ノーダウトを知ったのは、1996年あたりのことで、いつも寄っていた市内のバージンメガストアでCDを物色していたときに「Tragic Kingdom」見つけたのが初めてだった。
パッケージの明るさに目を引かれたのと、ポーズをつけている女性の美しさに目を奪われた同時複数攻撃でCDを取らざるをえなくなった私は、それが試聴できることを手元のイヤホンで確認すると、すぐにスイッチを押した。
・・・・・やるじゃないか
心震えた瞬間。
5分後、メガストア印の袋を下げて、エレベーターで一人ほくそ笑む私がいた・・・
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ノーダウトの印象
当時は今と違ってデジタルミュージックなどが普及しておらず、ましてやネットで音楽動画が見れる時代でもなかったので、CDが唯一の音源獲得手段だった。
洋楽に一番ハマっていたこの頃は、とにかく色んなCDを物色しては買い求めていて、その選定方法はもっぱら試聴イヤホンによるものでございましたねえ。
気になるCDを手にとって、それが試聴可能なものだと知ると、すぐにイヤホンリスニング、試聴できないものだと、これは完全に勘と財布の具合だけが頼りだったが、けっこう直観の鋭い私はこの方法で失敗した記憶はあまりないです。(いまだとネットでチェックして買うかどうか決められるけどね)
ノーダウトの場合はCD即買いだったわけだが、一聴して得た感触は『女性ボーカルの歌い方と、バックのよれた演奏がいい味を出している』ということ。
youtu.beブックレットに写るボーカルのルックスも弾けてて好きだったし、じっくり眺めるとかなりの美人なので、ますます気にってしまった。
他のメンバーのルックスもグリーンデイのようない出立ちで、ちょっとパンクがかっているところなんか、悪くないねという感じだったです。
しかし即買いの宿命なのか、それとも単に私が飽き性だったためか、このCDを買った後に二度とバンドの音楽を聞くことはなかったのである。
今と違ってググる手段がなく、雑誌以外に調べる方法もなかったから、CDで得られる情報以上のものは手に入らなかったし、興味も湧かなかったからかもしれない。
ということは!
このバンドの事を改めて調べたのは、実は今日が初めてということになりますのです、はい!
およそ20年数年ぶりの再会。
ひさしぶりだね、ノーダウト。
というか、もちろん当時買ったCDなんか、当の昔に中古屋に売っ払ってしまって、手元にはミジンコも形跡はない。
それでも久しぶりにyoutubeで当時のCDに収録されてた曲を聞くと、たちまちに記憶がよみがえってくるから、音楽の力というものは偉大である。
バンドの経歴とかマドンナの件とか
1986年にジョン・スペンスとエリック・ステファニーらによって結成される。
後に加入したエリックの妹のグウェン・ステファニーがボーカルを取るようになり、現在のノーダウトの編成になる。
音楽の特徴は主にスカ・パンク、レゲエ・フュージョン、パンクロック、ニューウェイブ。
デビューアルバムと続くセカンドの売り上げは芳しくなかったが、レコード会社を移籍して製作したサードアルバム「トラジック・キングダム」が大当たりし、97年には新人部門とベストロックアルバム部門の2つでグラミー賞を獲得した。
その後も精力的にアルバムリリースとツアーを続け、現在まで3300万枚のアルバムセールスを成し遂げるに至った。
さてこのバンドの最大の華といえば、なんといってもボーカルのステファニーで、彼女の派手なパフォーマンスと独特の歌い方、そしてその美貌がなければ、バンドは単なるスカバンドの一つとしてカリフォルニアのローカルクラブで静かな余生を送っていたことでしょう。
彼女はバンドが成功してすぐに、ソロ・アーティストとして活動を始め、これまでに2枚のアルバムをリリース。 女優としても活躍し、ディカプリオ主演の「アビエイター」(2004年)ではジーン・ハーロウ役で出演しています。
また大の日本好きでも有名で、自身のファッションブランドでも日本語をイメージしたファッションを発表。 東日本大震災の際には支援のためのチャリティーイベントを開き、収益金を寄付したというから泣かせてくれます。
ステファニーの美貌とスタイルの良さはつとに有名ですが、メイクやファッションをからめると、なんともいえずパンキッシュな雰囲気を醸し出しているところが最大の魅力と言えますね。
まとめ
パンクと言えばピンクを思い出してしまいますが、ピンク姐さんはどちらかといえば、完全に下町のヤンキー姉ちゃん。
ステファニーは良く見ると正統派美人なために、何を着ても様になるところが、ジャージ&うんこ座りがベストマッチのUSリアルヤンキーとは一味もふた味も違うわよ!的な感じですかね。
そんなステファニーのアーティストとしてのスタイルはマドンナに影響を受けていると言われていますが、実際にマドンナはステファニーの遠い親戚にあたるようで、同じイタリア系の血筋を持つ両親(同じ両親という意味ではないよ!)から生まれたことで、このような奇妙な縁が出来上がったのでしょう。
こういった感じでノーダウトの懐かしのあれこれや現在のあれやほれやを書いてると、なんだか無性にバンドの音楽を聞きたくなってきましたね!