ガンズ記事を書こうと思ってパソコンを開いたところ、ボブ・ディランがノーベル文学賞を受賞したというニュースを知って驚いた。
ボブ・ディランといえば、つぶやきシロ―的につぶやきソングを歌う寡黙なつぶやきフォークシンガーというイメージがあるが、ガンズファンの自分の中では「天国の扉」(ノッキンオン・ヘヴンズ・ドア)のオリジナル作曲者という印象が最も強い。
⇒ボブ・ディランの名曲をガンズ・アンド・ローゼズがカバー! 「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア 」 (Knockin' on heaven's door)
ガンズの作るバラードロックとは一味違う、明るい曲調ながらも少しもの悲しさが漂う独特の雰囲気に「侘び・寂び」を感じ取ることができ、かなりフェイバリットな曲の一つだった。
ライブでは定番だったこの曲を、来年のガンズ来日公演でも再び聞くことができるのだろうか?
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迫る来日ライブに備えて聞きこむべし!
来日公演といえば、正式に発表されたのが今年の8月。
【ガンズ・アンド・ローゼズ】来日公演が決定!そして・・・
気が付けば9月にライブチケット前売りがあり、あっという間に10月に入って、その10月もはや中旬を過ぎて下旬に入ろうとしている。
来日公演は来年の1月下旬なので、残すところ3か月少々。
師走なんてあっという間に通り過ぎるものだから、この3か月も瞬く間に過ぎていくのだろう。
そうなれば遅い。
そうなったら遅すぎる。
そうだとしたら遅すぎるわピーコ!!
わけもなくそんな意味不明な焦燥感に駆られながら、私はある一つの結論に達した。
そう、それは。
ライブまでこのブログでガンズの曲を全て紹介するしかない、ということだ。
ガンズのライブといえば、やはりこの一曲!
先ほどは全部といってしまいましたが、公私ともに超多忙を究める今の立場では(90%が”私”のほう)100近い数のガンズナンバー全てを取り上げるには、あまりにもやる気がナッシングですので、どうかライブでよく使われる曲に限定させてください。
ということで、今日はその第一弾、「ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル」。
1987年ファーストアルバム「アペタイト・フォー・ディストラクション」からのシングル第二弾。
ビルボードヒットチャートで7位、UKチャートで24位を記録。
最初にこの曲を耳にしたのが、当時よく聴いていたFM-NHKで放映されていた「アメリカントップ40」というラジオ番組から。
やたらと甲高い叫び声を連発する強烈なロックナンバーを聴いて「なんかすごいなこれ。でもジャングルの雰囲気は出てるよ」ぐらいの印象しかなかった。
当時はロックよりもポップス命の洋楽リスナーだったので、ガンズのようなハードコアなロックはいまいちピンとこなかったのだ。
その後、MTVでも彼らのPVが紹介されていたが、ボーカルのアクセルのルックスとか声よりも、スラッシュの帽子とか長い黒髪に隠れて見えない両目の不気味さがとにかくインパクトが強烈で、初期ガンズの「ソリッドでアグレッシブ」なイメージはこの時のスラッシュによって出来あがったといっても過言ではない。
高校生になってロックに目覚めて、その流れでガンズにもハマるわけだが、そのときに聞いた「ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル」は数年前に聞いたときよりも、なぜかもっとアグレッシブになっているように感じた。
なぜだろうか?
それはたぶん自分が学校というジャングルの中で生死をかけてサバイバルしてたからだろう(言い過ぎです)
そんなウェルカム・トゥ・ザ・ジャングルは、まさに都会というジャングルについて熱く歌った曲。
曲の由来は、スラッシュが実家で何気なく弾いていたリフを、当時スラッシュの家に居候していたアクセルがそれを聞いて気に入ったことが源流になっているという。
そこにダフの編曲も加わり、約3時間で書き上げた。
歌詞のインスピレーションは、アクセルと友人が若い時にニューヨークを訪れてバスを降りたときに出会ったホームレスの親父が言った言葉から得たとか。
この曲が始まる前にライブでアクセルがよくMCで使うセリフだが、まさかホームレスのおっさんがオリジナルだったとは知らなかった。
けっこう格好いいセリフを吐くじゃねえか、むこうのホームレス親父は。
ダーティーハリーとガンズ・アンド・ローゼズ
ちなみのこの曲は『ダーティーハリー5』で使われて、バンドも端役で少しだけ出演しているのが見れる。
バンドメンバー(アクセルは手前)
拡大
ごく普通に写り込んでる。
映画の中でもほんの一瞬だった。
それでもファンとしては貴重なショットだ。
興味のある方は、ぜひ一度この作品をご覧頂きたい。
公式PVではバスから降りるアクセルは、まさにイジーを追ってロスにやってきたときの彼自身を再現したのだろう。
バス停で待つ男は、実際に売人だったイジーそのものじゃないか。
まさにロスという街のジャングルならではの光景だ。
<歌詞超要約>
ジャングルへようこそ
欲しいものは何でも手に入れられる夢の場所
けど気を抜いたら終わりだぜ
何かを欲しけりゃ代償が必要なのさ