女性がビジネスの世界で活躍する姿を描いた映画の紹介です。
時には華やかで、時には厳しいビジネスの現実。
キャリアを目指す女性にとって、それらの一端を描いた映画はインスピレーションを与えてくれる何かになるのでは？
そんなビジネスウーマンをテーマにしたおすすめ洋画6作品を以下に取り上げていきます。
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ビジネスウーマンの洋画おすすめ6選
1. プラダを着た悪魔
ジャーナリスト志望のアンディ（アン・ハサウェイ）が、一流ファッション誌「ランウェイ」のカリスマ編集長ミランダ・プリーストリー（メリル・ストリープ）のアシスタントとして働く中で、厳しい職場環境や自己成長を経験する物語です。
アンディはファッションに興味がなく、地味な服装で面接に臨みますが、なぜか採用されます。
しかし、ミランダの要求は厳しく、私生活にも影響を及ぼすほどの激務に追われることに。
次第にアンディは仕事にのめり込み、ファッションセンスも磨かれていきますが、恋人や友人との関係が疎遠になっていくことに気づきます。最終的に彼女は自分のキャリアと人生のバランスを見直し、新たな道を選択する、というのがメインストーリーです。
ファッション業界の華やかさとその裏にある厳しさをリアルに描いていて、上司であるミランダの冷徹さとプロフェッショナリズムは圧倒的。演じたメリル・ストリープの存在感はさずがの一言です。
一方、アンディの成長過程は、多くの若い女性が共感できるだろうと思われ、演じたハサウェイの変化も見もの。
キャリアとプライベートのバランスに悩むすべての人にとって、「仕事とは？」「生き方とは？」を考えさせられる作品ではないでしょうか。
2. エリン・ブロコビッチ
実話を基にした社会派ドラマであり、ジュリア・ロバーツが主人公エリンを演じ、彼女の献身的な行動と正義感が描かれた作品です。
エリンは3人の子供を抱えながら職を探すシングルマザー。法律事務所で働き始めますが、やがて大企業が引き起こした環境汚染の事実を知り、被害者たちのために立ち上がります。
映画でエリンが経験する現実の厳しさと、それを乗り越える力強さをリアルに描いています。
彼女のカリスマ性と正義感、そして人々を思いやる心が物語の中心となっており、観客はエリンの奮闘を通じて社会問題に対する意識と共感を得ることに。
全盛時のジュリア・ロバーツの演技が素晴らしく、エリンの情熱がリアルに伝わってくる良作になっています。
大企業に立ち向かう姿も痛快で、正義を追求する熱い姿にも心を動かされるものがありました。
エンターテインメント性を持ちながらも、環境問題や社会正義について深く考えさせてくれる映画ですし、自分の信念を貫きたい人や困難に立ち向かう勇気を求めている人にとって、大きなインスピレーションを与えてくれる作品だと思います。
3. ジョイ
シングルマザーのジョイ・マンガーノ（ジェニファー・ローレンス）が、数々の困難を乗り越えながら、自らの発明品である「ミラクルモップ」を成功させ、起業家として成長していく実話を基にした物語です。
ジョイは幼い頃から発明好きでしたが、家庭の事情や経済的な困難から夢を諦めかけていました。
しかし、日常生活の中での不便さから新しいモップのアイデアを思いつき、それを商品化することを決意します。
家族の反対やビジネスの厳しさに直面しながらも、彼女は情熱と粘り強さで道を切り開いていきます。
この映画は女性の自己実現や起業家精神を描いており、女性から高い評価を受けています。
ジェニファー・ローレンスの力強い演技が、ジョイのキャラクターに深みを与え、観客を引き込んでいくのが魅力。
家族との関係や、ビジネスの世界での挑戦など、多くの人が共感できる要素が詰まっています。
ジョイの情熱と粘り強さは成功に必要な条件と言えますし、夢を追い求めることの大切さや、困難に立ち向かう勇気を教えてくれる作品。
自己実現を目指す女性にとって、励ましとなる映画と言えるのではないでしょうか？
4. マイ・インターン
ファッション通販サイトを運営する若き女性CEOジュールズ（アン・ハサウェイ）と、70歳のシニアインターン、ベン（ロバート・デ・ニーロ）の交流を通じて、仕事と人生のバランスを描くハートフルな物語です。
ベンはリタイア後、再び社会に関わるためにインターンプログラムに参加します。
彼の豊富な人生経験と成熟した視点は、若い社員たちにとって新鮮であり、特に多忙なジュールズにとっては重要な支えに。
二人の交流を通じて、世代を超えた友情や、仕事と家庭のバランスの重要性が描かれています。
職場の人間関係やチームワークの大切さを教えてくれますし、ベンの存在は、ジュールズだけでなく会社全体にポジティブな影響を与えます。
ジュールズの厳しい職場環境や家庭での悩みを支えるベンの姿勢は、年齢や性差を越えた感動を生みます。
ジュ―ルズ自身の成長と、家族や仕事に対する考え方が変化していく様子も見どころ。
ベンの紳士的で温かみのあるキャラクターが優しくなりますし、ジュールズのキャリアと家庭の両立に悩む姿や、ベンのアドバイスが現実の人生や職場でも役立ちそうな点も引き込まれました。
仕事と人生のバランスについて考えさせられるだけでなく、異なる世代間での理解や交流の大切さを教えてくれる作品。
若い世代だけでなく、これから新しい挑戦を始めようとするシニア世代にとっても、大いに勇気を与えてくれる映画と言えるでしょう。
5. ワーキング・ガール
1980年代のニューヨークを舞台に、野心的な秘書テス（メラニー・グリフィス）が、女性のキャリアと自己実現をテーマにした物語です。
テスは、上司のキャサリン（シガニー・ウィーバー）のアイデアを盗むという逆境に直面しながらも、自分の力でキャリアアップを目指します。
女性が男性優位のビジネス社会で成功するための困難と、それを乗り越えるための機知と努力を描いています。
特にテスが自身の信念を持ちながらキャリアを切り開いていく姿勢は、公開当時の多くのキャリアウーマンの共感を呼んだかと思います。
キャサリンとの対立や恋愛要素も物語にスパイスを加えていて、仕事と恋の両立に突き進む女性のタフネスさも見習う点が多いです。
1980年代のファッションや音楽も、80年代洋楽好きとしてはノスタルジックで楽しいところ。
時代を超えて共感できるテーマを持つ映画であり、キャリアを目指す若い女性にとって、励ましとなる作品の一つではないでしょうか？
6. 女神の見えざる手
ロビイストとして活躍するエリザベス・スローン（ジェシカ・チャステイン）の姿を描いたスリリングな政治ドラマです。
エリザベスは、勝利のために手段を選ばない冷徹なキャラクターですが、同時に信念を持って仕事に挑む姿勢が印象的です。
政治の裏側やロビー活動の複雑さが描かれており、エリザベスの知性と決断力が終始光っていたと思います。
同時に目的のためなら手段を択ばない手法や、仲間も騙して勝利を目指す姿勢に傷つく人々も。
そのことがきっかけでチーム内で不和を呼びますが、それによってエリザベス自身も生き方を自省して、最後は見事なまでの大ドンデン返しで勝利をつかみ取るスリリングさは、見ていて「ブラボー！」となりました。
ハードな政治ドラマでありながらも、個々の信念や正義について考えさせられる作品。
ヒロインの心の闇的な部分も垣間見える部分もあり、一人の人間の生き方についても深い洞察を持った隠れた名作だと思います。
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まとめ
キャリアや夢を追い求める女性たちの奮闘を描いた6つの映画をご紹介しました。
それぞれの舞台や時代背景の中で異なるメッセージを伝えてくれます。
共通しているのは、挑戦し続ける姿勢の美しさと、困難を乗り越えることで得られる充実感。
熱い女性の熱く懸命な生き様は、男女ともに多くの共感を呼ぶことは間違いないかと。
まだ未見の方はぜひ一度ご覧くださいませ。
