ガンズアンドローゼズのニューシングル「パーハップス」がリリースされたので早速、聞いてみたレビューです。
リリース前後に出てきたメディア情報では「チャイニーズデモクラシー」の頃にレコーディングされたもの、ということ。
なのであの感じの楽曲をそこはかとなくイメージしていましたが、
まさにそのとおり
でした。
いや~既視感バリバリでしたよ?
でもそれ以上に「感じたこと」もいくつかあったので、自分的には収穫があったなと感じていますよ。
ということで、これからのレビューで感想を紹介していきましょう。
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「Perhaps」を聞いてみた感想
序盤からまさに「チャイニーズ・デモクラシー」節全開のメロディアスな雰囲気を感じます。
サビの部分にくるとさらにその傾向は強まっていき、サビのコーラスなんかは「This I love」を再聴しているかのよう。
【ガンズ・アンド・ローゼズ】祝!『チャイニーズ・デモクラシー』発売記念!
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アクセルのシャウトボイスが、ハスキー気味になっているのがカッコいいいですけどね。
後は基本的には完全に「better」とかのミドルテンポなロックバラードという感じですよ。
個人的には「まずまず」かなと。
全盛時のガンズを好きな人なら「なんだこれは」とガックリ来るかもしれませんが、チャイデモが結構好きな自分的には「全然あり」ですね。
20代の頃に作ったガンズの歌はまだアクセルの声帯が若々しくて、ピチピチしていたころに作られたので、あの悪魔声と声域が可能だったんですよね。
でも60代を迎えた老人アクセルの声帯は、そのふくよかボディと同じく衰えてきているのは確かですし、人間の肉体変化の常として仕方のないことです。
なので成熟期を迎えたガンズの新たな歌も、メンバーの肉体の変化に合わせるのは当然というもの。
人間としての経験の深さ、ミュージシャンとしての深い洞察力がそこに加わるべきなのも確か。
その意味で今回の新曲は、60代を迎えたアクセルのさらなるステージへの「序章」というべきものだと納得しています。
ビデオ内容がバンド内の良い雰囲気を映していると感じた
楽曲以外で気になったことと言えば、ビデオの描写の変化です。
全盛時のMVなら演奏やライブ、メンバーの個別ショットなど、ロックバンドとしての「かっこよさ」が強調されていました。
過去3曲の新曲もその流れか、CG加工したイメージ動画になっていました。
しかし今回の動画ではライブ映像をベースに置きつつも、アクセルを始めとするメンバーの素のショットや、スタッフの笑顔、メンバーの家族との2ショット、そして何よりもアクセルの笑顔が良く出ていました。
これはきっと今のバンド内の雰囲気を表しているのではないかと。
以前よりもアットホームで、バンドメンバーやその家族、サポートスタッフを含めた全員が「ガンズファミリー」なんだよというアクセルの意思の表れなのではないかと感じました。
そしてそのことに喜びを感じているということを、たびたび出てくるアクセルの満面の笑顔に託しているのではないかと。
そんなことを今回のビデオを見て感じましたし、そのことがバンドの今度の方向性や次なるアルバムの趣向性のなんたるかを表しているのではないか、と個人的に感じた次第です。
まとめ
ガンズのニューシングルの感想と、MVを鑑賞して感じた所感を述べてみました。
以前のガンズにはなかった「バンドの結束力」を強調しているように感じましたし、歌詞の内容にも「過去との決別」をほのかにしてしているとも思いました。
Perhaps I was wrong when I didn't see you(たぶん俺は間違えていたのだろう。あんたと出会わなかったときは)
Hey hey perhaps I was wrong(たぶん俺は間違っていたんだ)
とはいえ
続く歌詞では「Hey well I don't beleive you」(まあ俺はあんたを信じていないのだけどな)とあったので「どないやねん!」と(笑)
なので上の所感は「読み過ぎ」かなと思い直しましたけどね。
ともあれ、一年ぶりのガンズのニューシングルがリリースされて嬉しく思うのと同時に、MVの内容がアットホームだったことに、今のバンドの安定性をみて「ほっこり」した感覚を得たのは事実。
現在はワールドツアー中ですが、また近いうちに日本にも来てほしいですよね。
前回は埼玉アリーナだけだったので、ぜひとも全国各地も回っていただきたいですよ。
成熟したアクセルと、その良き仲間たちの新たな音楽の旅路を期待して・・・