エンジンオイルは、愛車のエンジンを保護し、快適な走行性能を維持するために欠かせない存在です。
しかし、種類が多すぎてどれを選べばいいのかわからない・・・という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、エンジンオイルの基本知識から選び方、そして信頼できるおすすめ製品を紹介。
日々のドライブを快適に、そして愛車を長持ちさせるための一歩として、ぜひ参考にしてください。
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エンジンオイルおすすめ10選
Mobil 1(モービルワン) 0W-20
世界的な石油ブランドExxonMobilが開発した高性能合成油で、多くの自動車メーカーが純正指定している信頼のオイル。
低温時でもスムーズなエンジン始動を実現し、長期間にわたる酸化安定性、清浄性能、省燃費性にも優れています。
ハイブリッド車や低燃費志向の車両に特におすすめです。
Castrol EDGE(カストロールエッジ) 5W-30
世界的ブランドCastrolの最上級ライン。
Fluid TITANIUMテクノロジーにより、エンジン内部の金属同士の接触を最小限に抑えることで、摩耗を大幅に低減します。
高温環境やスポーツ走行にも強く、欧州車オーナーや高性能エンジン搭載車に好まれています。
トヨタ純正モーターオイル 0W-20
トヨタ車専用に設計された純正オイルで、ハイブリッド車やエコカーとの相性が抜群。
エンジンへの負担を抑えながらも、高い清浄性能と省燃費性能を両立しています。
メーカー保証にも対応しており、新車から使用しておくと長期的なエンジン保護にもつながります。
ELF EVOLUTION 900 SXR 5W-40
フランス発のELFはモータースポーツでも活躍するブランド。
ルノーやプジョー、シトロエンなどの欧州車に最適化された設計で、高回転・高温でも安定した油膜を保持します。
ACEA A3/B4適合で、ディーゼルにも対応可能な万能オイルです。
NUTEC(ニューテック)NC-40
日本のチューニングカー界やサーキットユーザーから高い評価を受けているオイル。
熱ダレに強く、長時間の高負荷運転でも性能が落ちにくいため、スポーツカーやターボ車に理想的。
ベースオイルの選定と添加剤の配合バランスが極めて精密で、レスポンスの良さも体感できます。
WAKO'S(ワコーズ)プロステージS
清浄分散性能が高く、エンジン内部をクリーンに保つことに重点を置いたオイル。
低温から高温まで粘度変化が少なく、街乗りから高速走行まで安定した性能を発揮します。
国内の整備工場やカーショップでも広く取り扱われており、信頼と実績のある一品です。
Honda ULTRA LTD
ホンダ車専用設計の低粘度オイルで、i-VTECエンジンやハイブリッド車、ターボ車の性能を最大限に引き出します。
省燃費と静粛性に優れ、街乗り主体のドライバーにおすすめ。
純正指定という安心感も大きなポイントです。
ENEOS Sustina 0W-50
ENEOS独自の添加剤技術「W BASE」を採用した高性能オイル。
高粘度ながらも流動性が高く、エンジン始動時の負担を軽減しながらも高回転域での油膜保持も可能。
スポーツ走行や長距離ドライブでも高いパフォーマンスを発揮します。
A.S.H(アッシュ)FSE
エステル系ベースオイルを使用したプレミアムオイルで、特に旧車や高回転を多用するエンジンとの相性が抜群。
耐熱性・耐酸化性に優れ、油膜の安定性が高いため、過酷な環境下でもエンジンを守り抜きます。
国内のマニア層から高評価を得ている逸品です。
Shell HELIX ULTRA 5W-40
F1の技術を応用して開発されたシェルのフラッグシップモデル。
天然ガス由来の合成油「ガス・トゥ・リキッド(GTL)」技術を用い、優れた洗浄性とエンジン保護性能を実現。
輸入車メーカーの純正採用実績もあり、安心して使用できます。
エンジンオイルの役割と重要性
エンジンオイルには、主に5つの役割があります。
以下にそれぞれを紹介していきます。
▶️潤滑
金属同士が高速で接触するエンジン内部では、オイルによる滑りがなければ摩耗が急激に進行してしまいます。
▶️冷却
燃焼によって高温になるエンジン内を冷却するのもオイルの重要な役目です。
▶️洗浄
燃焼の際に生じるススや汚れを洗い流し、エンジン内部の清潔さを保ちます。
▶️防錆
オイルが金属表面をコーティングし、湿気や酸化から守ります。
▶️密封
ピストンとシリンダーの間を埋めることで圧縮効率を高め、エンジン性能の安定化に貢献します。
オイルは人間でいえば「血液」。
綺麗に保つことで車の各部への代謝を良くして、車を良好に保つことが可能。
そのためには定期的な交換と自動車に合ったオイル選びが不可欠、というわけですね。
エンジンオイルの種類と規格
エンジンオイルにはさまざまな種類や規格があります。
きちんとした規格に沿ったものを選ぶことが大事ですね。
以下に主だった基準を紹介していきましょう。
▶️粘度(SAE規格)
粘度は「0W-20」や「5W-30」などで表され、数字が小さいほど低温時に柔らかく、始動性に優れます。
冬場の寒冷地では「0W」など低温対応型が推奨され、夏場やスポーツ走行では高温時の耐久性も考慮した粘度が必要です。
▶️API規格(アメリカ石油協会)
ガソリン車向けには「SN」「SP」など、年々更新されており、新しい規格ほど高性能です。
ディーゼル車には「CJ-4」「CK-4」などが使われます。
▶️ILSAC規格(国際潤滑油標準化認証委員会)
北米市場向けの環境性能や省燃費性能の目安。
日本車にはILSAC認証オイルが多く採用されています。
▶️ACEA規格(欧州自動車工業会)
欧州車に適した耐久性・排ガス制御に優れたオイルの基準。
BMWやメルセデスなどではACEA適合が求められることが多いです。
これらの規格を理解しておくことで、自分の車に最適なエンジンオイルを選ぶ際の指針になるということですね。
エンジンオイルの選び方
ではどのようなエンジンオイルがベストなのでしょうか?
以下にその目安をまとめておきますので、ベストなエンジンオイルを選ぶ際の参考にしてくださいね。
▶️車種別
自動車やコンパクトカーには低粘度オイル(例:0W-20)が向いています。
一方で、ターボ車や輸入車、高出力エンジンには粘度が高めのオイル(例:5W-40など)が推奨される場合が多く、取扱説明書やメーカー推奨値を確認することが重要です。
▶️走行距離別
走行距離が10万kmを超える車両には、エンジンの摩耗やオイル下がり(オイル消費)が起こりやすくなります。
粘度が高めで洗浄性能に優れたものや、高温時にも安定した性能を発揮するオイルを選ぶことで、エンジンへの負担を軽減できます。
▶️季節別
冬は始動時のエンジン負荷を軽減するために、低温時でも柔らかい低粘度オイルが最適です(例:0W-20)。
夏場はエンジンが高温になりやすいため、熱に強い高粘度タイプや高温安定性のあるオイルを選びましょう。
まとめ
エンジンオイルは、車の心臓部であるエンジンを守るために欠かせない、重要なメンテナンスアイテム。
潤滑・冷却・洗浄・防錆・密封という5つの役割を果たしながら、エンジンの寿命や燃費性能に大きく影響します。
種類や粘度、規格の違いを理解し、車種・使用環境・ライフスタイルに合った最適なオイルを選ぶことが、快適で安全なカーライフにつながります。
今回ご紹介したおすすめ10選は、信頼性・性能ともに高評価の製品ばかりです。
ぜひ、あなたの愛車に合った1本を見つけて、エンジンコンディションを万全に保ちましょう。
定期的な交換を忘れず、いつでも快適なドライブを楽しんでください。