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70年代洋楽

ブルースの女王ジャニス・ジョプリンの名曲「ジャニスの祈り」に魂を震わす!

2016年5月28日

ジャニスの死後に製作されたアルバム「パール」(1971年)に収録された一曲。

この「Move over」は、ジャニス自身による作詞作曲された作品で、

「あっちにいってよ、このバカ男!」

という大意になっている。

「別れるって言ったくせに、なんで私の周りをうろうろしているのよ。どっちつかずの態度なんかいらないからさ。私には男が必要って知ってて弄んでるわけ?そうなら出てって。愛してくれないならどっか行ってよ」

ジャニス自身、小さいころから周りからの疎外感に悩まされてたようで、後に有名になってから出席した同窓会で孤独な表情を見せる写真が、彼女の心に巣食った満たされない”何か”への渇望をよく示している、といわれている。

愛への渇望のためか、疎外感から逃避するためか、音楽活動をスタートさせたときから常習していた麻薬(ヘロイン)の過剰摂取のために、1970年ロサンゼルスのホテルで死去。 「パール」のアルバム制作のために滞在していたおりであった。 享年27歳。

彼女の死後に発表された「パール」に収録された「生きながらブルースに葬られて」(Buried Alive In the Blues)は、皮肉にも彼女の人生そのものを表したようなタイトル曲となり、ボーカル部分が録音されないまま(ジャニスが亡くなったため)演奏だけの収録となった。

「パール」は彼女の愛称からとったアルバムネーミングだという。

死後も後世のミュージシャンに多大な影響を与えており、様々なシンガーが彼女のカバーを歌っている。

彼女の曲とそのカバーソングともども最も好きなのが、今日のこの「MOVE OVER」(ジャニスの祈り)だ。

力強いパンチのある彼女のボーカルが、最もよく表されていると感じる一曲というべきか。

ブルースというよりロックテイストな感の強いこの歌は、私の好きなシンデレラのトム・キーファーが実に素晴らしいカバーバージョンを謳い上げている。

彼自身もブルースに造詣が深く、ジャニスのボーカルに相当影響を受けたスタイルが特徴的だ。

⇒トム・キーファー渾身のソロ・アルバム「ザ・ウェイ・ライフ・ゴーズ」で魂を震わす!

個人的にはこのトムが歌うシンデレラのカバーがジャニス関連では最強だと思うので、ぜひ一度お聞きいただきたい。(ガンズのアクセルが歌っても味わい深いものになると思うが)

ブルージーな夜のひとときをジャニスとともに・・・

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