野球漫画のおすすめ紹介です。
WBCで日本が優勝して野球熱が盛り上がっている人は多いんじゃないでしょうか?
私もその一人!
子供の頃に野球に明け暮れて、バットとボールをもって駆けずり回っていたあの頃が懐かしいですよ。
そんな過去に置いてきたはずのあのときの「熱さ」を日本代表の試合で思い出させてもらったと言いますか・・・
でももう試合は終わってしまったんですよね。
なんとなく寂しい思いをしている中で、せめて野球の漫画でその思いを満たしたいなと。
ということでですな、今回はとくに私と同世代の「中高年世代」が熱中した、懐かしの野球漫画を紹介させてもらいますよ!
懐かしの野球漫画おすすめ5選
1:MAJOR
1994年から2010年まで少年サンデーに連載された人気マンガです。
主人公が子供の頃からプロの野球選手になるプロセスを、様々な人間ドラマと合わせながら描き綴る野球ドラマ長編といいましょうか。
今この野球マンガがすごく熱いんですよね。
というのも、主人公がメジャーリーガーになって活躍するくだりが、ダルビッシュ選手や大谷翔平選手を彷彿とさせるから。
しかも投手で同じですからね。
サイ・ヤング賞やクローザーとか、メジャーリーグ好きな人なら、かなりハマれる流れになっていますしね。
もちろんその前段階で主人公が幼稚園児の時代からコツコツと野球人生を送る壮大なストーリーが背景にあるからこそ、メジャーでの活躍が心に染みるというものなんですよ。
連載期間が20年に及ぶというのも、まるで一人の選手の成長をリアルタイムで感じ取れたのも、当時の読者の心を熱くさせたポイントだったと思います。
今は全巻一気読みできるので、連載当時の「リアルタイム感」は感じ取ることはできませんが、一人の熱い野球人の人生を手の中で感じ取れる嬉しさはありますね。
2・キャプテン
1972年から79年まで少年ジャンプで連載された野球漫画です。
子供の頃に初めて読んだ野球漫画で、地味な絵柄に地味なストーリーなんですが、妙にハマる魅力がありました。
というのも、主人公が等身大なんですよね。
才能のない人間が努力でチームを率いて「キャプテン」として試合に臨んでいく。
野球の描写も地味ですし、とくに大きな盛り上がりも少ないのですが、それでも引き込まれていく「日常の魅力」が詰まってるんです。
昭和の懐かしい風景が見れるのも良いですよね。
諦めない、夢に向かって頑張る!
シンプルですが、これぞ青春ですよ。
年を取ると、こういう熱さが無性に懐かしくなるんですよね~
野球の古典マンガの決定版ですよ。
3・プレイボール
「キャプテン」の外伝にあたる野球漫画です。
1973年から78年まで少年ジャンプで連載されています。
実はこのマンガ、まだ読んだことがないんです。
だから本当はここで紹介するのは気が引けるんですが、でも「自分が読みたい野球漫画」という形で取り上げさせてもらおうかなと。
あらすじは「前作でケガをして野球を諦めた中学生の主人公が、高校進学後も野球が諦めきれずに、再び野球部に入部し、様々な工夫と努力で自身とチームのマインドと技術を研鑽していき、大会で活躍する」というものになっています。
大筋は「キャプテン」と同じですね。
ここでもやっぱり「努力」「工夫」があるんです。
いくつかレビューを読んでみたんですが、一番気に入ったのが、
「内容自体は地味ながらも続きが気になる高校野球漫画。野球好きにはたまらない。ただ野球が好きじゃない人には全く刺さらないのかもしれない。ハマる人がハッキリ分かれる野球漫画」
ですね。
なので「キャプテン」が好きな人ならハマること間違いなしなようですね。
昔の漫画なので合う合わないもあるでしょうが、今の漫画にはない「地味さ」がジワリ感があると思いますし、何よりも野球について真面目に書いている点が野球好きにはグッとくるんでしょうね!
4:タッチ
1981年から86年まで少年サンデーで連載されていた青春野球漫画です。
このマンガが連載されたときはちょうど思春期まっさかりで、まさに登場人物の気持ちがよ~く分ったのが今でも心に残っている理由ですね。
物語は基本的にはラブストーリーなんですよ。
高校で野球に打ち込む双子の兄、和也と彼を愛するマネージャーの浅倉南。
弟の達也はひそかに南に憧れつつも、優秀な兄を想う彼女の気持ちを知り、諦めていました。
しかし和也が交通事故で亡くなったことで、達也は和也の「南を甲子園に連れて行く」夢を代わりに果たすことになります。
入部した野球部での新たな仲間との葛藤、読めない南の自分に対する気持ち、亡くなった兄の思いを実現したいという思い・・・
いや~青春ですよ。
絵柄が淡白なのが、生々しくなりがちな男女の関係を「爽やか」に仕上げているのも良いです。
野球の描写も素晴らしく、部員や達也の甲子園出場にかける熱い思いが伝わってきます。
恋と野球の2つの物語が並走する青春ストーリーとして、懐かしくも爽やかな気持ちにさせてくれますよ。
ルーキーズ
1998年から2003年まで少年ジャンプで連載されていた熱血野球漫画です。
実直で真面目な性格の川藤先生が、不良の吹き溜まりになっていた野球部の顧問になって、甲子園を目指す王道のスポ根ストーリーです。
作者が「ろくでなしブルース」の森田まさのりさんなので、絵に力があって描写もしっかりしています。
そして何よりも「青春」を強く感じさせてくれます。
主人公の先生は誠実が過ぎて、最初に職場で不真面目な先輩教師を殴ってケガを負わせ、その責任をとって退職するほどの性格。
曲がったことが大嫌いで、夢を持つ者を全力で応援し、持たない者には持つように熱く説得するほどですから、最初は野球部の不良たちに疎まれます。
でも少しずつその熱き心と真摯さが彼らの心を開き、かつては名門だった野球部を復活させるという展開に「心がやたらと熱く」なるんですよ。
いってみれば「スクールウォーズ」の野球版ですよね。
不良たちも個性豊かで根は悪くなく、更生して野球に打ち込んでいく姿は「スラムダンク」の三井を彷彿とさせてくれます。
登場人物の名前も「阪神タイガース」の選手やOBをモデルにしてるのも面白いですよね(作者がファンなんだと思います)
コミカルで熱くて涙もあって、読んでいるといつのまにか引き込まれて「胸が熱くなる」青春群像劇。
野球だけではない「忘れかけていた青春の輝き」を思い出したい人にぜひおすすめしたいですね。
まとめ
懐かしい野球漫画を5つ紹介させてもらいました。
どれも名作といえる作品で、今読んでも変わらず「心を熱く」させてくれる魅力に満ち溢れていると思います。
野球はチームプレイであり、誰かがダメでも、それをカバーしてチームみんなで前に進んでいく良さがあります。
良い意味で純粋さがあるんですよね。そしてそれがすごく眩しい。
社会に出て色んな経験をして精神のかさぶたが厚くなってくると、いつの間にか忘れてしまう「純粋な気持ち」。
それを思い出させてくれたのが、WBCでの白熱した試合と感動でしたし、今回紹介した野球漫画でもそれを感じ取ることができると思うのです。
野球ってこんなに奥が深いんだと。
ぜひまだ未読の人は読んで欲しいと思います。