今回は洋楽で英語を学ぶの回です。
取り上げる題材はウォレントの「ヘブン」。
ウォレントは80年後半から90年代前半に人気があったハードロックバンドで、洋楽のビルボードヒットチャートでいくつもヒットソングを放っていました。
キャッチーで耳馴染みの良いリズムとメロディが特徴的で、私も高校時代に通学中にウォークマンでよく聞いていました。
彼らの楽曲の中で最もヒットしたバラード曲「ヘブン」の英語は平易で理解しやすくて、サビの部分に「これは使えるな」というフレーズがいくつかあります。
その部分を抽出して取り上げていこうと思います。
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歌詞全体の英語文と和訳
まずは動画をご覧ください。
いいバラードですね~
何度聞いても心に響いてきますよ。
歌の全体の意味は「君のことが恋しくてたまらない。周りが何を言っても関係ないさ。君が僕の一番のファンでいてくれればそれで・・」的な感じになります(ザックリすぎるかな笑)
この歌詞の中から「これは使える!」と思った部分を紹介していきましょう。
①As long as, I'm the hero of this little girl
②Heaven, isn't too far away
③Closer to it every day
④No matter what your friends might say
まず一つ目です。
①As long as, I'm the hero of this little girl
As long as=~する限り、~でありさえすれば
という意味ですね。
この文章全体を部分を訳してみると、
「この子のヒーローでありさえすれば」
になります。
直前の英文で「この世の王様になる必要なんてないさ」がきているので、その流れで「僕はこの子のヒーローでさえいればそれでいい」という感じになりますね。
as long as=「限定」というニュアンスということで!
では次の2番です。
②Heaven, isn't too far away
これはもうそのままですね。
Heaven(天国は)
isn't too far away(そんなに遠くない)
tooは「~すごく」という強調になってます。
far も「ずっと」という強調です。
awayは「離れて」になりますね。
なので全体に意味は
「天国はそんなに遠くない」
です。
tooとfarという強調が2つもきてるので「ずっとずっと」くらいの距離感があるのかもしれませんね。
そして3番目。
③Closer to it every day
文頭のCloserは「~er」という比較級がついてます。
ここで使われる比較級は「だんだん~する」というニュアンスですね。
動詞がくっつくと「close(近づく)」「er」で「だんだん近づいていく」となります。
itはheaven(天国)を指すので
「天国に毎日近づいている」
の意味になります。
天国というと「あの世」を想像してしまいますが(笑)、もちろんこの歌詞は「彼女と過ごす天国のような素晴らしいひととき」というニュアンスになるのでしょうね。
では最後です。
④No matter what your friends might say
この英文が今回のメイントピックになります。
文頭のNo matterは「どんなに~でも関係ない」「たとえ~だとしても関係ない」のニュアンス。
続くwhatは「~ということ」。
締めの文章は、your friends「君の友達が」might「~かもしれない」say「言う」という流れです。
まとめてみると
「君の友達が何を言ったとしても」
になります。
No matterの使い方
No matterがつく英文は、けっこうニュースでも英語歌詞でも映画やドラマでもよく見かけます。
なので日常会話でも普通にバンバン使われていると思います。
たとえば
No matter what~(どんなに~だとしても~でない)
No matter where~(どこに~だとしても~でない)
No matter who~(誰に~だとしても~でない)
No matter which~(どちらに~だとしても~でない)
という感じで、それぞれの「W~」の次の文章は普通に「主語+動詞+目的語or補語」で全然良い感じですね。
matterというのは「問題である」「重要視する」というニュアンスなので、その上にNoがつくので「~は問題ない」となるわけです。
まとめ
高校時代に「No matter~」のフレーズを聞いて「ああ、こうやって使うんだ」と嬉しくなった覚えがあります。
歌詞の意味も知っていましたし、歌の雰囲気も感じているので「知識+情感」の二方向から「生きた英語」を学べたという感じですね。
洋楽や映画、ドラマの英語はまさに生きた英語なので、基本の英語文法や単語さえしっかりしていれば(中学英語程度)、バンバン生英語で勉強していくほうが良いと思いますよ。
【ウォレント】涙なしには聞けない!珠玉のバラード「ヘブン」
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