ゴルフといえばドライバーショット!
一打目をカツ―ン!と思い切り大きく飛ばすことが出来たら、残りのプレーが楽になりますよね。
何よりショットが大きく打てたらシンプルに気持ちよいものです。
しかもその日のゴルフの流れにも関わってくる重要な一打でもあるので、あさイチのショットは大きく飛ばしたいものです。
そんな「ドライバーショット」で重要になるのが「筋肉」。
肩、体幹、股関節の各部の筋肉を活性化することで、大きな一打を生むことができます。
今回はそんなドライバーショットの飛距離を伸ばすために必要な筋肉のストレチング法をお伝えします。
飛距離を伸ばすためのストレッチ法
ボディメンテナンスに関わる仕事をしており、お客様にもゴルフ愛好家の方がおられます。
お客様からも「飛距離を伸ばす体操とか運動法ってないですか?」とよく訊ねられます。
私自身はゴルフは超初心者なのですが、確かに一打目のショットをガツン!と大きく稼ぐことが出来ると、プレー全体に良い影響を与えることができるのは理解できます。
なので、そうした質問には「肩、体幹、股関節の筋肉をストレッチすると効果的ですよ」とお答えするようにしています。
肩をしっかりストレッチすることは、スイングをスムーズに行う目的があります。
体幹の筋肉をストレッチすることは、ねじりを加えてスイング力にパワーを与える「腹斜筋」を活性化することになります。
股関節のストレッチは、下半身と上半身の伝達をスムーズするためのもの。
このように「肩」「体幹」「股関節」の筋肉をストレッチで活性化させることで、ドライバーショットの飛距離を大きく伸ばすことができるという流れになります。
では早速それらのストレッチを写真付きで紹介していきますね。
肩のストレッチング法
2種類あります。
それぞれを紹介します。
まずは一つ目です。
①片方の手で腕を抱える
②その姿勢のまま、息を吐きつつ、体に引き寄せる
③そのままで10秒
④腕を変えて行う
ポイント
・伸ばす時は息を吐く
・力まずに行う
次に2つ目です。
①頭を起こし、肩ひじを持って息を吐きながら、後頭部に引き寄せる
②その姿勢のまま10秒保つ
③腕を変えて行う
④10秒保って終了
ポイント
・息は止めない
・頭はできるだけ真っすぐに保つ
・脇の下を伸ばしたままで行う
期待できる効果
・肩まわりを柔軟にし、体幹で生み出したエネルギーを腕にスムーズに伝える
・スムーズなスイングが可能になる
体幹のストレッチング法
上半身の側面を伸ばすストレッチング法です。
立ったままでも、座ってもどちらでも可能です。
①上体を起こす
②両腕を伸ばして挙げて、伸ばしたい方の腕の手を掴む
③そのまま息を吐きながら、ゆっくりと横に倒していく(伸ばしていく)
④10秒間そのままで保つ
⑤持つ手を変えて、再度ストレッチを行う
⑥左右を1セットとして、3セットを目安に行う
ポイント
・息を止めないこと
・下半身を安定させて行うこと
・立って行う場合は、肩幅に両足を開き、しっかりと立つこと
・座る場合は、足を開いて安定した姿勢で行う
期待できる効果
・スムーズな左右のねじり(回転運動)を可能にすることで、スィングにパワーと安定性を与えることができる
股関節のストレッチング法
最後に股関節のストレッチング法になります。
上半身と下半身をつなぐ重要な筋肉をしっかり刺激していきます。
①できるだけ「つま先」を外側に向けで、股を開き、お尻を低い位置に落とす(相撲の”腰わり”)
②手のひらで両膝を押さえて、ゆっくりと外側に開くように力を加えていく
②肩を内側に入れて、体にねじりを加えるようにする
④3~5秒間ほどそのままで止める
⑤肩を代えて、再び①から④を行う
⑥以上を3回行う
ポイント
・呼吸は止めないこと
・股関節を開く姿勢(腰わり)だけでも良い
・肩を内側に入れることで、インナーマッスルに効果的にアプローチできる
期待できる効果
・上半身と下半身をつなぐ「股関節の筋肉」を柔軟にする
・腕の力と下半身の力を増幅させる
・スイング全体のパワーを増す
まとめ
肩、体幹、股関節の合計「4種類」のストレッチングを紹介しました。
ゴルフ向けのストレッチングは本当はもっと様々なものがあるのですが、これらの4つの体操を行うだけでも、かなりの効果が得られると思います。
実際にこの4つを冒頭のお客様にお伝えしたところ、スイングの鋭さが増しただけでなく、飛距離も大幅に伸びたという報告を頂いております。
その方はもともと筋トレが趣味でパワーを持っていたので、ストレッチングで各部の筋肉が有機的に連携してショットのパワーを生み出したといえるのかもしれませんね。
このようにストレッチングはスポーツの効果を大きく上げるので、本当におすすめしたい体操です。
当ブログでもいくつか取り上げてきましたが、全てに共通するのは「呼吸を止めない」ことです。
よくストレッチをするときに歯を食いしばって「息を止める」人がいますが、筋肉を固めてしまって伸びにくくなるので逆効果です。
なので、ストレッチングをする時は必ず「呼吸を止めない」「息を吐く」ことを意識しておいてくださいね。
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