レバノン人の父とシリアとアメリカンインディアンのチェロキー族の系統の母を持つ、どことなくエキゾチックな風貌のアメリカンアイドル。
同時期にデビューしたデビーギブソンと人気を二分し、どちらがタイプかによって恋愛嗜好や異性趣味、さらには将来の結婚相手の分析など、学校内で様々な議論が成されたことが今となっては懐かしい。
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ストーリー
もともとはカントリー歌手を目指していたようでしたが、レコード会社との話し合いにより、当初はポップ路線を進むことに。
そして1987年にデビューアルバム「ティファニー」からのシングルカット「I think we're alone now」がビルボードチャートの一位になり、一躍トップスターに躍り出ます。
youtu.beその後も「could've been」「I saw him standing there」「all this time」などのシングルヒットを出しますが、1989年前後に有名なファン乗っ取られ事件が起こり、人気が一気に下降します(当時売出し中だったニューキッズオンザブロックを自らのコンサートの前座に出して、逆に彼らの人気が爆発。ツアー中にティファニーが前座になるという事態になる)
続けてリリースしたセカンド、サードアルバムも売れ行きが思うように伸びず、いったんは表舞台から姿を消すことになるのでした。
2002年にプレイボーイ誌のヌードグラビアとして登場、「どんなに頑張っても14歳のときの私のイメージでしか見られない」として起死回生の露出を見せましたが、これがレコードセールスにつながることはありませんでした・・・・・
しかし歌も踊りもあきらめることなく、ティファニーは不屈の闘志でクラブツアーを地道に敢行、2005年を境に徐々に復活の兆しが見え始めます。
その年に出した「Dust Off And Dance」が、JPF(just plain folf music organization)の 2006年ベスト・ダンスCD・オブ・ザ・イヤーを受賞。
2007年に「ハイヤー」(シングル曲)がビルボードのダンスクラブミュージック・チャートで見事一位を獲得。ビルボードチャートの一位獲得は、彼女がデビューした89年以来のことになります。
2008年から女優としての活動も始め、2011年にかつてライバルだったデビー・ギブソンと「メガ・パイソンVSギガント・ゲイター」で共演。
2012年にはテネシーで自身のビンテージストア「ティファニーズ・ブティック」を開き、翌年2013年にイーストナッシュビルで2号店をオープンした模様です。(2016年3月現在ホームページ閉鎖中)
これからのティファニー
どちらかといえばセクシー系のティファニーよりも、可愛げのあるデビーの方が好みだったですねえ。
歌に関しては、カントリーを基礎に持つティファニーのほうが、より印象に残ったように思います。
とくにこの「I think alone now」は、今でも素で歌える自信があるほど覚えまくったな~。
それにしても不遇な時でもめげることなく、ずっと歌の世界で生き続けてきた彼女の気合と根性は本当に見上げたものだと思います。
普通は一発屋として消えて行ってもおかしくない初期の彼女の軌跡でしたが、絶え間ない努力と活動のおかげでついに再び陽の目を見たということなのでしょうね。
これからも80年代ビルボードサバイバーとして、長くエンターテイメントの世界で生き続けていってほしいものです。
ティファニー最新情報 【2018~】
2018年に10枚目のアルバム「 Pieces of Me」をリリースしています。
さらに2019年にアメリカ国内でツアーを敢行。
ウィキ情報では「2020年3月まで」と書かれていましたが、実際には米国内で新型コロナ感染が広まっている状況なので、どこまで開催を継続できたかの詳細は分かりません。
一方で2019年に往年のヒット曲「I think we're alone now」をロックカバーして、熟成した大人のティファニーの魅力を披露しているというパワフルさ!
さすがに10代のあの曲を以前と同じようなスタイルで歌上げるのはどうかなと思いましたが、動画を見てみると、前よりもパンチが効いてる感じがして、これはこれでかなりありだなと感じましたね。
もともとライバルだったデビーギブソンと比べてロックな雰囲気があったので、ロック好きな自分としては今後もこの路線を継続してほしいなと。
ぜひ次は「Could've been」のロックバラードバージョンを歌い上げて欲しいですよ!