世の中で最も大切なものは「お金」と「愛」。
生きていくのに必要な2つのスパイスは、どちらも世知辛い世の中を渡っていくのに必要不可欠な「体と心のエンジン」です。
このうち「お金」は物心どちらも生活を成り立たせるためのマストアイテム。
言ってしまえば、金があれば何でもできるんですよ。
金さえあれば今月のスマホ代も払えるし、壊れたアマゾンタブレットの充電コードを新たに買える!(私のことです)
「元気と金さえあれば何でもできる!」(byアントニオ猪木風)
などと世知辛いことを冒頭から言ってしまいましたが、資本主義社会に生きるものなら「お金の呪縛」から逃れることはできないのは「永遠の真理」でしょう。
頑張って手に入れるのか?
頭を使って稼ぎきるのか?
愛と友情パワーで乗り切るのか?
そんな愛と勇気と欲望にまみれた「マネームービー4選」と、ギャンブルで一攫千金を狙う「カジノ映画」おすすめサイトを紹介していきましょう!
Check!!ゼロから中級レベルの英語学習
*本サイトの記事内に広告が含まれる場合があります
マネー映画おすすめ
ウルフ・オブ・ウォールストリート
2014年のアメリカ映画です。
主演はもちろんディカプリオ。
監督がマーティン・スコセッシということで、かなりリアルな描写です。
映画の主人公ジョーダン・ベルフォート(ディカプリオ)は実在の人物をモデルにしていて、この人が凄く金を生み出す才能をもっているのです。
金持ちになるために投資銀行に入社するも、すぐに倒産して新たに自分で小株のセールスを始め、そこでめきめきと才能を表してたちまち金持ちに。
早速独立して仲間を集めて自分の会社を作るのですが、この仲間がマフィアくずれや金とドラッグに目がない人間失格の連中などくずばかり。
そんな連中を集めてジョーダンは怒涛のセールスを命令して見事に成功させます。
このときのジョーダンの掛け声が素晴らしい。
「金持ちになりたけりゃ電話しろ!寝ても覚めても電話しろ!それが嫌ならマックでバイトして一生貧乏のままでいろ!」
こんな感じで仲間や部下にハッパをかけて、とにかく顧客に電話して契約を勝ち取る様がかなり爽快でした。
映画のほとんどは金と女とドラッグまみれの描写なのですが、ディカプリオが演じているせいか、それほど汚らしく感じないところも良いです。
セールスの極意は「何もないところに需要を作り出すこと」だということ。
そのポリシーをもとにジョーダンが怒涛のセールスで顧客に波状攻撃を仕掛けていき、ジョーダンらはあっという間にリッチになります。
そして最後はもちろん・・・ご想像の通り。
諸行無常の響きありというやつですね。
ラストのジョーダンの人生はなかなか味がありました。
商売のなんたるかを体現した非常に見ごたえのある映画だと思います。
今をきらめくマーゴット・ロビーがジョーダンの妻の役で出ているのも見ものですよ。
映画「ウルフ・オブ・ウォールストリート」で金儲けの真髄を学んだ
続きを見る
マージン・コール
2011年のアメリカ映画です。
投資銀行の破たんが発覚してからの24時間を描いた、緊迫のマネーサスペンスドラマです。
解雇された社員がもっていたメモリースティックに「不良資産」情報がまとめられており、それによって会社存亡の危機に陥ってしまうという流れになっています。
解決に与えられた時間は限られており、その間に集められた首脳陣と若手社員らが共闘して対処する・・・というようにはならず、あくまでCEOの決断で「全売り」が決行されるのです。
結末は映画でご覧頂きたいのですが、映画自体は俳優の豪華さと演技の上手さが際立っていたと思います。
ジェレミー・アイアンズ、ケヴィン・スペイシー、ポール・ぺターニーの3人がとくに素晴らしい演技をしていましたね。
格調高く優雅だけど冷酷な金の亡者のアイアンズ、一見、冷たいように見えるけど、実は会社と仕事に誇りを持つスペイシー、見たまんまでやんちゃだけど、実はお金の不安を抱えているポール。
それぞれの役柄で上質な演技をこなしていて、見ていて飽きなかったですよ。
あとは投資銀行で勤める人種の感覚が、少し伝わって来たような気もしましたね。
金融の専門用語がちょくちょく出てくるので、その意味で勉強になると思いますよ。
ウォール・ストリート
2010年のアメリカ映画です。
1987年に大ヒットした「ウォール街」の続編になっています。
配役は前作に引き続いてのマイケル・ダグラス。
主人公になる青年はシャイア・ラブーフ。
ラブーフ演じるジェイコブは務めていた証券会社がブレントンの策略で潰されてしまい、尊敬していた上司もそれで自殺してしまいます。
自身も財産を失い、復讐を誓ったジェイコブは、刑務所から出ていたダグラス演じるゴードン・ゲッコーと出会うことで、ブレントンに金融的な攻撃を仕掛けていくのです。
この間の金融操作を絡めた策略はその方面の素人である自分には少々、分かりにくかったのですが、ブレントン率いる投資銀行の圧倒的な権力や、そのトップであるブレントンの迫力は他のどのアクション映画のボスよりもリアリティを感じました。
ジェイコブが敵の懐に入ろうとブレントンのもとで働くことになるのですが、このときのジェイコブとブレントンとの会話が「資本主義」の闇の一面を表している名文句です。
ジェイコブ「あなたは十分にお金を持っているはず。一体どれくらい気が稼げば気がすむのですか?」
ブレントン「もっとだ」(限界はないということ)
さらにかつての金の亡者ゴードンも娘の金を持ち逃げしたりして、なかなかな屑ぶりを発揮するのですが、結局は孫のために戻ってくるという軟弱ぶりも発揮します。
こうした金の魔力に取りつかれた大人に立ち向かう青年と恋人の戦いですが(ゴードンとは組むのですが)、金融知識の有無はともなく、この間の駆け引きはかなり面白かったですね。
金持ちの底抜けの欲深さを見たければ必見です。
マネートレーダー
1998年のイギリス映画です。
主演は世界的スターのユアン・マクレガー。
物語は実際に起こった社会的事件を描いていて、かなりリアルで息詰まる内容になっています。
イギリスを代表する投資銀行ベアリングスの社員だったトレーダー、リック・ニーソンが取引の失敗を隠ぺいしたうえにさらに先物取引を続行したため、それがもとでついに銀行を破たんに追い込んでしまうというもの。
英国の王族も利用していた由緒正しい銀行の破たん事件ということで、当時(1995年)はかなり世界的なニュースとして扱われたと思います。
映画は淡々と主人公リックの業務と生活を描いていくのですが、途中で破たんのもとになった損失とそれを覆い隠すようになった辺りで、生々しい感情の動きや人間の弱さが表に出てきます。
また労働者階級の出身だったリックと経営者側(貴族階級)の視点も興味深く、イギリスが階級社会であることを思い知らされましたね。
かなり実録ものなのでエンタメ要素はないのですが、そのぶん、金融の世界のリアルさや怖さを真正面から分かりやすく描いているなと感じました。
先物や証券に興味のある人はぜひともご覧あれ。
カンパニーメン
2010年のアメリカ映画です。
映画公開の2年前にリーマンショックがあって世界経済が大混乱に陥りましたよね。
その後に起こったアメリカのビジネスマンの悲哀を描いた内容になっています。
出演俳優がベン・アフレック、トミー・リー・ジョーンズ、ケヴィン・コスナー、クリス・クーパーという当代きっての実力派俳優ばかりなので「これは観ねば!」と劇場鑑賞しました。
内容は大手ゼネコン会社の社員が、リーマン不況のあおりを受けて次々に首になっていくのが大幅なあらすじです。
その間に展開される悲劇や人間模様がリアルであり、心温まるものであり、こういう大変な時にこそ、人間の本当の姿があぶりだされるのだなと胸に染みました。
一番良かったなと思うのが、ケヴィン・コスナー。
主演のベン・アフレック演じる元エリート社員の奥さんの兄の役柄で、エリート風を吹かしていた義弟が首になって苦境に陥っているのを見て、自分が営む大工業のバイトに誘うところです。
普段からブルーカラーをバカにしていた義弟だったのに、それを知っても何も言わず、逆に困ったときに黙って手を差し伸べた寡黙で男前な役柄に惚れましたね。
他にも同じように首になって求人相談所で集まっていた仲間とへこたれずに前向きに生きようとする姿勢とか、首になったことで人生に悩んで自ら命を絶ってしまう悲哀とか、悲喜こもごもな人生模様を真正面から描きつつ、決して暗くならない雰囲気が好きになりました。
見た後に「よっしゃ!頑張るか!」という気分にさせてくれたので、ぜひ同じように仕事や人生で悩んでいる人がいたら、鑑賞をお奨めしたい作品です。
どんなに辛くても、きっと仲間や家族がいることで乗り切れると思わせてくれる良作ですよ。
【カンパニーメン感想】米国サラリーマンの悲哀と復活を描いた良作
続きを見る
カジノ映画おすすめサイト
最後はカジノ映画のおすすめ比較サイトを紹介します。
お金にまつわる映画といえばカジノやギャンブルのジャンルも見逃せませんよね。
古くはスティングやマーベリック、最近ではオーシャンズ11、ラスベガスをぶっつぶせ、モーリーズゲームなどが個人的なお気に入りですよ。
とくにモーリーズゲームのヒロインを演じるジェシカ・チャスティンのクール&ビューティーさが秀逸で、前作「女神の見えざる手」と同様、クールな美貌と切れすぎる頭脳が再び光る内容になっていますね。
そんなカジノ系映画やドラマを分かりやすくまとめて紹介しているのが、こちらのサイト。
⇒還元率で比較!カジノやギャンブルを題材にした映画・ドラマ31選【最新版】
洋画系のメジャー作品だけではなく、「カイジ」や「銀と金」などの国内ドラマや映画の魅力をダイジェストに伝えているのが、ギャンブル作品好きなファンにとっても嬉しいですよね。
面白いなと思ったのが、映画作品の制作費と興行収入から「還元率」を算出してランキングづけしているところ。
普通であれば「面白かった」「興奮した」感想の流れで順位をつけていきますが、そこをあえて「カジノ風」に数字で映画の魅力を割り出すスタイルが斬新だなと感心しました。
各映画のおすすめポイントもコンパクトにまとまっていて分かりやすいですし、何よりも私の知らない映画やドラマもけっこうあるので、このうちのいくつかをぜひ観賞しようと思っていますよ!
まとめ
経済やマネーに関する海外映画を紹介してみました。
当ブログは株式や英語を学ぶ内容になっているので、そのどちらも含んだコンテンツということで特におすすめだと思います。
何よりも「楽しみながら」お金や英語を学べるのが良いですよね。
今後もマネーに関する英語作品があれば「鑑賞&レビュー」していきたいと思いますよ!