ゴルフをプレイするひとなら、たとえそれがプロであれ、アマであれ、世界の名門コースと呼ばれるゴルフ場には一度は行ってみたいと思うものです。
ゴルフの母国イギリスの重厚で自然との調和に満たされたコース。
ゴルフの隆盛地アメリカの壮大で品格に溢れたコース。
どのゴルフ場もコースとしての出来栄えはもちろん、歴史や景観の素晴らしさにもゴルファーの心を捉えて離しませんよね。
今回はそんな英米の名門コースの中から、とくに「一生に一度は行ってみたいな」「こんなところでプレーしてみたい」と感じる5つを紹介していきます。
世界の名門ゴルフコースおすすめ5選
セントアンドリューズ・オールドコース【英国・スコットランド】
ゴルフ好きなら誰でも知っているゴルフの聖地です。
開場が1552年となっており、スコットランド・ファイフにある世界最古のゴルフ場になります。
このコース自体は、スコットランドの海岸に点在する古いゴルフ場「リンクスコース」の一つであり、ゴルフの発祥の地であると言われています。
伝説によると
「北海から絶えず吹き寄せる厳しい海風のために海岸線には岩も木々もなく、濃い塩分のために農地に適さない土地を生んだ。放牧にしか役立たないその土地で、羊飼いたちがウサギの巣穴に石ころを棒きれで入れ合った遊びが、ゴルフの起源といわれている」
とされ、まさに世界中のゴルファーの聖地にふさわしいコースであることが分かりますね。
実際にこのコースは全英オープン、全英女子オープンが何度も開催される名門コースであり、「100を超えるバンカー、2ホール共有のダブル・フェアウェイや2ホール共有のダブル・グリーン、芸術的にうねったフェアウェーとグリーン」が有名で、スコットランド独特の寂寥とした雰囲気も独特の風格を生み出しています。
私も過去に一度スコットランドを訪れたことがありますが、石畳の町並みで古都の重厚さに満ちた美しい街だったことを思い出します。
イギリス北部の海岸線は気候の厳しさが想像できますが、古都の風格と自然の荒々しさの中でプレーする時間は、きっと普段のコース巡りでは感じることのない「特別な時間」を得させてくれると確信しています。
ロイヤルドーノックゴルフクラブ【英国・スコットランド】
スコットランドに点在するゴルフコース「リンクス」の一つです。
開場は1600年代とされ、世界最古のゴルフ場の一つといっても差し支えないと思われます。
コースの代名詞とされる「北の至宝」の意味は、その圧倒的な景観の美しさにあります。
世界的ゴルファー、トム・ワトソンをして「5大陸屈指の自然の傑作」といわしめたゴルファーの憧れの地でもあるんですね。
初夏のコースには山吹色に輝いたハリエニシダの花々が咲き誇り、芝の緑と素晴らしいコントラストを生み出します。
スコットランド特有の低木植物、ドーノック湾を望む広々とした景観は、大自然の雄大さを肌で感じられる野性的な美しさを感じとることができます。
16、17,18番ホールに目に見えない難度があるとされ、数々のゴルファーをこのコースに挑もうとする誘惑の要素になっているとか。
北国の寂寥としつつも、自然と一体化した野性的なコースの美しさはぜひ一度味わってみたいと思いますね。
ぺブルビーチゴルフリンクス【米国西海岸】
アメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコの海岸線にあるゴルフコースです。
全米のゴルファーの憧れの地とされており、全米パブリックコースの中でも屈指の人気を誇っています。
西海岸に面したコースのため、自然の美しさは圧巻。
写真でも見ても俯瞰で眺めるコースの景観は、ビーチリゾートに来たのかと思うくらいに、リゾート感満載の気分が味わえそうですね。
実際にコースは世界有数のゴルフリゾート「ペブルビーチリゾート」にあって、ゴルフだけでなくリラクゼーションの場としても人気が高くなっています。
コースが開設されたのは意外に古く、1919年です。
ゴルフはイギリスやアイルランドの移民が米国に持ち込んだとされていて、その多くは欧州から船が行き着く大西洋側に集中していますが、このコースは西海岸の雄大な風景とゴルフコースがマッチングしており、これをもってもゴルフ文化が東海岸のものだけでないことを証明したといえます。
実際にこのコースほど海岸線を巧みに使った場所はないとされ「世界中のゴルフコースの奇跡」とさえ称されています。
また「各コースが天候によって、まったく別の顔を見せる」ということでも有名で、そこがまた海という移り気な母性と隣り合わせたコースの魅力といえるかもしれませんね。
パインハーストリゾート【米国東海岸】
アメリカ北東部のノースカロライナ州にあるゴルフコースです。
開場は1907年。
全米オープンが開催される由緒正しいゴルフコースでもあります。
このコースが有名になったのは、メジャー大会が開催されるというだけではなく、クラブハウスの美しさ。
コースの中でもとくに注目されるのはNo.2で、メジャー大会が開催されると同時に世界中のトップゴルファーが集まる場所でもあります。
そのプレーを眺めるために絶好の位置にあるのが、そのクラブハウスやデッキであり、建物やコース内に立っているパインの木(松の木)が独特の風情を醸し出しているということ。
ゴルフコースの「パインハースト」は松ぼっくりの英語名なので、まさにコースを彩る名わき役があちらこちらでプレーを眺めていることになりますね。
会員クラブなので基本的には会員以外はプレーできませんが、ホテル所有のゴルフコースということで、宿泊者はプレーが可能になっています。
私も是非一度、あのNo2コースでプレーしたり、デッキで他の人のプレーを眺めてみたいですね。
ポイプベイゴルフコース【米国ハワイ】
ハワイにあるゴルフコースです。
設立は1991年とかなり若いコースです。
このコースが有名になったのは、1994年に開催されたPGAグランドスラムのコースになったことから。
各メジャー(全英オープン、全米オープン、全米プロ、マスターズ)で優勝した選手だけで戦われる大会で、まさに精鋭中の精鋭を集めた同大会の開催に、ゴルフファンの心を熱くするにふさわしい場であったことは想像に難くないです。
このコースの魅力はなんといっても、その「トロピカルな景観」にあるのではないでしょうか。
抜けるような空と海の濃い青、ヤシの葉や木々の濃い緑、火山諸島を型作る岩肌の雰囲気など、いかにも「ハワイ」な景観のふもとにある緑のゴルフコースのコンビネーションは、いかにも「目の保養」にふさわしいリゾート感を醸し出してくれています。
さらに14番ホールのグリーンはポイプ湾の崖の上にあり、18番までの4ホールはすべて右手に海を眺めながらのホールになると言われています。
さらに海風も相当な強さのようで、ショットにもけっこうな影響が出てきそうですね。
プレーの困難さが想像に難くないコースですが、それ以上にハワイのトロピカルな自然の景観と人の手によって造成されたフェアウェイの美しさのコントラストが楽しみで仕方ありません。
崖の上から眺める太平洋の海なんて素敵すぎないですか?
格式あふれる英国のゴルフコースからは「人生」を感じますが、太平洋に面したゴルフコースからは「自由」が得られそうな、そんな気がしてなりません。
まとめ
人生で一度は行ってみたい世界の名門コースを5つ紹介させてもらいました。
今回の記事の参照元になったのは、伊集院静氏の著書「一生に一度旅してみたいゴルフコース」です。
本には22のコースが掲載されていて、それぞれに著者の思い出やコースの歴史などがエッセイ形式で描かれています。
この中で私も「行ってみたいなあ!」と強く感じたコースを選ばせてもらい、今回の記事の参考にさせてもらました。
ゴルフ場はそれだけでも自然との調和が成されていて美しいものですが、ロケーションが海岸沿いや山の中にあるため、よりその「旅感」が醸し出されます。
プロではないアマチュアゴルファーにとって、ゴルフ場に行くということはプレーだけではなく「余暇を楽しむ」目的があると思います。
なので、もしできることなら世界の名門クラブといわれているところで、歴史と風景を思う存分楽しみながら、気持よくプレーしてみたいなと前から感じていました。
著書はその思いを具体的にまとめるきっかけを与えてくれたと思います。
もしまだ未読であれば、皆さんも是非一度、氏の著書を読んでくださいね。
そしていつの日か世界の名門コースでばったり遭遇し、共に自然と歴史とゴルフを楽しみましょう!
Check!!