007シリーズで主人公のジェームス・ボンドが身に着けている腕時計。
20作品を越えるボンド映画の中、凄腕スパイの腕元を飾る高級腕時計のリッチさは、作品ごとの楽しみの一つになっています。
そんな数ある007作品の中から「マイベスト」なボンド・ウオッチをランキング紹介していきましょう。
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007モデル腕時計まとめ
1位:ロレックス
【サブマリーナ・クロノグラフ・GMTマスター】
1915年にロンドンで創業した時計メーカーです。
4年後の1920年にスイスに移り、スイス高級時計の歴史が始まります。
懐中時計が中心だった時代に「防水」「自動巻き」など革新的な発明で腕時計界をリードし、現在まで高い名声と確かな技術を維持し続けています。
そんな歴史と信頼をもつロレックスが使われているのは、初代ジェームス・ボンドだったショーン・コネリーの出演作品がメイン。
イギリスを代表するスパイ映画のスタートラインとして、ロンドン発であり重厚な歴史をもつロレックスはまさに適役ですね。
コネリーの重厚でセクシーな魅力とも相性抜群です。
2位:タグ・ホイヤー
1860年にスイスに誕生した時計メーカーです。
1887年にクロノグラフを制御する「振動ピニオン」を発明し、その革新的な技術によって、タグ・ホイヤーはその名声を時計界に轟かせます。
その後もオリンピックや宇宙飛行、カーレースなど正確な時間を必要とされる世界で活躍しています。
ボンド映画で使われたのは「リビングデイライツ(1987)」。
コメディタッチだったロジャー・ムーアのボンドから一転し、ティモシー・ダルトンのシリアスでハードな内容への変化は、タグ・ホイヤーのどんな環境でも正確な時を刻み続ける「タフ」なブランドイメージそのものなのかもしれませんね。
3位:オメガ
1884年にスイスで誕生した時計ブランドです。
1932年にオリンピックで採用されたのを皮切りに、深海や宇宙などハードな環境にも耐えうる高い耐久性を誇っています。
ボンド映画で使われたのは、ピアース・ブロスナン、ダニエル・クレイグの出演している全作品。
現在のボンド役ダニエル・クレイグは原作に最も近いといわれており、クールな雰囲気と元海軍中佐であるボンドの「海」のイメージがシーマスターのイメージとぴったりです。
4位:ブライトリング
スイス生まれの高級時計メーカーです。
創業が1884年代と古いだけでなく、当時注目され始めていたクロノグラフを積極的に取り入れて、機能性とデザインを大幅に向上させています。
1900年代には航空業界とも関りをもつようになり「空の男の時計」のイメージが作られていきました。
そんなブライトニングが使われた作品は「サンダーボール作戦(1965)」。
イギリス空軍機が登場する同作品はまさに「空の時計」ブライトニングにぴったりですね。
5位:セイコー
1881年に創業した日本の時計メーカーです。
世界初のクオーツウオッチを製品化し、現在に至るまで世界的な時計ブランドとしての地位を確立し続けています。
作品ではロジャー・ムーアが出演した2作目シリーズすべてに登場。
日本の経済力が世界を席巻しつつあった時代の流れに合うように、セイコー時計はボンドの腕を飾り続けました。
6位:ハミルトン
アメリカの時計メーカーを祖とし、1890年に様々な企業体が合体してできたブランドです。
主に軍用時計として発展し、1960年代からは映画用の時計としても積極的に参加しています。
ボンド作品で使われていたのは「死ぬのはやつらだ(1973)」。
ロジャー・ムーアが初主演した作品であり、それまでのショーン・コネリーのボンドのイメージからの脱却を図るためか、時計もデジタルタイプになっていて、新時代の到来を予感させています。
7位:グリュエン
宝石商から時計の世界に参入して創業した老舗ブランドです。
1874年にスタートし、その美しい洗練されたフォルムはジュエリーそのもの。
ボンド映画ファンの間では「007は二度死ぬ(1967)」で使われていたのがグリュエンではないかと噂されています。
*残念ながら1970年にはブランドは閉鎖されました。
お手頃価格で買える「ボンドウオッチ」とは?
高級価格揃いなボンド腕時計の中でも、比較的に手に入れやすいのが「タグ・ホイヤー」です。
まごうことなき高級ブランドでありながら、中間層や一般層にも求めやすいリーズナブルな価格設定が魅力。
人気の高いカレラの高級モデルでも50~80万円レベル、フォーミュラやアクアレーサーだと10万円~、モデルによってはそれ以下のものもあるので、若いビジネスマンや一般の時計ファンでも十分に射程距離にある価格帯です。
これだけ庶民的な価格設定ながら、タグホイヤーが高級ブランドの地位を確保できているのは、「ターゲット層の幅広さ」「独自のブランドポジション」「生産ラインのローコスト化(自動化)」「広告戦略の優秀さ」にあると専門家は指摘しています。
タグホイヤーは何故こんなに安いのか?高級時計メーカーのブランド戦略考察
そんなタグ・ホイヤーを使っていたボンド映画は、ティモシー・ダルトンが演じた「リビング・デイライツ」(1987)。
初代ショーン・コネリーの男っぽさと、最新ボンドを演じるダニエル・クレイグのクールさが合さった、ダルトンならではのワイルドで硬質なボンド像がタグ・ホイヤーの持つアクティブなブランドイメージとぴったりです。
おすすめは、定番人気のカレラ、エントリー定番モデルのフォーミュラ。
特にフォーミュラはアイルトン・セナも愛用していたモデルなので、車好きのボンドファンならマストです。
デザインも高級時計らしくドレッシーでかつ機能的で、ビジネスにもインフォーマルな場にももってこいですね!
まとめ
映画の題材や主演するボンド俳優のイメージによって、時計のブランドコンセプトや雰囲気は変わってきています。
逆に時計のイメージにボンドを合わせているのでは?と思わせるくらいに、手元の色気に強い支配力をもっている最強の小道具。
「有能」「セクシー」「クール」「情熱」・・デキる男と腕時計は欠かせませんよね!
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