ジェームス・ボンドはその映画において、単なるアクションスターであるだけでなく、その外見や服装、さらには香りまでもがキャラクターの一部として重要な役割を果たしてきました。
ボンドが選ぶ香水は、彼の性格や背景、さらには映画ごとのトーンに大きく影響されており、香りを通して彼の人物像が表現されています。
ここでは、各ボンド俳優が映画で実際に使用した香水や、それに似合う香水ブランドを紹介し、それぞれのボンドのキャラクターにぴったりな香りを深掘りしていきます。
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ジェームス・ボンドの香水紹介
ショーン・コネリー
コネリーのボンドは、非常にエレガントでありながら、時には冷徹でダークな一面を見せる男です。
映画の中で豪華なホテルのバーでシェイカーを振り、上品なワイングラスを片手に、女性たちに魅了されながらも、冷静に任務をこなす姿が印象的。そんな彼に似合う香水は、力強さと洗練さを兼ね備えたものが良いでしょう。
そしてコネリーのボンドが実際に使用していた香水とされるのは、ポロの「ラルフローレン」です。
香水のノートにはシトラス系の爽やかな香りが感じられ、ウッディな香りが加わることでボンドの男性的で力強い魅力を引き立てています。
シンプルでありながら深みを持ち、コネリーの冷徹でありながらも洗練されたボンド像にマッチングします。
洗練された香りを求めるなら、フローリス「No.89」も良いかと。
英国王室御用達の香水ブランドで、ボンド小説の作者イアン・フレミングも愛用していたとされています。
ラベンダー、ベルガモット、ムスクの調和が取れた香りで、クラシックな英国スタイルを象徴する一品。
ショーン・コネリーのボンドが持つ伝統的な英国紳士の魅力を体現している香水ですね。
ジョージ・レーゼンビー
レーゼンビーのボンドは、愛情深く、時には苦悩し、ロマンチックな面を見せる一方、任務を果たすためには冷徹な決断を下す役柄です。
そんな彼に似合う香水は、深みのあるフローラル系の香りや、スパイシーなノートが調和するものが理想的。
レーゼンビーが映画内で使用していた香水に関する明確な記録はありませんが、彼に似合う香水としては、イヴ・サンローラン「リブレ」が挙げられます。
この香水は、スパイシーでありながらも華やかなフローラルの香りが特徴で、レーゼンビーのボンドの感情的な一面と強さの両面を体現していると思います。
ロジャー・ムーア
ムーアのボンドは、冷徹さだけでなく、軽快でチャーミングな一面を持ち合わせており、女性たちに対しても紳士的な態度で接するのが特徴です。
彼に似合う香水は、軽やかでありながらも、シンプルで洗練された香りが特徴的なものが良いでしょう。
ムーアが映画内で使っていた香水の特定は難しいものの、ぴったりな香水としてダビドフ「クール・ウォーター」が考えられます。
鮮烈なシトラス系の香りをベースに、ウッディでマニッシュなノートが加わり、ムーアの男らしくも軽やかでユーモラスなキャラクターにフィットします。
他にはカルバン・クライン「エタニティ」も挙げられます。
清潔感と洗練を兼ね備えた香りで、ムーアのボンドのスマートなイメージに良く合います。
フローラルとシトラスが心地よく調和し、女性との関係を楽しむボンドに最適な香りですね。
ティモシー・ダルトン
ティモシー・ダルトンが演じたボンドは、他のボンドよりもダークでシリアスなキャラクターです。
彼の感情的に深い部分があり、冷徹で、戦いを避けることなく任務を遂行。
そんなダルトンにはスパイシーで深みのある香り、そして男性的で力強い香りが似合います。
ダルトンのボンドが映画で使用した香水に関する情報は少ないですが、彼に似合う香水ブランドとしては、グッチ「ギルティ」が良いでしょう。
スパイシーでありながら、香りのバランスが取れており、ダルトンのボンドのダークで冷徹なキャラクターにぴったりかと思います。
ピアース・ブロスナン
ピアース・ブロスナンが演じたボンドは、エレガントさとモダンな洗練さを兼ね備えています。
彼のボンドは、時代を反映しつつも伝統的なボンドの要素を大切にしており、フローリスの香りが持つクラシックさと親和性が高いと言えます。
英国王室御用達ブランド、フローリス「No.89」の香水は、フォーマルな場面でも普段使いでもマッチするため、ブロスナンのボンドが見せる幅広いシーンでの活躍にぴったりです。
クラシック・ウッディ・フローラルの香りで、男性らしさと洗練されたエレガンスを同時に感じさせるバランスの取れた香りです。
ブロスナンのボンドが持つエレガントな魅力を引き立てるでしょう。
他にはクリードの「グリーン・アイリッシュ・ツイード」も合います。
クラシックでありながらモダンな男性らしさを備えたフレグランスで、アイルランドの緑豊かな風景をイメージして作られた香りで、清潔感と気品を兼ね備えています。
ピアース・ブロスナンのボンドが持つ、洗練されたジェントルマンらしさにぴったりですね。
ダニエル・クレイグ
ダニエル・クレイグが演じたボンドは、最も肉体的で感情的に複雑なキャラクターです。
しばしばその強さと内面的な葛藤を示すシーンがあり、深みのある、ウッディでスパイシーな香りが似合います。
そんなダニエル・クレイグが演じたボンドにぴったりの香水としてトム・フォードの「タバコバニラ」があります。
スモーキーさとバニラのスイートさが合わさり、セクシーで甘い夜の香りがボンドの色っぽさをイメージできますね。
またトム・フォードはダニエル・クレイグのボンド作品にファッションブランドとして採用された経緯もあるので、まさにクレイグボンドのための香水という気がします。
もう一つがアクア・ディ・パルマの「ブルー・ディ・パルマ」です。
海を感じさせる爽やかな香りに、ウッディでスパイシーなノートが加わることで、クレイグのボンドの力強さと洗練された強さを表現しています。
大人の爽やかさを感じさせる男の香りでしょう。
まとめ
大人の男性の魅力を体現している存在、それがジェームス・ボンドです。
ボンドの香りはまさに成熟した男の香りであり、女性を魅了するセクシーな男の匂いでもあります。
同じ男性として、成熟した大人の男として(一応)、私もぜひとも今回の香りを参考にして自分を演出したいと思いますよ。
ボンドに憧れる読者の皆さんも、よければぜひとも試してみてください!
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