スーツは、成熟した男性の“信頼”と“誇り”を映し出す鎧のような存在。40代・50代になると、既製品では物足りなく感じたり、スーツに求める“本物感”も変化してくるのではないでしょうか。
そんな大人の男性にこそおすすめしたいのが、格式と歴史を兼ね備えた英国の老舗スーツブランド。
構築的なシルエット、美しい仕立て、品格ある素材感は、まさに一生モノです。
本記事では、特におすすめしたい5つの英国スーツブランドと、選び方のポイントをわかりやすくご紹介します。
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英国スーツが40代・50代男性におすすめな理由
英国スーツには、40代・50代の男性にとって理想的な魅力がいくつもあります。
- 構築的な仕立て(構築肩・ウエストの絞り)により、姿勢が良く見え、貫禄と信頼感を演出できる
- 流行に左右されにくいクラシックなデザインなので、年齢を重ねても着続けられる
- 上質な素材と丁寧な縫製によって、10年、20年と着用可能な耐久性がある
- フルオーダー、パターンオーダー、既製品など、予算に応じた選択肢が豊富
英国スーツは“大人になった今だからこそ似合う”服。
見た目の印象だけでなく、自己肯定感や信頼構築にもつながる、まさに「人生に寄り添うスーツ」なのです。
40代・50代男性におすすめの英国老舗スーツブランド5選
Henry Poole(ヘンリー・プール)|サヴィル・ロウの原点
ブランド紹介
創業:1806年
価格帯:約60〜100万円(フルオーダー)
19世紀初頭の1806年にロンドンで創業された、英国スーツの中でも最も名門とされるブランドの一つです。
伝統的な英国スーツのスタイルを守りながらも、洗練されたデザインと上質な素材が魅力。
非常に高い仕立て技術と精密なカッティングも見逃せません。
スーツのデザインはクラシックでありながら、どこか現代的なエレガンスを漂わせ、年齢を重ねた男性の魅力を引き出します。
特に「ナチュラルショルダー」と呼ばれる肩のラインは、体に負担をかけず、自然なフィット感を実現しており、長時間着用しても疲れにくいのが特徴です。
長年にわたり英国王室や著名な政治家、ビジネスマンなど、成功を収めた多くの人々に愛されてきました。
そのため、ヘンリー・プールのスーツは「威厳と実用性を兼ね備えた一着」として、特に重要な会議やイベント、公式な場に最適です。
英国王室の公式イベントで見られるように、ヘンリー・プールのスーツは格式のある場でも堂々とした存在感を放つことができるでしょう。
シンプルな中にも高度な技術と美意識が詰め込まれており、長年にわたって着ることができる耐久性と、着用することでますます味が出てくる風合い。
高い品質と長年の歴史を誇るヘンリー・プールのスーツは、大人の男性にとって、信頼と安心感を与えてくれる一着だと思います。
【こんな人におすすめ】
- 伝統と格式を重んじるクラシック志向の男性
→ サヴィル・ロウ最古のテーラーとしての伝統を体感したい方に最適です。 - 一生モノの本格ビスポークスーツを仕立てたい方
→ 完全フルオーダーで、自分だけの一着を求める方にぴったりです。 - ビジネスやフォーマルの場で“格”を求められる職業の方
→ 政治家・弁護士・企業幹部など、品格を求められる方におすすめです。
Gieves & Hawkes(ギーヴス&ホークス)|王室御用達の伝統
ブランド紹介
創業:1771年
価格帯:約20〜60万円(既製〜パターンオーダー)
英国のスーツブランドの中でも非常に名高い、歴史と伝統を誇るブランドです。
創業は1771年で、特に英国王室をはじめとする上流階級の顧客に長年支持されてきました。
格式が高く、エレガンスと威厳を兼ね備えたものとして広く認識されています。
英国ならではのクラシックなカッティングと高い技術で仕立てられており、構築的で力強い肩ラインを持ちながらも、しっかりとしたフィット感を提供。
最高級のウールやシルクなどを使用し、手間暇かけて作られるスーツは、着るたびに体に馴染んでいき、時間とともに風合いが増していきます。
この品質の高さは、特に年齢を重ねた男性にとって、日々のスーツとしてだけでなく、長期的な投資としても最適でしょう。
またギーヴス&ホークスのスーツは、特に公式な場や重要な会議、セレモニーなど、格式のあるシーンにふさわしい一着です。
その上品で洗練されたデザインは、ビジネスパートナーや同僚に対しても強い印象を与えることができ、社会的な信頼感を築くための強力な武器となります。
40代・50代の男性にとって、ギーヴス&ホークスのスーツは、その高いクオリティとデザイン性から、単なるファッションアイテム以上の価値を提供するのでは?
長年の歴史を誇るこのブランドは、人生の重要な瞬間にふさわしい、威厳と自信を与えてくれる一着となること請け合いですね。
【こんな人におすすめ】
- ミリタリー由来のシャープで威厳あるシルエットを求める方
→ 軍服仕込みの構築的なシルエットで、背筋が自然と伸びるような着心地を好む方に。 - 英国王室御用達のステータスを身にまといたい方
→ 王室にも仕立てている名門ブランドで、格式ある印象を演出したい場面に最適です。 - トラディショナルながら現代的にも通用する“バランスの良い英国スーツ”を探している方
→ クラシックとモダンを程よく融合したデザインで、ビジネスからフォーマルまで幅広く対応。
Dunhill(ダンヒル)|紳士のためのラグジュアリー
ブランド紹介
創業:1893年
価格帯:約15〜40万円(既製〜オーダーライン)
英国のラグジュアリーブランドで、創業は1893年と長い歴史を誇り、上品で洗練されたデザインで知られています。
元々は男性向けの革製品やアクセサリーを手掛けていたダンヒルですが、現在ではスーツやシャツ、コートなど、幅広い高級ファッションを展開しています。
その特徴は、シンプルでありながらも豪華さを感じさせるデザインと、優れた仕立てにあります。
40代・50代の男性にとって、ダンヒルのスーツは、長年の経験と品位を反映した一着として非常に魅力的。
クリーンで直線的なラインを重視したモダンなカットが特徴で、過度な装飾を避け、無駄のない美しさを追求。
シンプルながらも非常に洗練されており、どんな場面でも上品さを保つことができます。
高級ウールやシルクなど厳選された素材が使われており、長時間着ていても快適で、非常に耐久性の高いアイテム。
ビジネスシーンやカジュアルな日常使い、さらには少し特別なシーンでも活躍する汎用性の高さが魅力ですね。
そのスタイルは、時代を超えて着こなせるため、年齢を重ねた男性にもぴったりでしょう。
シンプルさを追求しながらもエレガントであり、上質を求める大人の男性にとっては、投資する価値のある一着。
長年着続けても色褪せないそのスタイルは、40代・50代の男性にとって自信を持って着こなせる理想的な選択肢となるでしょう。
【こんな人におすすめ】
- スーツだけでなく、トータルで英国紳士の美学を追求したい方
→ ウェアからレザーグッズ、フレグランスまで一貫した世界観で、大人の統一感あるスタイルが叶います。 - クラシックな中にも、都会的で洗練された雰囲気を求める方
→ 伝統的な英国テーラーリングに、現代的なシルエットや質感をプラスしたスーツが魅力。 - “モノ選びに妥協しない”40代・50代の男性
→ 素材・縫製・ディテールまでこだわったスーツは、成熟した男性の審美眼にしっかり応えます。
Richard James(リチャード・ジェームス)|新世代のサヴィル・ロウ
ブランド紹介
創業:1992年
価格帯:約12〜30万円(既製・MTM)
現代的なアプローチを取り入れた英国の高級スーツブランドです。
1992年にロンドンで創業され、革新的で洗練されたデザインで急成長を遂げました。
クラシックな英国スタイルを現代的に解釈し、カラフルで大胆なパターンや生地を使用することで、伝統とモダンな感覚を融合させています。
このブランドのスーツは、特にスタイリッシュでありながら、エレガンスを損なうことなく着こなせる点が特徴です。
ビジネスシーンにおいても、プライベートな場面でも活躍できる汎用性を持ちつつ、個性を引き出すデザインが魅力。
デザインの精緻さやフィット感にこだわり、エレガントでありながら、やや遊び心のある色使いやディテールで、他のブランドとは一線を画します。
細身でシャープなシルエットが特徴ですが、現代的なラインを持ちながらも、しっかりとした肩の構築ときちんとしたフィッティングが大人の男性にぴったり。
特にスーツのデザインにおいては、オーソドックスなカラーや生地を基盤に、遊び心を加えたトレンドを取り入れることで、洗練された印象を与えることができるでしょう。
長時間の着用でも快適で、ビジネスシーンからカジュアルな会合まで、幅広いシーンで活躍すること間違いなし。
40代・50代の男性にリチャード・ジェームスのスーツをおすすめする理由は、そのデザインと品質に加え、他のブランドにない若干の遊び心や個性を取り入れることができる点ですね。
少し冒険したいと思っているけれど、品位は保ちたいという大人の男性には最適なブランドと言えるでしょう。
【こんな人におすすめ】
- クラシックなスーツに現代的なエッセンスを求める方
→ サヴィル・ロウの伝統に基づきながらも、スリムでモダンなシルエットが魅力。 - スタイルに“遊び心”や色使いのアクセントを加えたい方
→ カラーバリエーションや裏地のデザインなど、ディテールで個性を演出できます。 - 他人と被らない、洗練された都会的スーツを探している方
→ トラッドすぎず、かといって派手すぎない絶妙なバランスが、大人のおしゃれ心に刺さります。
Hackett London(ハケット・ロンドン)|英国紳士の“日常着”
ブランド紹介
創業:1983年
価格帯:約7〜15万円(既製・セミオーダー)
クラシックでありながらモダンなエッセンスを取り入れた英国の高級ブランドです。
1983年にロンドンで創業されたこのブランドは、伝統的な英国スタイルを重んじながら、洗練された現代的なデザインで多くのファンを魅了してきました。
しっかりとした肩のラインとクラシックなシルエットが特徴で、品のある仕立てが施されています。
伝統的な英国的なカットと、ほどよく身体にフィットするデザインが、年齢を重ねた男性に自然に馴染み、威厳と洗練を同時に演出するでしょう。
特にスーツの仕立ては、シンプルでありながらもエレガンスを感じさせるため、ビジネスシーンや公式な場面で非常に有効。
スーツのフィット感も優れているため、長時間着ていても快適で、着る人の体型に合わせた美しいラインも魅力。
クラシックなスタイルだけでなく、鮮やかな色使いやトレンドを反映させた小物やアクセサリーを提供しているため、スーツ以外のファッションアイテムとのコーディネートも楽しめますよ。
40代・50代男性にハケット・ロンドンのスーツをおすすめする理由は、その上品さと現代的な要素が見事に融合しており、どの場面でも自信を持って着用できる点。
ビジネスミーティングや結婚式、パーティーなど、多くのフォーマルなシーンでも問題なく着こなせ、それでいて年齢に応じた成熟した魅力を引き出してくれる存在としておすすめですね。
【こんな人におすすめ】
- ブリティッシュトラッドをスマートに日常へ取り入れたい方
→ 伝統的な英国スタイルをベースにしつつ、現代的な着こなしにマッチするデザインが特徴。 - 品質の高いスーツを比較的手の届く価格で探している方
→ ハイエンドすぎない価格帯ながら、仕立てや生地にしっかりとした安心感があります。 - 休日も楽しめる「大人の上品カジュアル」も視野に入れたい方
→ スーツだけでなく、ニットやジャケットなど上品なカジュアルアイテムも豊富に揃っています。
選ぶときのポイント|40代・50代男性向けスーツ選びのコツ
- シルエットはクラシック+ややモダンがベスト
- 肩幅はやや広め・ウエストは軽く絞ることで、スタイルアップ効果も抜群
- 色はネイビー・チャコールグレーが鉄板
- 派手さよりも“深み”が大人の魅力
- ストライプは細めが上品
- 素材はウール100% or ウール×モヘア混
- 通気性・耐久性ともに優れており、季節に応じた着心地も重要
- 時間と予算に余裕があるなら“パターンオーダー”以上がおすすめ
まとめ
40代・50代の男性にとって、スーツは“着るアイデンティティ”とも言える存在。
そんな中で英国スーツは、伝統・品格・実用性のすべてを兼ね備え、まさに大人のための選択肢です。
今回ご紹介した老舗ブランドたちは、どれも歴史に裏打ちされた本物の魅力を持っています。
ぜひ、あなた自身の人生に寄り添う「一着」を見つけてみてください。
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