80年代に活躍したイギリスのロックバンド「フォリナー」のヒットソングから「気になった英語フレーズ」シリーズです。
フォリナーは1976年にアメリカで結成したイギリス・アメリカの混合バンドで、メンバーの国籍が異なることから「Foreigner(外国人)」というバンド名になったといいます。
どちらも英語圏なので、非ネイティブの私からすれば同じ国みたいなものじゃないかと思ってしまうのですが、そこは米英の文化や英語の発音表現の違いもあるのでしょうね。
そんなフォリナーが1987年に放った「セイユーウィル」は、ハイトーンで力強いボーカルと感情に訴えかけるパワーバラードメロディでビルボードチャートの6位にまで上り詰めるヒットを飛ばします。
歌の良さもさることながら、その歌詞がなんともセクシーというか、何かを匂わせる表現になっていて、前からかなり気になっていたんですね。
ということで、今回は「気になる部分」の歌詞の英語表現と、日常会話に仕えるなというフレーズを取り上げていきたいと思います。
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歌詞全体の英語表現
まずは動画をご覧ください。
歌詞全体の意味になります。
これだけ見たら「ヤバいやつ」判定をしてしまいますよね(笑)
実際に歌詞を見ていくと、しょっぱなのフレーズからドストレートな表現が投げかけられていて「え?これは”アレ”をしたいってこと?」と目を丸くしてしまったほどです。
アルバムを購入したわけではないので、歌詞カードもなく、歌の深い意味を語ったインタビューや解説を見ずにこれからの英語フレーズ解説にいくので、あくまで私の感じた英語の解釈で進ませてもらうことをご了承ください(ひょっとしたら、本当は別の意味があるかもしれないので)
英語表現「するのか?しないのか?」
原文では「Say you will, say you won't~」「Say you do, say you don't~」となっています。
冒頭のSayは「言う」という動詞で、動詞が最初にきているということは「~しなさい」とか「~してくれ」という強めのニュアンスになります。
続く「you will」「you do」は「あなたは~するだろう」「あなたは~する」の2つの意味。
何の心を決めるのか、するのか、というのは、続く英文で示されています(次に説明します)
say you will(~するつもりだって言ってくれ)
say you won't(~するつもりではないって言ってくれ)
say you do(~すると言ってくれ)
say you don't(~しないって言ってくれ)
という感じですね!
英語表現「心を決める、答えを出す」
前の「say you will, say you won't」の続きです。
原文では「make up your mind tonight」。
お決まりのフレーズで、
という意味ですね。
~の部分に「人の代名詞」がきます(my、your、his、her、thierなど)
さらに歌詞では「tonight(今夜)」「this time(今この時)がついているので、「今夜心を決めてくれ、答えを出してくれ」「今心を決めてくれ、答えを出してくれ」となります。
英語表現「~のものになる」
前の文の「say you do, say you don't」の続きです。
原文では「want to be mine」「will be mine」。
mineは「私のもの」という意味で、前に「be」(~になる)がつくので
となります。
mineの使い方は他の人称代名詞にも応用できます。
全体的にはこんな感じです。
mine:私のもの
yours:あなたのもの
his:彼のもの
hers:彼女のもの
ours:私たちのもの
thiers:彼らのもの
Mary's:メアリーのもの
Michale's:マイケルのもの
want toは「~したい」、willは「~するだろう」なので、
俺のものになりたいのか、そうでないのか言ってくれ
今夜俺のものになるのか、そうならないのか言ってくれ
が訳ですかね。かなり男らしいというか、今の時代だとセクハラ一歩手前のヤバめの歌詞だと思いますよ(笑)
英語表現「~するのが怖い」
原文では「scared to open my eyes」。
目を開けるのが怖い、の意味です。
~するのが怖いのフレーズとしては「scared to~」。
こんな感じですね↓
I am scared to eat this=私はこれを食べるのが怖い
You are scared to look at me=あなたは私を見るのを怖がっている
He was scared to meet me=彼は私と会うのを怖がっている
She is scared to wear the cloth=彼女はその服を着るのを怖がっている
英語表現「ハマる」
原文では「I'm in too deep」です。
「I am in~」で「私は~という状態になっている」となるので、どんな状態になっているのかというと「deep」(深み)、どれだけ「深み」なのかというと、直前の「too」(とても)になるので、
になりますね。
この「I'm in」は色んな表現に応用できるので、覚えてしまうと言い回しのバリエーションが広がります。
I'm in trouble now=今、揉めてるところ
You are in love with her=君は彼女に惚れてるね
He is always in high emotion when doing this=彼はこれを行うときは、いつもハイテンションになる
She is in the project=彼女はそのプロジェクトに参加している
英語表現「お手上げ状態」
原文では「I'm in over my head this time」です。
これは慣用句なので簡単です。
となります。
~の部分は「人の代名詞」が来る感じですね。
You are in over your head
=あなたはお手上げ状態だね
He is in over his head
=彼には無理です
She is in over her head
=彼女のキャパを越えています
They are in over their head
=彼らはお手上げ状態だ
We are in over our head
私たちの手には負えない
英語表現「~から追い出せない」
原文では「Can't get you out of my mind」です。
英文のポイントは「get out of~」(~から出る)。
get の次に「誰か」「もの」を入れることで「~を出す」のニュアンスになります。
英文を分解してみると、
Can't :~できない
get you out of:君を追い出す
my mind:私の心
⇒君の存在を心の中ら追い出すことはできない
となりますね。
英語表現「どんなに~しても(無理だ)」
原文では「no matter how hard I try」です。
分解すると
No matter=どんなに~しても
how hard=一生懸命に
I try=頑張る
になりますね。
はっきりと言い切っているわけではないですが、意味的には「無理だ」になるフレーズです。
No matterが慣用句的に使われていて、続きに「how、what、where」などの接続詞がつながってきます。
例文で見てみましょう。
No matter how much you're paid for=どんなにお金を払ったとしても
No matter what you get involved in the problem=どんなに君がその問題に関わったとしても
No matter where she goes=たとえ彼女がどこに行こうとも
No matter~の文章単体でも行けますし、ほかの英文を付け足して「どんなに~しても(無理だ)。なぜならそれは~」という形にしてもOKだと思います。
No matter~だけなら、「どんなに~しても・・・」という感じで「無理だ」感を言外に含ませる感じで使うと良いと思いますね。
まとめ
英語歌詞の量はそこまで多くはないのですが、その中でも会話に使えそうなフレーズがけっこうあったと思います。
言い回し自体が簡単なものばかりなので、他の言い方に応用できるのが高ポイントですね。
心揺さぶられるロックバラードの名曲!フォリナー「Say you will」
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