高校生の頃に見た「ハーレーダビッドソン&マルボロマン」という映画に憧れてアメリカンバイクを購入した話です。
映画はミッキーロークとドン・ジョンソンが共演していたアクションムービー。
主演の2人が乗っていたハーレーと出で立ちがものすごく格好良くて、見てすぐに「バイクが欲しい!」と強烈な印象を植え付けられました。
【ハーレー・ダビッドソン&マルボロマン】ミッキー・ロークがクールすぎる!
しばらくして大学生になって中型免許を取得し、当時出始めていたホンダのアメリカンバイク「V-twinマグナ250」をローンで購入しました。
本当は映画のようにハーレーダビッドソンを手に入れたかったのですが、大型免許を取らないといけないことと、お金が圧倒的になかったことで諦めざるを得ませんでした。
とはいっても、当時のニューモデルだったマグナも十分に格好良くて、映画のように上下の皮のつなぎを着て街中を疾走していたものです。
ということで前置きがずいぶん長くなりましたが、ここから私にバイクを買おうと思わせてくれたバイクや映画についての思いで話やマグナ250にまつわるあれこれを語っていきたいと思います。
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ロードムービーでアメリカンバイクに憧れた!
バイク乗りの中でもアメリカンバイク乗りは「見た目」をかなり重視します。
私もその一人で、もともとバイクを買おうと思ったのは先ほども述べたように「ハーレーダビッドソン&マルボロマン」を見てハーレーと主演の2人に憧れたからです。
とにかく見た目が格好いいの一言。
とくにミッキーロークの出で立ちが異常なくらいに私の感性を刺激してくれて、見た瞬間に「この格好良さを自分も味わいたい!あの格好であの髪型であのサングラスでアメリカンバイクに乗って町中を疾走したい!」と強烈に心に誓ったのでした。
この映画のロークの格好良さとバイクのクールさは私だけがそう感じたのではなくて、私の周りにいた友人同様でした。
中学を卒業して定時制高校に通いながら、10代ですでに働いていた友人は中型免許をすぐに取得し、ヤマハのビラーゴ250を購入して映画のようなチョッパー仕様にバリバリに改造していました。
またその見た目が異常に格好良くて、そのバイクに影響されて「俺もこんなバイクに絶対に乗ろう!」と固く心に誓ったものです。
彼と遊びに行くときによくバイクの後ろに載せてもらいましたが、とにかくよく目立ったので、周りからの視線を心地よく感じたものでした。
そんな「映画」「友人のバイク」に加えて最後の打撃になったのは、近所に置いてあったアメリカンバイクでした。
当時私は高校生で学校の帰りに毎日通っていた通行路の途中でアパートがあり、その駐輪場に置いてあったバイクにいつも見入っていました。
そのバイクはまさにアメリカンチョッパーでしたが、ハンドルが牛の角のようにカーブしたバリバリのチョッパータイプではなくて、もっとスムーズで丸みを帯びたクラシカルなスタイルのアメリカン仕様だったのです。
友人のバイクはどちらかといえば「尖って」いて、「ハーレーダビッドソン~」で主演のミッキーロークが乗っていたタイプというよりも、むしろ70年代のロードムービー「イージーライダー」でピーターフォンダらが乗っているスタイルに近い物でした。
私が欲しいと思っていたのは、ミッキーロークの乗っていたスムーズでドラッグレース仕様のアメリカンタイプだったので、その通学途中のアパートの駐輪場で停めてあったアメリカンがもっともそのイメージに近かったのです。
毎日通りながら「ええなあ」と眺めていて覚えたのが、そのバイクが「マグナ」という名前だったということ。車体のボディに銘打たれたエンブレムが数年後に私の愛車になろうとは、そのときはまさか思いもよりませんでした。
冬休みに教習所に通って中型二輪免許を取得!
それから数年後。
大学生になっていた私は、バイトで稼いで貯めた金をいよいよバイク乗りになるために使うことにしました。
その前年にそれまで付き合っていた彼女と別れた寂しさを紛らわすためと、長年の憧れを実現するための両方の思いが重なっていた流れでした。
通う予定の教習所が当時暮らしていた大学近くの下宿から遠かったこともあり、友人の家に泊めてもらいながら、およそ2週間の教習所通いが始まりました。
二輪の引き起こしから始まって、S字走行や急停止、細い道を走行する訓練、坂道発進などの教習を受けて、いくつかの単位を落としながらもなんとか仮免まで達成。
教習所内で知り合った同世代の教習生らとバイクについて語り合いながら、その後の1週間をなんとか乗り切って教習課程を卒業することができました。
それから地元の免許センターで筆記試験を受けて一発合格。
免許を無事取得することに成功しました。
ようやく長年の夢だった「バイク乗り」への一歩を踏み出したのです。
ローンで購入したホンダのVツインマグナ250!
免許を取得した後はいよいよバイク選びです。
当時はまだどのバイクにするのかを具体的に決めておらず、ただ漠然としたイメージだけがありました。
それはもちろん映画「ハーレーダビッドソン&マルボロマン」でミッキーロークが乗っていたハーレータイプのバイクです。
ただ本式のハーレーは高かったですし、大型免許が必要だったので、その時点では別のアメリカンバイクを探さざるを得ません。
当時は1994年頃で、ちょうどアメリカンバイクが全盛時。
街中でもよくアメリカンを乗っているバイカーを目にしていました。
そのときに一番人気だったのがホンダのスティード400です。
これは本当によく街中で見かけました。
スタイルもチョッパー風でしたし、それでいてハーレーのドラッグ仕様にも近い風貌があって、私もそれにしようかと迷ったものです。
ただ他の皆と一緒のバイクは嫌だという思いもあったので、それ以外のヤマハのビラーゴ、カワサキのエリミネーター、スズキのイントルーダーなども候補に挙げていました。
そんな中でちょうどニューモデルで発売し始めていたホンダの「Vツインマグナ」を知ったのです。
「マグナ!あの近所のアパートでよく見かけたバイクじゃないか!」
すぐにそう思いました。
ただバイク屋のパンフで見たそれは、高校時代に見たマグナとは少々違っています。
ニューモデルのマグナは250ccで少し小ぶりだったこと、車体はフラットでドラッグ仕様であること。
かつて見て憧れていたマグナは750ccで車高も高く、チョッパー形式で車体は反り気味だったのです。
格好良さから言えば断然、750タイプの大型マグナでしたが、当時の私が持っていた二輪免許が400ccまでしか乗れないタイプだったので、それ以上の大型バイクはあきらめざるを得ませんでした。
「このマグナも映画みたいに車高が低めだし、何よりボディのラインが流線型で格好いいな」
と思い、思案の末にVツインマグナ250を購入することに決めたのでした。
20歳の1月のことでした。
最初にバイクに憧れてから3年越しの夢の実現です。
まとめ
マグナを買おうと思った理由と、免許取得の話、購入に至るまでの体験談になります。
初めてバイクに乗った時は嬉しい反面、ドキドキもしましたね。
公道を走るのは初めてだったので緊張するんですよね。
このとき先輩に先導してもらったのは、今でも良い想い出ですよ。
ここからバイク乗り生活が始まるわけですが、続きは次回ということで。
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