに防水仕様の黒ジーンズ、サイドゴアブーツといったシンプルかつ実戦的なアイテム構成。

極限状況でも型崩れしない服装で、「着る鎧」としての側面が強調されています。

一方でパリの潜入時には、クラシックなスリーピーススーツも着用。

体を鍛え続けているトム・クルーズだからこそ、細身のカッティングも違和感なく着こなしています。

ポイント

【映画のファッションスタイル】

  • バイクアクション多めで、機能的かつスタイリッシュなライダース中心
  • ラストの雪山シーンではマウンテンギア系の装いも印象的

【ブランド解説(推定)】

  • 黒のライダースはベルスタッフ系
  • サングラスはレイバン(RB2132 New Wayfarer)

【着こなしテク】

  • ライダースはパンツも細身にしてYラインシルエットを作ると◎
  • サングラスやブーツで“男臭さ”を演出しすぎず、クリーンさを忘れずに

【おすすめアイテム(風の選定)】

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【第7作】『デッドレコニング PART ONE』(2023)

原点回帰と最新ミッション装備の融合

1作目へのオマージュを多く含む今作では、再び黒のVネックTシャツ+黒パンツ+黒ブルゾンという“原点”スタイルが随所に見られます。

その一方で、AIに立ち向かうというストーリーに合わせて、デジタル機器やセンサー付きグローブなどのギアアイテムが進化。

衣装には電磁波遮断素材や温度調整機能付きベストといったSF的発想も取り入れられています。

クライマックスの列車シーンでは、クラシックなグレンチェックのツイードジャケットを着用し、レトロとモダンを融合させた「新たなスパイ像」を提示しているのも注目ですね。

ポイント

【映画のファッションスタイル】

  • 現代×クラシックの融合スタイル。スーツ・ライダース・作戦時のギア系まで多彩
  • ヴェネツィアでの黒スーツ×トレンチコートが最注目ポイント

【ブランド解説(推定)】

【着こなしテク】

  • トレンチを着るときはインナーをコンパクトにして重ね着でボリューム調整
  • 黒コーデは靴や時計で素材違いを取り入れると立体感が出る

【おすすめアイテム】

  • 黒のトレンチコート
  • 黒ドレスシューズ(プレーントゥ or ストレートチップ)
  • シンプルなドレスウォッチ(SEIKOなど)

ミッション・インポッシブル「デッドレコニング」鑑賞レビュー

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まとめ

映画ごと、時代ごとに変化するイーサン・ハントのファッション。

パーティーなどではパリッとしたクールなスーツを着こなし、スパイ作戦を実行する時は、体にぴったりフィットした黒のアクティブウェアに身を纏う・・・

トム・クルーズという素材があるからこその「映える」ファッションセンスというやつですよね。

ジェームスボンドにはない「身軽な」スタイルもこのシリーズの魅力でしょう。

今回の記事でぜひ「できる男のアクティブウェア」を目指してくださいな!

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